台湾人の不安感を少し知った。
それは台北に戻ってから「中正紀念堂」に行って、ガイドの話を聞いた時に感じたものだ。
ここは、故蒋介石総統を偲ぶ目的で27年前に高い位置に建てられた壮大な建造物で、中に蒋介石の巨大な坐像が置かれ、衛兵が左右で守っている所だ。蒋介石の名が「中正」なので最近まで「中正紀念堂」とされている所だ。
その周りにはコンサートホ-ルや京劇のオペラハウスを有する蒋介石記念公園となっている。
入り口の高い場所に掲げられている「台湾民主記念館」の額縁をガイドは説明しながら、「この中の民主の字が無くなれば、台湾は再び個人の独裁政権になりますから、なくなって欲しくないです。」と言った。
台湾に古くから住んでいた人たちにとっては、第2次世界大戦終結後、国共内戦が起こって、敗れた蒋介石率いる多くの軍隊が1949年にやって来てから、彼らに虐殺や弾圧された歴史があるらしい。
何と戒厳令も1987年まで敷かれていたという。
蒋介石とその息子が死んだ1988年、初めて副総裁だった台湾人の李登輝が総裁に就任してから、少しずつ民主化政策が行われるようになったらしい。
ガイドが私たちに何度も「台湾は今、自由の土地です。」と言っていたのが印象に残った。
民主紀念館から町を見た写真
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