存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Best Of Chieftains : Chieftains

2013-02-10 11:35:44 | album c
元春レイディオショーでチーフタンズの音楽を初めて聴いて、民族音楽が好きな者としては、こういう感じの音楽がたまらず、いろいろと調べると彼らの発売しているアルバムは大量にあって、とりあえずこの企画盤を手にして、もう何度も流しています。
解説の冊子はしっかりとしていて31ページの充実もの。ディスコグラフィーも載っています。楽器演奏者についても細かく記載。
コメントとして
駐日アイルランド大使、矢野顕子、元ちとせ、古謝美佐子、林英哲らが名を連ねています。

2012,11,7発売の企画盤

以下HMVよりコピペ

結成50周年&来日を記念した日本独自企画ベスト盤!

●50年に亘って世界中を舞台に活躍するケルティック・ミュージック界の重鎮、チーフタンズの結成50周年&来日を記念した日本独自の2枚組ベスト盤。
●選曲・監修はピーター・バラカン氏。
●デビュー時から70年代まで所属したCladdagh Recordsの音源、80年代以降ブレイクしたRCAレーベルの音源を含む、50年に亘る活動を網羅したオールタイム選曲を予定。
日本独自企画/Blu-spec CD(TM)2枚組/最新リマスター

チーフタンズ:
1962年の結成以来、約50年にわたって世界を舞台に活躍。アイルランドの伝統音楽に近代的なアレンジを施し、コンサート・ホールで楽しめるように発展させた先駆者にして変革者。ロック/ポップス、クラシック、世界の民族音楽、映画音楽など、あらゆるジャンルとの融合を通して、アイルランド伝統音楽の魅力を世界中に伝えている。今までに40枚以上のアルバムを発表、グラミー賞7回+アカデミー賞を受賞している。



ディスク 1

01. モーニング・デュー
小太鼓のような音で細かいリズムとクリアーな笛Tin whistleの合奏。ヴァイオリン(フィドル)も。

02. ザ・ボイ・イン・ザ・ギャップ (MONO)
低音でずっと鳴っている音にUILLEANN PIPES(バグ・パイプに似た音、フイゴで空気を送る)の演奏

03. ミュージカル・プリースト~クイーン・オヴ・メイ (MONO)
ケーナよりクリアーな音の笛の軽快な音にハープのような弦楽器の音は幻想の世界へ誘う

04. 赤毛の男の妻
葬送曲という印象

05. バニッシュ・ミスフォーチュン~ジリアンズ・アップルズ
小太鼓のような音で始まる。笛が鳴り、太めの音の笛、ヴァイオリン

06. キャリックファーガス
ハープの音がとても良い。気持ちが洗われる。

07. チェリッシュ・ザ・レイディズ
uilleann pipesのやや激しい演奏、

08. キツネ狩り
笛は鳥が鳴くよう
ストリングスが多めかな。

09. ギヴ・ミー・ユア・ハンド
uilleann pipesの奏でるメロディーラインはちょっとアジアっぽい


10. キャロランズ・コンチェルト (Live)
ハープにエコーがかかったような音で始まる。
綺麗な音の羅列。

11. ブレトン・ミュージック
悲しげなハープのフレーズで始まる。ずっと聴いているとuilleann pipesがずーっと鳴っているのは笙が鳴っている感じに似ているなぁと思いました。

12. アウェイ・ウィ・ゴー・アゲイン
途中から曲調が2回ほど変わるので、ちょっと驚いた。

13. 希望
確かに希望を感じる
祈りっていうイメージでもあった。

14. ヘディガンズ・ファンシー
uilleann pipesよりもヴァイオリンの音の方が効いている

15. アップ・アゲインスト・ザ・ボーチャローンズ
似た感じのアイルランド系の音楽を15曲目連続で聴いても飽きない。
打楽器が入って厚みのある曲。

16. ザ・ウインド・ザット・シェイクス・ザ・バーリー~ザ・リール・ウィズ・ザ・ベリル
uilleann pipesにストリングスのこのメロディーとても良い感じ。
思わずリピート、リピート、リピート・・・

17. ドクター・ジョン・ハート
同じ系統の曲でもいろいろと表情がある。
これは明るく爽やかな感じ。途中で曲調が変わるんだけれど、これも良い感じ。

18. エース・アンド・デュース・オヴ・バイパリング
笛が変則的なストリングスと絡んでいる。突然曲調が変わる。音階が上がって止まる。面白い。

19. アイルランドの女
悲しげなヴァイオリンで始まり、高音の笛が鳴り、ハープが包み
なかなか趣があるなあ♪

20. メイン・テーマ~ザ・グレイ・フォックス
素朴な音による魅力的なメロディー
ラインはヴァイオリンのメロディー

ディスク 2

01. ボフィフローとスパイク (with ヴァン・モリソン)
ヴォーカルとギターはヴァン・モリソンです。カウントから始まる。
ダブリン建設1000年祭を記念して作られたアルバムからヴァン・モリソンのオリジナル。

