午後10時00分~ 午前0時00分
14回目
出演:今話題沸騰!京都のスリーピースバンド・空間現代、
教授がテーマを手がけた映画「フタバから遠く離れて」の舩橋淳監督。
S 今はもう来年のことを考えていると 忙しいですよね。1回目は2004年だったんですけど、そのころはCHASM
2009年には OUT OF NOISEというのを出しまして、去年、ASYNCというのを出しまして。8年って長いですよね。
ソロアルバムというのは開いていて。その間に沢山のことをやっていまして、自分でもやりすぎなんじゃないかなって思っています。設置音楽をやって、東京でグレン・グールドのイベントをやってまして。生誕85周年、カナダ建国150周年ということで何かをやってくれないかと頼まれまして。
小学校の頃から彼の音楽が好きで、今も聞いていますので、グレングールドを尊敬していますので、12月にはそういうことをやらしてもらって
ドキュメンタリー映画が公開されまして、龍一語彙という僕の発言などをまとめた本が出版されました。
今夜は京都を拠点にしていますスリーピースバンド あまり馴染みはないかもしれませんが、僕は最初ネットで見て驚いてですね。あんなことをコンピューターなしで、こんなことが出来るんだろうか?と思うほどの演奏で驚きまして、これは本当なのかということで、今日はNHKのスタジオに来てもらって演奏してもらおうと。そして、もし彼らさえ良ければ、僕も一緒に演奏させてもらえたらなと思っています。
もう一組は映画「フタバから遠く離れて」の舩橋淳監督
それでは まずは一曲 聴いてもらいましょうか。
バッハ「コラール前奏曲BWV639」 ピアノ演奏
ここからは空間現代の三人です。空間現代というのはバンド名です。
自己紹介をしてもらいましょうか。
空間現代 (kukangendai)
野口順哉 / Junya NOGUCHI Guiter, Vocal
古谷野慶輔 / Keisuke KOYANO Bass
山田英晶 / Hideaki YAMADA Drums
それぞれが拠点を京都に移しちゃったのは
京都はもともとライヴのお誘いがあって
してん という京都のバンドがあって、彼らと京都で活動することが多くなって、京都に何度も通うようになって、
僕らも京都でアトリエを構えてするようになりました。
もともと東京で音作りをするってのは難しいなあというのがあって、どうしても郊外になっちゃう。
京都は街が小さいので、音を出して演奏する場所は街の中心街から外れて、それでも車で10分から15分の所で。
僕も京都大好きなんだけど、東山の方?
そうです。ちょっと北
銀閣寺よりはちょっと南
さっきから気を遣ってもらってるんだけど。
どういうバンドなんだと
無理やり引っ張り出してしまったんですけど。心配したんですよ、NHKなんかに来てもらって。
そんな強面のバンドではないですよ。
まずは曲を聴いてもらいましょう。
数字 : 空間現代
S 僕も空間現代というバンドを知ったのは、そんなに昔のことではないんだけど、動画サイトで見たんです。
単に我儘で自分が生で見たいということで
今度3月に比較的ゆっくりできるので、京都で是非、空間現代の現場に行ってみたいと思います。
自分の権限で来てもらったんですが、
僕が一番知りたいのは、なぜこんな音楽になっちゃたのか?
普通の音楽をしてなかったの?
普通の音楽でした。ライヴハウスでやってるようなロックバンドでした。
ベースとドラムをやったことなかったのにって
S え、やったことがなかった?
はい。それがパンクっぽくて良いんじゃないかって思ってやるようになって、部活の先輩でしたし。
ライブハウスでノルマを払い、客が2,3人でが鳴りたてるというのをやっていた若さもあったんですよね。その時にライヴハウスで5組のバンドを見たりするじゃないですか。つまんねんあ。って思うようになって。自分たちやんなくても良いんじゃないのかって
本当に良いバンドを見ると、あ、負けてると思うようになって。このレベルまで行くのは難しいなあ、歌を作って演奏してって。それで、別のことをやろうって思うようになって、小賢しいんですが、他のやり方を考えても、せっかく始めた楽器をやめてしまうのは、そこはそれで勿体ないと思って、
ドラムに見えないとか言われたりしてましたけど、他の叩き方と
テクノとか聴いてみたりして、コンピューターでやるのは嫌だし、じゃあ楽器でやってみようって真似してみたんだけど、全然できてないのに、何とかそれっぽくやれないかと考えてやってみて。
カウントっていうのは?
