春に日本から北に帰り、シベリア当たりで繁殖を済ませた渡り鳥達がまた帰ってくる季節になった。
今朝は7~8度の気温だったが、7時半に庭に出て仕事を始めようとしていたら、懐かしい聞き覚えがある鳥の鳴き声で空を見た。真っ青の空の中を60羽ほどのV字型になった群れが一団、南に向かって飛んでいた。まもなくもう一団が来た。
かなり上空なのではっきりとは鳥の姿は分からないが、確かに北国から帰ってきたのだ。この群れの中には、今春誕生した若鳥も沢山居ることだろう。朝夕、急に寒くなったはずだ。
これからはしばらく、毎日のように鳴き交わす声に続いてV字の群れで飛ぶ姿が見られるだろう。自然の摂理に従って毎年何千キロも渡る渡り鳥のたくましい姿は、私には神々しくも見える。
話は変わるが、前に1羽の「カササギ」の写真を撮って記事にしたが、それ以来つがいを見つけることができなかったので心配していた。
一昨日、前にも見かけた近所の公園を通ると、高い木の頂上で鳴いている1羽の「カササギ」を見つけた。もう一羽居ないだろうかと探すと、30mほども離れた高い木の上で鳴き交わすもう一羽の「カササギ」を見つけた。2羽とも元気で居たのだ。本当に良かった。このつがいは、今年の冬もこのあたりで冬越しをするのだろう。