存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

ソウル・フラワー・ユニオン / ザ・ベスト・オブ・ソウル・フラワ-・ユニオン1993-2013

2021-08-14 08:45:04 | album s

 


Disc 1 青いディスクに金魚柄

1.もののけと遊ぶ庭

なるほどミクスチャーだ
沖縄的な要素やロックや ええじゃないか的なノリも感じる

歌詞がどうなんだろうって思っていたんだけれど
演奏の方に耳がいく。

2.陽炎のくに、鉛のうた
ちょっと大袈裟な感じもあるけれど、カッコいい

際限のないリフレーンと同化を義務付けた 遠慮のない政策がお前をダメにした

3.満月の夕
沖縄っぽいポップな歌
名曲にやっと触れた

焼け跡 がれきの街 喪失や行き場のない思い
風が吹く
解き放て いのちで笑え 満月の夕

4.レプン・カムイ
アコースティックギターと笛
アンデスっぽいフレーズ

守るものを いつか間違えた

いつか殺された重い魂が 変わらず目の前で震えてる

5.ひぐらし
ヴォーカルは伊丹英子か
Dr.KyONのRhoody演奏

コーラスのせいか スッキリした気持ちになる

6.海行かば 山行かば 踊るかばね
祭りの勢いのミクスチャー
阿波踊り
アイルランドっぽさや沖縄っぽさ
アイヌや朝鮮や

歴史の因習やタブーを越えて

渋い

7.エエジャナイカ
沖縄の要素が目立っている

勝負を降りましょエエジャナイカ

8.平和に生きる権利
1:20の前奏

ホーチミンが歌う ベトナムの空から 静かに暮らし生きる権利を

9.宇宙フーテン・スイング
ウーリツァー フォーン 

回転する世界 そして 今日も生きている

10.潮の路
沖縄のようなスコットランドのような要素があって
馴染んだテンポやメロディーという印象

11.風の市
アップテンポで
これもスコットランド的な要素もある
沖縄的な ビビデバビデブーっぽい

12.ホライズン・マーチ
ドラムス、お囃子、沖縄的な掛け声

踊ってゆこう 何もホラ逃げないから そしてブラっと行こう 地平線はそこにあるから

13.戦火のかなた
ウーリツァーとドラムス
ギター、ベース、クラリネット、アコーディオン、フォーン
懐かしい感じなのか、生活のリズムに呼応するのか

些細な力で踏ん張って 青空に溶けてゆく

14.ブルー・マンデー・パレード
アップテンポで中川敬ヴォーカルと もりちあき コーラス
とりあえず乾杯

15.サヴァイヴァーズ・バンケット
ドラムス、ギター、ベース、アコーディオン、シンセ、三線、ウーリツァー

最初のドラム一音から

空は泣きそうだけど どこか笑っている

最後はインべーダー・ゲームのUFOみたい

16.殺人狂ルーレット
疾走感ある歌
春ねむり の歌に通じるものを感じる

まわるだけのルーレットを見てるだけの運命か
入り組んだ悲しみを 携えて暴露して走るのさ
はにかんだ悲しみを 携えて暴露して走るのさ

17.荒れ地にて
ヴォーカルで始まる
歌い始めの感じから、スコットランドっぽくなり、最後はどこか違う世界へ

誰もいない荒地 名もない道の途中で

Disc 2 赤いディスクに金魚柄

1.世紀のセレナーデ
あまりパッとしない・・・

かわいくキスして裸で抱き合いましょ
愛と憎しみが世界を覆いつくすから

2.フリー・バルーン
ゆったり歌う

ブルースをうたう
さまざまな都市の夢 空に解き放とう


3.そら~この空はあの空につながっている
オルガン アコーディオン
ギター
途中でテンポが上がる

難民キャンプから 辛い思いをして生き延びて
桟橋の垂れ幕に ウェルカムの赤い文字
この空はあの空につながっている

4.うたは自由をめざす!
フォーンにスカ

世界の終りの話が茶の間に花を添える
這いつくばって こんがらがって どっちらかって 体を張って 戦場から
うたは自由を目指す

5.極東戦線異状なし!?
すっと流すように歌う

その戦争をやめさせろ その戦争を

さあ唄どもを 響かせろ 大地の絶唱を
あの嘘と欺瞞と金にまみれた連中は
世界のあまたの唄が 首根っこを押さえるぜ

6.神頼みより安上がり
何というんだろう このグルーヴは
アップテンポで
メイン・ヴォーカルに添うようにコーラス
で歌ってるところは、賑やかで、昔の昭和歌謡のようにも聞こえる

色んな人のことが歌詞で出てくる
世界一大きなため息と 世界一大きな鼻歌歌う
これがソウルフラワーユニオンか~

7.松葉杖の男
レゲエ風味

全身黒に身を包んだ 映画館に通う松葉杖の男の歌

8.ラヴィエベル~人生は素晴らしい!
フォーンとウーリツァー、アコーディオン
ドラムスが入って楽しい感じに

作り笑い 厚化粧 ウジ虫に食われた夢
響きのいい約束に騙される夜
情事の履歴 異議申し立ての繰り言
世界にヨレヨレのブルースが鳴る

9.寝顔を見せて
スローなナンバー

月の浮かぶ窓から かなたの調べ

10.海へゆく
スローなナンバー
日ごろ使わない歌詞
棚曇り 十返りの花

明日のために 本日も祝杯を
あまたの悲しみを天空へ放つ

11.月光ファンファーレ
初めて聴くタイプの曲で新鮮

天国は満席 地獄はゼネスト

フォーン、ドラムス、沖縄掛け声 賑やかに

アジールの幸福論

12.ルーシーの子どもたち
この始まりは マンボ!
フォーンや笛も入って

すべては闇の 気まぐれな詩 見つめる二人に 降り注ぐ

ルーシーとは350万年前のアウストラロピテクスの化石人骨のこと


13.死ぬまで生きろ!
カリビアンなグルーヴ
音が心地よい

悲しみは百% 歌うとはそういうこと
死ぬまで生きる我等の掟

14.ダンスは機会均等
ヴォーカルが心地よく流していく
河内屋菊水丸の歌を聴きたくなった

三線の音色も良く
スチールパンの音色

15.キセキの渚
注釈があって、東日本大震災の後に女川町を訪問。波止場の瓦礫の中に一台のターンテーブル
ツイッターに乗せると持ち主がわかり、津波で被災して家族も亡くしたその持ち主がファンで、一緒に波止場にターンテーブルを引き揚げに行った。彼はそのターンテーブルを抱きしめながら「一生の宝物です」と漏らした。

キセキの渚から 新たな宝物 何度もやり直す しつこく巻き返す

どかどか突き進んでいく歌
色んなものを人生で抱えながら今を生きる
賑やかで楽しそうな演奏の中に滲み出る想いが混じりながら一歩前に前進

16.踊れ!踊らされる前に
エレキギターの音が良い感じ

戦場 
慟哭
断末魔のレイシズムが 身もだえている

新しい作法で ハグしよう 世界を 踊れ 踊らされる前に

強いられる起承転結 ゴミ箱に丸められた新聞

 

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