02. ガリシア
前曲と同じアルバム。
ストリングスにハープが楽しく。舞踏会という感じもする。途中で曲調が変わっていく。
スペインのガリシア州のことのようだ。ガリシアの伝承音楽のメドレーらしい。

03. サンティアーゴへの巡礼の旅:チャラパルタ (with ケパ・フンケラ&ジュリオ・ペレイラ)
やはりスペインのガリシア州のキリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。サンティアゴは聖ヤコブのこと。
冒頭にはバスク地方にだけある木製打楽器のチャラパルタという楽器らしい。
アイルランドとスペインさらには中南米との融合って感じ。

04. サンティアーゴへの巡礼の旅 (with ケパ・フンケラ&ジュリオ・ペレイラ)
前曲に続く感じ。母を訪ねて三千里に出てきた感じ。

05. 聖歌隊員の決闘 (with カルロス・ヌニェス)
ブーンとuilleann pipesの低音が鳴り続ける中で、バグ・パイプでよく聴く旋律が心地よい。でもタイトルは決闘!
確かにちょっと緊張感はあるんだけれど、決死 という感じではない。

06. ラ・イグアナ (with リラ・ダウンズ)
ハープが弾けるようで、これとても気持ちの良い音。ヴォーカルの入っているラテンぽい歌。
楽しそうな笑い声で終了。

07. ウェックスフォードのキャロル (with ナンシー・グリフィス)
フルートとハープの美しい響きにナンシーという人の美しい声。
アイルランドの東南部の港町ウェックスフォードのことのようだ。素晴らしい。
浜省の「わが心のマリア」を聴きたくなります。

08. ア・ストァ・モ・クリー (with ボニー・レイット)
寂しい感じ。
1840年代、ジャガイモが疫病により大不作による800万から440万までに減る大飢饉。
200万人以上の人々がアメリカ大陸などへ移民し、家族も恋人も離れ離れになりました。
この曲をはじめ、愛する人への二度と会えない悲しみの思い。
"A Stór Mo Chroí" は "darling of my heart."の意味

09. オランダのロウランド (with ナタリー・マーチャント)
ギターが新鮮。ナタリーの歌
フォークソング
ロウランドは毎年オランダのビッディングハウゼンで開催される3日間の音楽 フェスティバルのことかな?
どうやら矢野顕子も参加しているようだ。

10. リリー・オヴ・ザ・ウェスト (with マーク・ノップラー)
マークのヴォーカルとギター
渋い声でフォークっぽい。

11. ハートブレイク・ホテル (with チェット・アトキンス)
このクールで悲しいヴァイオリン(フィドル)とチャット・アトキンスのギター
これは情感豊かな魅力的な曲。

12. 勝鬨の声~アーカンソー・トラヴェラー~ワイルド・アイリッシュマン (with ジェリー・ダグラス)
ドブロ演奏者であるジェリー・ダグラスとのコラボ。
北米のカントリー、ブルース的な要素とアイルランドとの融合。

13. ドント・レット・ユア・ディール・ゴー・ダウン (with ライル・ラヴェット)
マウンテン・ブルース調。ライル・ラヴェットのヴォーカルに南米アンデスっぽい感じの曲に。

14. レイン・アンド・スノー (with デル・マクーリー・バンド)
トラッド・ブルーグラスのデル・マクーリーのヴォーカルとアコースティックギター。バンジョーやマンドリンも入って面白い。楽しげです。

15. ケイティ・ディア (with ギリアン・ウェルチ&デイヴィッド・ローリングズ)
二人のヴォーカルは北米のカントリー・ブルーグラス系の魅力的な曲。

16. マット・モロイのパブにて
アイルランド各地のローカルな音楽に傾倒したものらしく、ウェスト・ポートという町でマット・モロイという人が経営するパブで録音したもの。
ストリングス系が目立つ演奏。

17. 縄をなう (with キアラン・オ・ガルヴォーン)
伝承的な歌手キアラン・オ・ガルヴォーンとのコラボ。
イントロから懐かしい。松島の斉太郎節(大漁唄い込み)が自然と想起されました。

18. フィンガルの洞窟 (with ナタリー・マクマスター)
ノヴァスコシア(カナダ)の美人フィドラーであるナタリーとのコラボとのこと。
カナダ系ケルト音楽家とのコラボです。
楽しい感じで円を描いて踊っているイメージが湧いてくるのはなぜだろう?

19. ボーの踊り
ボーという町だけで踊られている輪舞曲らしい。ブルターニュ系の音楽。
ハープが入ると美しい。でもどんな踊りなんだろう?
輪舞曲という感じはしないけれど。あまり形式ばらない社交ダンス的な印象。

20. ティアーズ・オヴ・ストーン
ガリシアの伝統音楽で「男の約束など信用するな」と若い娘に忠告するラブソングらしい。
「荒城の月」の尺八を合わせると良いかも。
カルロス・ニュノスのリコーダーが印象的。

21. デレクス・チューン (with キャロライン・ラヴェル&トリーナ・マーシャル) (Live)
ハープ奏者のデレク・ベルという人を偲んで2004年にダブリンでトリビュート・コンサートをしたときのものらしい。




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