この所、風が強く気温が低い日が続いている。
しかし、月末には農園の植え付けをしようと思っているので、農協の資材部に種芋を買いに行った。
昨年は4種類の芋を植え付けたが、6月の日照不足と低温で疫病が出たため、ほぼ全滅した。しかし、そんな中でも1種類だけが病気に強く、まあまあ収穫できたのだ。
今年の長期予報でも7月は低温らしい。そこで今年は、体験上知ったその芋を植える事にしたいのだ。
6~7種類売っていたが、私が欲しいのが無い。
聞いてみると、「同じ農協でも、それぞれの立地環境によって置く商品が異なる。」と言われた。
求める種芋は、さらに7km程離れた別の店舗にあると言われて、納得した。
その店は、農園に行く途中にあるので、植え付けの日に寄ることに決めた。
次に、ホームセンターに向った。
寒風の中、すでに外では様々な種類の花と野菜の苗や苗木が売られていた。
クリスマスローズの苗の傍に居たら、年配のご夫婦らしき人達がやって来た。
「この白い方、買おうか。」と男性が女性に言った。すると女性は、「そんな小苗なら、花が咲く前に死んでしまうよ。」と言い返したのだ。
確かにクリスマスローズは、根が成育して花が咲くようになるまで3年ほどかかる。否定された男性は黙ってそこを離れた。
今度は私は店内に入り、春植え球根の売り場に行った。
すると、私と同世代らしき女性から声をかけられた。
「チューリップの球根が見当たらないけど、何時植えたらいいのですか。」と言うのだ。
「秋になると売り出されます。私の場合は、10月に植えます。」と答えた。
さらに聞くと、昨秋ポットに植えたチューリップが、まだ芽を出さないので、植え直したかったらしい。
それで、どの位の深さに植えたかを聞いた。
大きな深いポットの底に植えたというのだ。多分、土の下20cm位に植えたようだ。
私は、「普通、球根類は球根の高さの3倍の深さに植えるといいようですよ。チューリップなら5~6cmの深さかな。それより深く植えたなら、今年は寒いから、芽が土の上に届くのに時間が掛かっているのかも知れないですね。土をそっと除けて見ては?」と話した。
また、彼女は百合が好きだといい、既に芽が出ているバーゲンの球根を買って植えたいと言う。
私は、「百合は秋に植える方が良いけれど、既に出かかっている芽を傷つけないようにして植えるなら大丈夫かも知れないです。でも百合は球根の上に根ができるから、球根は10cm程深く埋めた方が良いですよ。」と話した。
彼女は納得して、その球根を買う事にしたが、別れ際、「いろいろ教えてくれて有難う。本を書いても良いくらい詳しいですね。」と言われた。
私は、色々な人がいるなと思いながら、宿根草のオキナ草2色とバラの小苗1本、長さ10mの農業用不織布とその押さえを買ってから帰宅した。
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私も昨年の今頃は、種苗店に行って、野菜苗を物色していました。迷っている私を見て、こっちのトマトの方が育てやすいよとか、このキューリは美味しいとか教えてくださる人もいました。同じように家庭菜園をやっている人の意見は参考になりますねー。
今年は、夏野菜はあきらめることにしました。
ホント、sonataさんはお詳しいですね。
その方が感心するのも頷けます。
私はいつもお店の方を質問攻めにしてますが、なかなか上手くいかないことが多いです。
何度挑戦してもダメなのは山椒。何故なんだろう?
sonataさんのような詳しい人がいると、買う側も安心できるし。こういう知識はある年長者の雇用機会にもなると思うんですが。企業の成長や売上拡大に繋がると思うな。若い人だけ採用するんじゃなくてね。
やはり色々とアドバイスをしてくれた人がいるんですね。
また、私達が野菜や花を育てるのは自分の楽しみのためだから、決して無理することないです。
夏になったら秋野菜を植えられるかも知れないし、来春の楽しみに残して置くこともできます。庭は決してなくならないから‥
あばたさん、こんにちは。
この4年間、ガーデニングの講習を受けたり、100冊以上の本を読んだり、私なりに勉強しましたよ。
でも、私の庭はそれらとは環境や土が違うかも知れないので、結局は自分で試行錯誤するしかありません。そこが辛いところでもあり、また楽しみなところでもあるのですが。
山椒で苦労しているんですか。こちらでは植えないので分りませんが、その内、あばたさんの庭に適した植え方が分るようになるかと思います。
lastsmileさん、こんにちは。
確かに地域の植物栽培の相談役が求められます。農協では職員がその役を担っていますが、ホームセンターでは1人いるかどうかなので、忙しそうで相談できません。
私は3年前から地元のNPO栽培講習会のメンバーです。講師は農業試験場の元場長がボランテアで引き受けてくれて、何にでも答えてくれます。