存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

僕は怖くない

2006-10-03 21:58:29 | 映画
BSジャパンで放映しているのを見ていた。
2004年のイタリアの映画賞では最優秀撮影賞をとったらしい
原題はIo non ho paura

乾いた青い空
少し緑色も混じり一面に広がる麦畑
その映像は素朴で美しい。
イタリア南部の麦畑が広がる小村で繰り広げられるストーリー
主人公の10歳の少年ミケーレは、廃屋の周辺にある穴を発見して、中を覗くと上半身が裸になった少年が脚に鎖を繋げられて毛布に包まっていた。
ミケーレは少年に水やパンを運んで与える。
しかし、家に父の知り合いである何人かの大人達が来て、ニュースを見ていた。
すると、少年のニュースが流れ始めた。
なんと、少年は父達に誘拐されて身代金を要求していたのだ。

ミケーレは穴から少年を連れ出して麦畑に一緒に寝転び
そして、再び穴に戻った。
そこでミケーレは父の仲間に見つかり穴から引きずり出される。
怪我をして家に連れ戻され、ミケーレの母が激怒して仲間に殴りかかる。

違和感を感じた。息子は大切にしてはいるんだが…
母は穴に監禁している少年と息子が会っていることも知っている。
犯罪幇助する不思議な状態。
父親も、ミケーレの問いには「間違って見えても事情がある」ときちんと返答しない。
そして、もう二度とあそこへは行くな、あの子が殺されてしまうと警告される。

しばらく会わないでいたが、大人達が始末する話を聞いたために
ミケーレは必死にブタ小屋の近くに監禁されているフィリッポを助けに行く。
逃がした後に入ってきた父にミケーレは撃たれてしまう。

フィリッポがミケーレのもとに歩み寄り殺されかけたが、ヘリが舞い降りてきて、助かった。
ミケーレも握手を求めていたので、致命傷ではなかったのかな?
大人の理不尽さがうまく滲み出ている映画であったと思うけれど、
見終わってからは、そんなに良いという感じではなかったかな。


コメント (4)
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