楽譜としては起こしてないけど、感覚的にやってます。揺れたりとか他の二人が見えてることでやってみたり。
止まる個所は決めてあったりはしてますが、何小節やるとかはなく、目線の目の合図でやったり。まあ指揮者でもあるですけど。
S そうかあ、どうやってるんだろうって思って。音響を僕もASYNCでやってますけど、ある程度、僕の場合は数字でやってるんですが、生で演奏するって、僕も演奏する人間だからわかるんですけど、どうやってるんだろうって思ってね。
勿論、間違えたりもしてるんですけど、
S そういうエラーも参考になるでしょう。
僕のアルバムを持って来てくれたんですね「エスペラント」
S よくそういうのを知っていましたね。
このダンサーのために作ったもので、素晴らしいです。
1曲目いきますか
A WONGGA DANCE SONG : 坂本龍一
今。僕のアルバムから聴いてもらっているんですが
格好良いですよね。これ、ダンスとはどうやって作ったんですか?
S 全く関係ないです。勝手に作って彼らにおくって、彼女たちが来て、それで踊ってましたよね。
ガタリが来ていたんですよね?
S そうドゥールズ・ガタリが見に来てた。
遊びながら作るという
ASYNCとか
1秒くらいサンプリングできるんですよ。今はもっとできますけど、当時としては画期的でね。
7拍子くらいのものを作ってぐわーと入れたりしてループすることができる。それか6.89拍子くらいで足りないでループしてたり
絶対体感では出来ないものですよね。
S 出来ない
僕らはそういうのが欲しくなったりするんですよね。僕らはそれを数値ではなく、体感でやっています。
あともう0.01だったらもっと良かったという感覚というのは本当に不思議ですよね。
S ここがピッタリと来る時があるね
空気が変わりますよね。ピッタリしたら。
「誰か」 :空間現代(セカンドアルバムから)
2016年 イタリア、ドイツ
2017年 78歳の詩人の吉増剛造さんと
フランス、スイス、イギリスとツアーを回ってきました。
近代美術館で吉増さんの展示があったんだけど、空間現代やらないかっていうキュレーターの方がいて、そこで吉増さんが気に入って下さって
詩っていうのは書くだけで終わってなくて、こういうのもあるのかって知ることが出来ました。
「おかしい」:空間現代
佐々木敦さん
飴屋法水の詩の朗読
じゃあ吉増さんとのコラボの曲を
お蔵出しなんですけど、リリースの予定もないので、幻になっちゃうかもしれないんですけど
「ぱしゃぱしゃ」 空間現代(アレンジバージョン)
京都外語大
外って日本酒の話
ワイン好きから日本酒にいって
日本には売ってない
三人と僕で即興的に演奏してみようかなと思うんですけれど
ASYNCの中の「ズレ」という曲をリモデルで
どれくらい来るかなという思いで聞くと、僕が思っている以上のものが来てですね。
日本盤のものが空間現代のボーナストラックになっているので、外国の人たちも空間現代があるから買いたいと言う人たちもいると
S NYでも是非 空間現代にやってもらって、僕がちゃんと紹介しますから。
是非、じゃあ外を飲まないとですね。
S 僕がちゃんと用意しておきますから
ずれる : 空間現代+坂本龍一(ZUREの言い間違いかも)
〇〇〇
舩橋敦さん
S 新作は公開予定は?
