存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Drastic Fantastic / KT Tunstall

2008-09-13 10:46:54 | album k
hide (hide3190ymo)さんが品川のステラボールでのライブをBLOGに書いておられたので、
「KT Tunstallの綾戸智恵の声に似ている」というのが気になっていましたが、もっと気になっていたのは、この格好良いジャケット。

2007年9月10日に発売されたセカンドアルバム。

ジャケットの中は、各曲ごとのモノクロの台詞なしアニメが書いてあります。
本人による曲紹介もあります。

1 Little Favours (03:09)
ドラムとギターの音がバンド的な楽曲を際立たせている。この曲は彼女が17歳の時に当時好きな男の子と一緒に作った曲らしい。ポップで良い感じですよ。ちなみに1975年スコットランド生まれ。

2 If Only (03:46)
イントロの音から良い感じ。2003年に期間限定ダウンロード曲として発表したもの、ミックスしなおして発表。
これもポップだなあ。ラジオで聞くと合うんじゃないかなあ。

3 White Bird (03:13)
サイモン&ガーファンクルの「スカボロ・フェアー」を思い出しました。

4 Funnyman (02:56)
ウクレレを弾いています。イントロの音の方が印象的です。ファニーマンを「ピエロ」と訳してますが、どうなんだろう?

5 Hold On (02:57)
リード・シングルらしいが、第一印象はフラメンコっぽい。昔の彼氏のことを歌った曲。

6 Hopeless (03:41)
希望がないっていうマイナスの言葉を敢えて良い意味の言葉として使った曲。
自分には音楽しかない。それに代わるものがない、それに駆られてしまっている
という意味らしい。

7 I Don't Want You Now (03:48)
フォークギターを使ってパンクをやっている感じかなあ。これも良い感じですな。

8 Saving My Face (03:38)
整形手術について書いたもの。曲調は、ちょっとスリリングな感じもするポップな曲。

9 Beauty of Uncertainty (05:01)
映画音楽に影響されて書いたバラード。

10 Someday Soon (03:53)
彼と一日別れたときに書いた曲。友人のシンガーのために書いた曲だが憂鬱な気持ちで作った気持ち。
ちょっと頭を冷やそうって感じの曲に感じます。

11 Paper Aeroplane (05:50)
17歳の時に書いたらしいが、紙飛行機を彼に例えて、こんな詞を書いてしまうのが、凄いかなあ。
19世紀に船上で使われていたパイプオルガンの音が懐かしいような紙飛行機に合う音を出している。

12 Suddenly I See(live) -bonus track-
確かに綾戸智恵っぽいかもって何度か思いましたが、ライブの方がそう感じるでしょうね。
「プラダを着た悪魔」で使われた曲です。

機内で映画「シン・シティ」を見ながら、自分の人生は漫画みたいだと思ったところからタイトルがつけられたらしい。なのでジャケもそうなったんだろうな。
「自分がやることや決めたことで人生が変わっていく」と彼女は考えたようだ。

コメント (3)
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Another Mind / 上原ひろみ

2008-09-11 01:39:25 | 上原ひろみ
デビューアルバムです。ピアニストのアーマッド・ジャマルがプロデュース。
2002年9月16日~18日にニューヨークのアヴェター・スタジオにてデジタル録音。
2003年度18回日本ゴールドディスク大賞のジャズ・アルバム・オブ・シ・イヤー受賞

Mitch Cohn(bass), Dave DiCenso(drums)
ゲストミュージシャンはAnthony Jackosn (bass), Jim Odgren(a.sax), Dave Fiuczynski(g)

1 Xyz
イントロから高速に鍵盤を弾くシーンが目に浮かぶようである。技巧を感じるよりも魂で弾いている印象を受けます。

2 Double Personality
ピアノ・ベース・ドラムス・ギター・アルトサックスで構成される音楽。
自然に体が揺れちゃいます。滑らかに体の中から表現したいものが流れ出るような疾走感があります。

3 Summer Rain
アルト・サックスの音色が最初から格好良い。雨というよりもドライな印象を受けた曲です。

4 Joy
ゆっくりとしたテンポで流れ、しだいにピアノが独立した音楽を奏で、しっかりと演奏される音に8分があっという間に。

5 010101 (Binary System)
キーボードの音が印象的。ソロの部分では、より厚い音になるように左手を使って、ベース音が二重になるようにしているとのこと。

6 Truth And Lies
ピアノ・ベース・ドラムスによる楽曲。押し寄せては返す波のように感じました。

7 Dancando No Paraiso
ピアノ・ベース・ドラムスによる楽曲は圧巻。スピード感と時々開け放ってピアノがとまるのも良い。

8 Another Mind
ちょっと憂鬱な感じもしますが・・・

9 The Tom And Jerry Show (Bonus Track)
「トムとジェリー」をちゃんと見たのは何年前なんだろう?
この曲では慌しく動き回るシーンとゆったりしたシーンとか表現されています。


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SPIRAL / 上原ひろみ

2008-09-08 22:12:36 | 上原ひろみ
上原ひろみのアルバムの良いところは本人による解説があることである。
それは、その時点での表現で、聴き手の自由な解釈があっても良いし、ミュージシャンの表現したい内容が変化してもかまわないけれど、アルバムを聴きながら楽しめる解説である。

世の中のたくさんのもは、スパイラルでできている。
何か逃れられないような、巻き込まれてしまうような渦が音楽から産まれた時に、ステージと客席は一体になる。

上原ひろみ(p)トニー・グレイ(b)マーティン・ヴァリホラ(ds)の三人でオーケストラのような音楽を作りたい。
(まるでYMOじゃないかー)

