台湾で1番印象的だったのは、歴史ある仏教・道教寺院「龍山寺」で見た光景だ。
「龍山寺」は、台北市で最古の1738年に建立された寺院である。
丁度その日はお釈迦様の誕生日ということで、黄色い提灯で飾られた余り広くない境内は、お参りをする大勢の人でごった返していた。
長さ40cmはある線香に人々が次々と火を点けて幾つかの焚き台に差すのだが、台から立ち上がる大量の煙に、私は目と喉を刺激されてむせ返り、苦しかった。線香は1本よりも2~3本の方がご利益があるらしい。
供え物を置く台も用意されていて、その上には各自が持参したお供えが平ざるに載せてある。大根、団子風の物、菓子類、果物類、飲み物などだ。
そしてその横に願い事と名前を書いた紙も置いてあった。時期的に就職や受験の合格祈願が目立った。
ガイドの説明では、お供えは帰る時に持ち帰るのが原則なのだという。
どうしてこんなに沢山の人達が、真剣な表情でお願いに来るのだろうと不思議な気がした。「苦しい時の神頼み」と良く言われるが、それにしてもすごい。
この古い寺が、未だに国際的には身分が安定していない台湾人の心の依り所なのかも知れないと思ったのは、間違いだろうか。
最新の画像[もっと見る]
-
我が家のベランダは猫の通り道 3日前
-
預かった木綿のスカートを夏の7分袖シャツにリフォームする 1週間前
-
ダイニングの「シーリングライト」を取り替える 2週間前
-
ズボン5本の裾を短く直して届けた。 2週間前
-
初めて和服のリフォームに取り組む 2週間前
-
風呂敷から買い物袋を作る 3週間前
-
2025年新年を迎えて 2ヶ月前
-
今年も届いたお餅 2ヶ月前
-
娘から歳暮が届く 2ヶ月前
-
娘から歳暮が届く 2ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます