花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

韓国済州島③観光地としての済州島(1)

2008年04月07日 | 海外旅行「韓国」

 済州島には世界自然遺産が二つある。
 ひとつは①に書いた巨大溶岩洞窟の「萬丈窟」である。もうひとつは済州島の東端に位置する「城山日出峰」だ。その他、主な観光場所を紹介したい。
 
 【世界自然遺産・城山日出峰】
 風光明媚な海岸を島の東端に突き出た火山「城山」から見る日の出の眺めが素晴らしい所だそうである。
 私達が訪れた時間は午前10時を過ぎていたが、50分の自由時間を与えられた。
 他の健脚者と一緒に私も182mの頂上を目指して階段を上って行った。私は何度も息が切れ、休み休み登った。中学生や高校生の遠足とぶつかったらしく、狭い階段で彼らの群とすれ違いながら昇降した。数えたら階段の数は全部で634段もあった。たっぷり汗をかき、疲れ果てた。
  

 【ソプチコジのオールイン記念館】
 城山日出峰のすぐ南に位置する岬がドラマ「オールイン」のロケ地だが、それを記念してドラマに登場した修道院が素敵に再現されていた。協会も本物らしく作られていて、ひょっとしたら結婚式などにも使われているのかも知れないと思った。
 ドラマは貧しい若者がカジノで成功した実話をモデルとして作られていて、私もそれまでの韓国ドラマにはないアメリカロケを取り入れた舞台背景の広がり、カジノの緊張感とスピード感、海を越えたロマンスに、毎回、楽しみに見たものだった。その日も沢山の若者達がその記念館を訪れ、主演したイ・ビョンホンとソン・ヘギョの像やポスターなどの前で写真を撮っていた。
 

 【チャングムの誓いの最終場面撮影地・陣地洞窟】
 男尊女卑の風習が強かった朝鮮王朝時代に、王の専属医女に迄上り詰めた女性をモデルとして作られたドラマが「チャングムの誓い」だ。
 ここで見てない人のためにあらすじを簡単に書く。チャングムは宮廷の調理場で働く女官だったが、やがて医学に目覚めて勉強する。しかし、宮廷内の政権争いに巻き込まれて罪を着せられ、一度、済州島に追放されるが、その医学への情熱と鍛えた実力のため、ついには王の専属医女になる。しかし、病気になった王の治療に手術を申し出たため命の危険にさらされる。いつしかチャングムを愛するようになった王は、彼女を密かに恋人の元へ送る。済州島に逃げた二人は、王の死後、権利を回復されるが、ある時、洞窟で難産に苦しむ妊婦を見つけ、急遽、初めての帝王切開手術を施して成功する。

 この手術の場面の撮影地が「陣地洞窟」である。
 ここには旧日本軍が敗戦間近に海岸に作った幾つもの洞窟が並んでいた。立て看板を見たら、海から上陸する米軍を想定し、特攻隊員の自殺場として作られた軍事施設だという。実際には使われなかったと言うが、私は何かしら悲しい感情に襲われた。
 比較的広い右から5つ目の洞窟が撮影に使われたのだという。
 ガイドの「暗い洞窟の中は戦争、中から見る明るい海は平和です。」と説明した言葉が印象的だった。
 (帰りがけに私が「昔の妊婦は一人で洞窟で出産したの?」とガイドに聞いて見たが、答えて貰えなかった)
  
 
 
 

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