2018年 ポルトガルで撮った作品ですけど、それはもう手を離れて世界中のあちこちの映画館で上映されています。
国際映画祭は日本でなんぼ というのではなく、アジアの中で力のある映画で、いくら日本で一番よくであろうがどうだろうが関係なく。最近は韓国の作品が良くて、プサンに2、3日寝泊まりしてたんですが、音が凄かったです。プサンにかけていて、技術者も最高の人を当ててくるので、本当に凄かったです。平伏しました。
陰影があって
沈黙の価値がわかっていて、それで音楽がある。
2012年 『フタバから遠く離れて(Nuclear Nation)』(2012年全国公開)
のテーマ曲 「FOR FUTABA」
映画館で巨大なスクリーンの空気を掴みとるような音楽があります。
僕の「シェルタリングスカイ」を見た時の体験で
砂漠で男女が抱き合うけどうまくいかないというシーン
あの時の音楽はとても難しかったんじゃないかなって思うんですが
(バックにシェルタリングスカイのテーマ曲)
ベルトリッチは呼吸する映画ですよね
フェリーニの「道」の曲が子供の頃 大好きだったことを最近思い出したんですよ。
2019年の正月にこの番組がちゃんと存在していることを思って
andata : 坂本龍一
14回目
出演:今話題沸騰!京都のスリーピースバンド・空間現代、
教授がテーマを手がけた映画「フタバから遠く離れて」の舩橋淳監督。
S 今はもう来年のことを考えていると 忙しいですよね。1回目は2004年だったんですけど、そのころはCHASM
2009年には OUT OF NOISEというのを出しまして、去年、ASYNCというのを出しまして。8年って長いですよね。
ソロアルバムというのは開いていて。その間に沢山のことをやっていまして、自分でもやりすぎなんじゃないかなって思っています。設置音楽をやって、東京でグレン・グールドのイベントをやってまして。生誕85周年、カナダ建国150周年ということで何かをやってくれないかと頼まれまして。
小学校の頃から彼の音楽が好きで、今も聞いていますので、グレングールドを尊敬していますので、12月にはそういうことをやらしてもらって
ドキュメンタリー映画が公開されまして、龍一語彙という僕の発言などをまとめた本が出版されました。
今夜は京都を拠点にしていますスリーピースバンド あまり馴染みはないかもしれませんが、僕は最初ネットで見て驚いてですね。あんなことをコンピューターなしで、こんなことが出来るんだろうか?と思うほどの演奏で驚きまして、これは本当なのかということで、今日はNHKのスタジオに来てもらって演奏してもらおうと。そして、もし彼らさえ良ければ、僕も一緒に演奏させてもらえたらなと思っています。
もう一組は映画「フタバから遠く離れて」の舩橋淳監督
それでは まずは一曲 聴いてもらいましょうか。
バッハ「コラール前奏曲BWV639」 ピアノ演奏
ここからは空間現代の三人です。空間現代というのはバンド名です。
自己紹介をしてもらいましょうか。
空間現代 (kukangendai)
野口順哉 / Junya NOGUCHI Guiter, Vocal
古谷野慶輔 / Keisuke KOYANO Bass
山田英晶 / Hideaki YAMADA Drums
それぞれが拠点を京都に移しちゃったのは
京都はもともとライヴのお誘いがあって
してん という京都のバンドがあって、彼らと京都で活動することが多くなって、京都に何度も通うようになって、
僕らも京都でアトリエを構えてするようになりました。
もともと東京で音作りをするってのは難しいなあというのがあって、どうしても郊外になっちゃう。
京都は街が小さいので、音を出して演奏する場所は街の中心街から外れて、それでも車で10分から15分の所で。
僕も京都大好きなんだけど、東山の方?
そうです。ちょっと北
銀閣寺よりはちょっと南
さっきから気を遣ってもらってるんだけど。
どういうバンドなんだと
無理やり引っ張り出してしまったんですけど。心配したんですよ、NHKなんかに来てもらって。
そんな強面のバンドではないですよ。
まずは曲を聴いてもらいましょう。
数字 : 空間現代
S 僕も空間現代というバンドを知ったのは、そんなに昔のことではないんだけど、動画サイトで見たんです。
単に我儘で自分が生で見たいということで
今度3月に比較的ゆっくりできるので、京都で是非、空間現代の現場に行ってみたいと思います。
自分の権限で来てもらったんですが、
僕が一番知りたいのは、なぜこんな音楽になっちゃたのか?
普通の音楽をしてなかったの?
普通の音楽でした。ライヴハウスでやってるようなロックバンドでした。
ベースとドラムをやったことなかったのにって
S え、やったことがなかった?
はい。それがパンクっぽくて良いんじゃないかって思ってやるようになって、部活の先輩でしたし。
ライブハウスでノルマを払い、客が2,3人でが鳴りたてるというのをやっていた若さもあったんですよね。その時にライヴハウスで5組のバンドを見たりするじゃないですか。つまんねんあ。って思うようになって。自分たちやんなくても良いんじゃないのかって
本当に良いバンドを見ると、あ、負けてると思うようになって。このレベルまで行くのは難しいなあ、歌を作って演奏してって。それで、別のことをやろうって思うようになって、小賢しいんですが、他のやり方を考えても、せっかく始めた楽器をやめてしまうのは、そこはそれで勿体ないと思って、
ドラムに見えないとか言われたりしてましたけど、他の叩き方と
テクノとか聴いてみたりして、コンピューターでやるのは嫌だし、じゃあ楽器でやってみようって真似してみたんだけど、全然できてないのに、何とかそれっぽくやれないかと考えてやってみて。
カウントっていうのは?
