霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

竹薮刈り

2009-01-26 20:48:05 | 山菜
後山の畑の下は林になっているが、長年放置された関係で密生した竹薮に覆われてしまっている。
この竹薮の刈り払いを冬の間に片付けたいと思っている。

しかし、親指大の太さになった竹が密生しているため、通常の刈り払いのように簡単には進まない。
密生している関係で刈払機で刈り取っても竹が倒れず邪魔をするのでいちいち片付けながら前に進むことになる。
通常の刈り払いの数倍の手間ひまがかかってしまう。



今時こんな荒れた林に手を入れる人間はいないと思われる。
それでも敢えてチャレンジしているのは、ここが北風の当たらない日当たりの良い場所なのでタラノキ林を作るに「絶好の地」と睨んでのこと。
斜面を含めると20a超の面積となるので目論見どおりにタラノキ林が出来上がった暁には、春の山菜シーズンの「ドル箱」となる可能性を秘めている。

そんな「夢」を描きながら取り組むと大変な仕事もさほど苦にもならない。

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伊豆沼農産

2009-01-25 21:09:48 | 経営
宮城県登米市は一関市と隣接しているが、それでも伊豆沼まではバスで一時間ほどかかった。
今日は認定農業者の現地研修会に二人で参加し、登米市の二つの農業生産法人を見学した。
その最初が、日本に飛来する雁の80%を占めるという伊豆沼の直ぐそばにある伊豆沼農産。
代表取締役の伊藤秀雄社長(写真)から素晴らしいお話しを伺うことができた。



伊藤社長は名前の通り非常に秀でた方で、その若さに驚いたが既に創業して20年を経過しているとのことなので、随分若くして起業されたようだ。
伊豆沼農産の詳しい事業内容等はHPをご覧頂きたいが、地元密着にこだわり地域住民を巻き込んだ活動を展開する伊藤社長のパワーに感服させられた。
http://www.izunuma.co.jp/index.html

・売る農業への転換
・農業を食業に変える
・作り手の「顔」が見える商売
・「農工商」一貫体制の構築
・ここでしかできない産業や資源の掘り起こし
・郷土料理「はっと」の創出
・究極の付加価値は皿の上にある。 加工で3倍、皿の上に乗せると10~20倍。
・ 地域おこしには、よそ者とばか者と若者が必要
・ 地産地商(地産地消ではない)を目指しお客様に来て貰って商いをする。
・「農村産業」を目指す
 等々 興味深いお話しが多かったが、一番印象に残ったのが下の図。



お話しをメモしたものなので内容を正確に反映していないかもしれないが、要は、自分達のターゲットとする客層をしっかりと見定めないと買わない客層の声を事業に反映させるミスを犯しかねないということ。
産直でお客様と接した経験からして、もの凄く説得力のあるお話しだった。

それにしても、近場にこんな素晴らしい農業経営者が居るとはまったく知らなかった。
家に帰ってから伊豆沼物産のHPで社長コメントを拝見し、その偉大さを再確認させられた。
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「儲からない」理由

2009-01-24 20:04:11 | 経営
「農業で1000万円稼ぐ法」を買って読んだ。
別に「こだわりの農業」から「儲かる農業」に転向するつもりではない。
この本の新聞広告を見て「週2日だけ働く」というのが気になった。
年中休み無しで働いている百姓を「アッ」と驚かせるような効率的な方法が書いてあるのではないかと期待した。

残念ながら「学問に王道なし」と同様に農業にも王道は無かったが、それでも何点かは参考になる記述があったので1500円を投じた価値は十分にあった。



ちなみに本書にある「儲かる農業をするため」のポイントを三点に絞ると以下のとおり。
 ①無農薬とか有機栽培などは無視して農薬や化学肥料を大いに活用する。
 ②手のかかる小口の直売や産直はやめて「農協出荷」一本に絞る。
 ③稼働ロスを避けるため生産物を絞り込み、必要な自家用野菜は買って済ませる。

見事なぐらいに我が家の「こだわりの農業」と対極をなしている。
「こだわりの農業」が儲からないのは当然ということかもしれない。

それにしても、兼業農家でありながら農業で高収益あげる若者が出現しているということは大いに歓迎すべきこと。
ベストセラーになりつつあるというこの本に触発され、農業を志す若者が増えることを願っている。
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千葉社長

2009-01-23 20:08:16 | 産直
一昨日の「道の駅」に引き続き今日は「新鮮館おおまち」の新年会が開催されオバサンと一緒に参加した。
冒頭の千葉社長の挨拶はアッサリしていたものの、ここ数年着実に実績を向上させて来た自信が感じられた。

我が家では昨年から畑の作付け面積を増やした関係もあり、まとまった需要が安定的にある「新鮮館おおまち」への依存度はグンと大きくなって来ている。
高校、大学と野球のエースとして活躍した立派な体格に「情熱」を一杯詰め込んだ千葉社長には今年も八面六臂の大活躍を期待したい。



漬け物等の出荷で大いに貢献し本日感謝状を贈呈された若手のSさんとツーショットでご満悦の千葉社長。
某官房副長官は69歳ながら「元気振り」を発揮してマスコミの話題になっているが、一つ年下の千葉社長も「負けてはいない」のかも…?

何はともあれ、産直と共に歩む我が家の農業は千葉社長と「運命共同体」の関係にあることだけは間違いない。
コメント (2)
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誕生日

2009-01-22 22:21:01 | 家族
オバサンは59歳の誕生日を迎えた。
早朝に次男から、昼には次女からお祝いの電話が入った。
本来であれば「言葉は要らないから形で示して」と言いたいところだが、昨年の暮れにオジサンが60歳という記念の誕生日を迎えた時に、子供達から一緒に高価なお祝いを頂戴しているので今回はメッセージだけでも文句は言えない。

オジサンからのプレゼントもなく、また夕食に特別ご馳走があった訳でもなく普通の日と何ら変わらない誕生日となったが、何が無くとも健康でこの日を迎えられたことを神に感謝しなければならない。



朝から雨が降ったり止んだりの天気となり、夕方には春のような霞がかかった。
雪も大分融けてバッケ採りには都合の良い天気だが、肝心のバッケはまだチラホラとしか顔を出していない。
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