前回の記事に寄せられた「お節料理」に関するIさんのコメントに、今、こんな返信をした。
「新年の家族へ供した食事は、我ながら頑張ったなと思います。一人なら、ある材料で簡単に済ませば十分だと思いますよ。
マア、私にすれば、調理は科学実験みたいなものなんです。 上手く出来上がれば「良かった」。 できなくても「今度はこうして見よう」と反省すれば良いのです。 だからIさんが思うように、そんなに大変ではありません。
ところで北海道は、江戸時代から明治にかけて、主に本州の関西から日本海を航行していた「北前舟」を相手に、豊漁だったニシンや美味しい昆布を交易して繁栄した歴史があります。一方近代になると、明日は何が起こるか分からない危険な漁業や鉱山で働く労働者が多かったので、年末年始の祝い膳は、国内でも5本の指に入るぐらい豪勢に用意する風習ができたのではないかと思います。そしてその風習が、今もそのまま残っています。
なので、北海道の主婦の多くは、正月の大晦日と元旦には、今も大変な「御節料理」作りをするのですが、最近は市販や仕出しの「御節料理」を利用する家も、多いそうですよ。
市販品は手軽だけれど塩分が高いし、防腐剤なども入っているので、私はほとんど買いません。 私が買うのは材料だけで、後は自分で50年近く調理して来ました。 」(文の一部を手直しした)
昨年までは「茶碗蒸し」や「伊達巻」なども作っていたが、今年は簡素化して、家族が好きな「すき焼き」や「おでん」「魚介類の鍋」などを取り入れてみた。
また、友人達から届けられた「餅」や「漬物」も、食卓を飾ってくれて有りがたかった。
一方、北海道の良いところは、「冬は屋内以外は、どこでも冷凍庫になる事」だ。
私は物置に発泡スチロールの箱を置き、その中で肉類、魚類、冷凍食品などを冷凍保存していて、今年も北海道に住んでいる事に感謝した。
ただし、今年の12月は暖冬で、物置に「白菜の漬物」樽を置いておいたが、何度か凍ったり溶けたりしたらしく、白菜から水分が抜け、瑞々しさが少なくなってしまって残念だった。
現在住んでいる石狩地方は、北海道の中では気温が中位の場所だ。しかし、更に寒さが厳しい地域に住んでいた時は、お年寄りの女性達は晩秋に獲れる生の秋鮭で「イズシ」を作っていた。しかし、初めて食べようとする時は、まず猫に食べさせると聞いた。猛毒の「ボツリヌス菌」が恐ろしいからだ。
今も市販で「イズシ」は売られているが、致死率が高い「ボツリヌス菌」が繁殖しないように、市販品には必ず「殺菌料」や「防腐剤」が使用されている。私はその添加物が嫌で、買う事はまずない。
また、その他の加工食品も「保存料」「殺菌料」「合成甘味料」「合成着色料」「合成香料」他の「食品添加物」が、普通に何種類も入っている。
私が前に読んだ本では、日本で許可されている「食品添加物」の種類は約300種類。次いで2番目に許可数が多い国の2倍以上の数だった。つまり、世界中でどこの国も「発がん性がある」などの理由で禁止している「食品添加物」を、私達日本人は170種類も、様々な加工食品から日常的に体内に取り入れているのだ。
しかも「食品添加物」の有毒性は、「発がん性」「急性毒性」「慢性毒性」「催奇形性」などの項目について、1種類ごとには検査がされているというが、多種類を取り続けた場合の「相乗効果毒性」については、全く検査がされていないというのだ。
加えて保存性を高めるため「塩分」も高いものが多い。
「癌サバイバー」であり「高血圧」の薬を飲んでいる私は、発がん性のある添加物や高血圧患者に悪い成分は、できるだけ摂取しないようにして来た。また、無農薬に近い野菜を栽培する努力もして来た。
だから「お節料理」も、多少見た目や味が不十分でも、「自分の力でできる料理を材料から調理すれば、それが一番良い」というのが、私のやり方なのである。
常に前向きに生きている点だと思いました。
計画して実行していく。
今年の抱負、健康保持 庭仕事
野菜作り そして海外旅行・・・胸に響いてきます。
正月の5日、実家の父が入院して姉妹で看病見守りの時になり気持ちが揺れています。ソナタさんのブログに勇気を貰い、私も前向きに歩いていきます!
ありがとうございます
私のブログに多大な評価を戴いたようです。感謝しますが、反面でとても気恥ずかしいです。
お父様が入院されたとか…。
ご高齢で先が見通せないのでしょうか。心配ですね。
看病は大変でしょうが、どうか気をしっかり持って、お父様と向き合い、寄り添っていただきたいです。
ブログは無理をせず、息抜きに書いたら如何ですか。
お体を大切にね。