楽譜としては起こしてないけど、感覚的にやってます。揺れたりとか他の二人が見えてることでやってみたり。
止まる個所は決めてあったりはしてますが、何小節やるとかはなく、目線の目の合図でやったり。まあ指揮者でもあるですけど。
S そうかあ、どうやってるんだろうって思って。音響を僕もASYNCでやってますけど、ある程度、僕の場合は数字でやってるんですが、生で演奏するって、僕も演奏する人間だからわかるんですけど、どうやってるんだろうって思ってね。
勿論、間違えたりもしてるんですけど、
S そういうエラーも参考になるでしょう。
僕のアルバムを持って来てくれたんですね「エスペラント」
S よくそういうのを知っていましたね。
このダンサーのために作ったもので、素晴らしいです。
1曲目いきますか
A WONGGA DANCE SONG : 坂本龍一
今。僕のアルバムから聴いてもらっているんですが
格好良いですよね。これ、ダンスとはどうやって作ったんですか?
S 全く関係ないです。勝手に作って彼らにおくって、彼女たちが来て、それで踊ってましたよね。
ガタリが来ていたんですよね?
S そうドゥールズ・ガタリが見に来てた。
遊びながら作るという
ASYNCとか
1秒くらいサンプリングできるんですよ。今はもっとできますけど、当時としては画期的でね。
7拍子くらいのものを作ってぐわーと入れたりしてループすることができる。それか6.89拍子くらいで足りないでループしてたり
絶対体感では出来ないものですよね。
S 出来ない
僕らはそういうのが欲しくなったりするんですよね。僕らはそれを数値ではなく、体感でやっています。
あともう0.01だったらもっと良かったという感覚というのは本当に不思議ですよね。
S ここがピッタリと来る時があるね
空気が変わりますよね。ピッタリしたら。
「誰か」 :空間現代(セカンドアルバムから)
2016年 イタリア、ドイツ
2017年 78歳の詩人の吉増剛造さんと
フランス、スイス、イギリスとツアーを回ってきました。
近代美術館で吉増さんの展示があったんだけど、空間現代やらないかっていうキュレーターの方がいて、そこで吉増さんが気に入って下さって
詩っていうのは書くだけで終わってなくて、こういうのもあるのかって知ることが出来ました。
「おかしい」:空間現代
佐々木敦さん
飴屋法水の詩の朗読
じゃあ吉増さんとのコラボの曲を
お蔵出しなんですけど、リリースの予定もないので、幻になっちゃうかもしれないんですけど
「ぱしゃぱしゃ」 空間現代(アレンジバージョン)
京都外語大
外って日本酒の話
ワイン好きから日本酒にいって
日本には売ってない
三人と僕で即興的に演奏してみようかなと思うんですけれど
ASYNCの中の「ズレ」という曲をリモデルで
どれくらい来るかなという思いで聞くと、僕が思っている以上のものが来てですね。
日本盤のものが空間現代のボーナストラックになっているので、外国の人たちも空間現代があるから買いたいと言う人たちもいると
S NYでも是非 空間現代にやってもらって、僕がちゃんと紹介しますから。
是非、じゃあ外を飲まないとですね。
S 僕がちゃんと用意しておきますから
ずれる : 空間現代+坂本龍一(ZUREの言い間違いかも)
〇〇〇
舩橋敦さん
S 新作は公開予定は?
2018年 ポルトガルで撮った作品ですけど、それはもう手を離れて世界中のあちこちの映画館で上映されています。
国際映画祭は日本でなんぼ というのではなく、アジアの中で力のある映画で、いくら日本で一番よくであろうがどうだろうが関係なく。最近は韓国の作品が良くて、プサンに2、3日寝泊まりしてたんですが、音が凄かったです。プサンにかけていて、技術者も最高の人を当ててくるので、本当に凄かったです。平伏しました。
陰影があって
沈黙の価値がわかっていて、それで音楽がある。
2012年 『フタバから遠く離れて(Nuclear Nation)』(2012年全国公開)
のテーマ曲 「FOR FUTABA」
映画館で巨大なスクリーンの空気を掴みとるような音楽があります。
僕の「シェルタリングスカイ」を見た時の体験で
砂漠で男女が抱き合うけどうまくいかないというシーン
あの時の音楽はとても難しかったんじゃないかなって思うんですが
(バックにシェルタリングスカイのテーマ曲)
ベルトリッチは呼吸する映画ですよね
フェリーニの「道」の曲が子供の頃 大好きだったことを最近思い出したんですよ。
2019年の正月にこの番組がちゃんと存在していることを思って
andata : 坂本龍一