テネシー州のNashvilleで 2005年5月28~31日に録音

1 Spiral - Music For Three Piece Orchestra- (9:56)
最初の一音から 物語が始まる。この緊張した音の始まりは何だ?という印象。

2 Open Door/Tuning/Prologue
コンサート会場に入った時から、既にショーは始まっている。
僕には涼しい秋に訪れる渓流のイメージがあります。

3 Deja Vu (07:45)
いつか見た夢を見つけるために旅に出るのか。
上原さんの生活は旅の途上で曲を書いて、録音して、コンサートをしている印象も持っている。演奏旅行で訪れた街に「戻ってきた」と思えるような感覚を持つほど。

4 Reverse (05:09)
予知夢から戻って来る、夢と現実のハザマを行ったり来たり。
このアルバムの中では初めて攻撃的な演奏。

5 Edge (05:19)
現実に向き合う。大変でも、背筋を伸ばして、めくりめく現実にしっかりと向き合う。
恐ろしく早いスピードでピアノを演奏するこの曲は、そのスピードを生で確かめながら聴いてみたい。

6 Old Castle,by the river 古城、川のほとり、深い森の中 (08:20)
素敵な絵画を見たけれど、そのタイトルがつけられてなかった。上原さんは絵を音にしてみたらしい。
うーん、なるほどー。きっと油絵なんだろうなー。緑や茶色や青色など口では表現しづらいタッチが浮かびました。

7 Love And Laughter (09:02)
常に新しいものへの追求と創造をやめず、自分の限界を常に押し広げていくアーマッド・ジャマルへ捧ぐ。という曲です。「But Not For Me」(原盤:Argo)などをヒットさせた1930年7月2日ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれのジャズピアニスト。いつも愛に溢れている人で、周囲に居る人たちは幸せな笑いで溢れているらしい。
曲は、そういう幸せな笑いが自然と興るような、軽快さと味がある曲。

8 Return Of Kang-Fu World Champion (09:39)
「brain」のカンフー・ワールド・チャンピオンの続編。
ブルース・リーとジャッキ・チェーンは彼女を感化し続けるらしい。
カンフー・ワールド・チャンピオンは僕が上原さんの存在を知るきっかけとなった曲でもあります。
曲を聴いていると、来たーって感じです。ちょっと浮いた感じもするけれど、正に続編。いやあ、楽しいです♪

9 Big Chill (Bonus Track For Japanese Release)
スラングで「まったりする(くつろぐ)」という意味で、忙しい現代人の生活に、たまには思いっきりchillすることも必要だという意味を込めた曲らしい。
スローで豪華な時間。力を抜いたリラックスする曲です。

8月の上原さんのBLOGに、台湾公演で、
「酷女」上原廣美
とう見出しになっている新聞記事が紹介されており、
意味はかっこいい女性で良かったーというのが最近の面白い話です。
彼女のBLOGも面白いです。

コメント (2)
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CDTV 08,9,7

2008-09-07 01:27:19 | TV番組
久しぶりにこの番組を見ました。

先ほどラルクがスタジオ演奏。コメントもありましたが、少し関西風味を出してましたが、
内容までは聞けませんでした。
第3位に嵐のTRUTH/風の向こうへ

第2位 ラルクはNEXUS 4 を演奏。

第1位 Kinki kids コメント出場。
光一が「どんな曲ですか?」剛は「ラッパー」と言ってました。
二人はエンディングでもポーズをとってサービス。
彼らのサービス精神は良いと思う。

しかし、ピーンと来る曲がないなー。
最近は上原ひろみ、坂本龍一、HASYMO、佐野元春、浜田省吾をメインで聴いています。
ある意味、原点に回帰してきたって感じです。

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DUET / CHICK COREA & 上原ひろみ

2008-09-06 14:40:35 | 上原ひろみ
二人の演奏をじっくりと聴いていると、演奏シーンが見たくなります。
「一つのシークエンスの中で、どちらも弾きたいときにソロ・フレーズを弾くスタイルが取られていた。その結果、ソロと伴奏との図式から離れ、どちらも常にソロを弾いている緊張感が持続されることになった。」とライナーノーツにありますが、JAZZを聴いているときに時々感じるからみは、今回男女のミュージシャンということもあったのか「音楽でセックスをしているような」感覚でした。

ディスク 1
1 Very Early (09:13)
ビル・エヴァンスの曲。

2 How Insensitive (07:37)
アントニオ・カルロス・ジョビンも作曲者の一人。

3 Deja Vu (09:01)
上原ひろみの曲。

4 Fool on the Hill (06:46)
ビートルズの曲。

5 Humpty Dumpty (07:50)
 チック;コリアの曲。

6 Bolivar Blues (08:45)
セロニアス・モンクの曲

ディスク 2
1 Windows (07:45)
チック・コリア

2 Old Castle,by the river (古城、川のほとり、深い森の中。)
上原ひろみ

3 Summertime (08:50)
G&Iガーシュイン他

4 Place To Be (08:12)
上原ひろみ

5 Do Mo -Children's Song #12
チック・コリア

6 Concierto de Aranjuez/Spain( アランフェス協奏曲 / スペイン )
ロドリーゴ、チック・コリア

ディスク3
初回盤のみ「スペイン」、「フール・オン・ザ・ヒル」のライヴ映像DVD

2007年9月24日~26日にブルーノート東京にてチック・コリアと上原ひろみのスペシャル公演が実現。
本作はその模様を収めたライヴ盤です。
上原ひろみがまだ17歳のアマチュア時代の演奏を聴いたチックが自分のコンサートに急遽呼び、初共演を果たし、その後2006年の東京ジャズで再会共演。「音楽の宝箱のような三日間」と上原さんがコメントしている素敵な時間を記録しています。

コメント (2)
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