霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

見直しの契機

2010-09-20 19:46:36 | 経営
産直の店頭に並べた商品が「完売すると歓び、売れ残ると落胆する」のは一面的な見方で、その中身に注目しなければならないことに最近気付いた。
「午前中に完売」が続くということは午後のビジネスチャンスを逸していることの裏返しだし、販売見込み数よりも強気に出荷してチャレンジしたのであればたとえ売れ残ったとしても売上増に大きく貢献しているはず。

かくのごとく産直での売行き状況は色々な意味で見直しの大きな契機を与えてくれるが、農業の場合、今年の産出物や産出量は既に決まっている物が多いので、見直すにしても来年以降に反映させるしかないのが歯痒い。

それでも「来年」は直ぐにやって来るので気付いた時に「即行動に移す」ことを肝に銘じている。



不安定な天気が続いているので稲刈りのスタートを遅らせている。
集落内の他の農家は兼業農家が殆んどなので、連休中に強行突破で稲刈りを始めたようだ。
我が家では、とりあえず軽トラにコンテナを載せて天気の回復を待つことにした。
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お彼岸商戦

2010-09-19 20:22:01 | 産直
この連休がお彼岸商戦となるかどうかはやや計りかねていた。
しかし、蓋を開けたら多忙を極め、産直との間を何度も往復する状態となってしまった。

この期間中の目玉は何と言っても花。
枝豆はいつだって売れるが、花はこの期間中でないと大量に捌くことはできない。
それに、普段は売れないような「野の花」も特需の恩恵にあずかることができる。

厳美の「道の駅」は三時過ぎには主な棚が空になってしまったが、そんな状態になった以降も大勢のお客さまで賑わっていた。

他の生産者も明日出荷する花も野菜も底を突いたのではないかと思われるぐらい何度も往復していたようだが、それでも明日の朝になると店頭には沢山の花や野菜が並ぶから不思議なもの。

明日も今日のような賑わいを期待し、オバサンの夕方の収獲はいつにも増して熱が入った。



枝豆の収獲を終えた畑から順に畦道撤去を進めている。
水はけ、日当り、風通しが改善されると共に草刈り面積が縮小し逆に耕作面積が広がるという「一石五鳥」の見直しの成果が具現化しつつある。


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シソの実

2010-09-18 19:11:28 | 野菜
お菓子やさんに塩漬けした葉を出荷するために栽培しているシノは、葉の収獲を終えると廃棄処分するだけとなる。
シソの実を採って出荷するのは稼動がかかり過ぎるし、売れ残ると一日で黒ずんでしまい翌日には売り物にならなくなるリスクがあるので商売にならない。

そこで今は枝付き葉付きの穂を花に使う袋で包装し水に入れて店頭に並べている。
実だけでなく葉も使えるし、食用に供さないで花のように部屋に飾って眺めながらシソ独特の香りを楽しむだけでも十分に価値があると思っている。

即日完売となるほどの需要は勿論無いので数日かけて浸透を図る作戦。
最悪、今年ブレークしなくとも「来年につなげられたら」と思っている。
数年かけて新たな需要を掘り起こせたら、畑に立っている廃棄寸前のシソが「宝の山」に変身するはず。

そんな「捕らぬ狸の皮算用」をしてほくそえんでいる。



もっともこの「ビックビジネス」はバアチャンがコケたら全部オシマイとなるので、ブレークした途端に「幕引き」となり兼ねない危うさを伴っている。
無論それは覚悟の上での挑戦となる。
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不法投棄

2010-09-17 18:56:39 | 環境
夜陰に乗じてエグネの杉林にゴミの不法投棄があった。
昨夜の雨の中で捨てて行ったもののようだ。

厳美の駐在さんに電話して調べて貰ったが「投棄した者の手がかりになるものは無い」とのこと。
その後市役所の環境課が来てゴミを回収してくれたので助かった。

純然たる私有地へ捨てたものであれば被害者の自己解決になるらしいが、丁度市道との境界標の近くだったので「道路の土手に捨てたものが転げ落ちたもの」と拡大解釈をしてくれた。



回収する時に、消してはあるものの住所氏名を判読できるものが見つかった。
それが犯人を特定する重要な証拠となるものかどうかは不明だが、是非犯人を捕まえて法律に規定通りの「罰金刑」を課して欲しいものと願っている。
野山を「ゴミ捨て場」と思っているような「不逞な輩」を絶対に許してはならない。

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ボカシ作り

2010-09-16 21:37:24 | 経営
枝豆の作付けを拡大した昨年から枝豆収獲と稲刈りが重なるようになった。
だからと言って極端に多忙になる訳ではないが、何となく気忙しい毎日となることだけは間違いない。

その繁忙期が来る前にオバサンはEM米糠ボカシ作りを行った。
畑の作付け面積が増えたことからボカシの消費量も増えたので随時補充し、いつでも使えるようにして置かねばならない。

EM米糠ボカシの活用は無農薬栽培と並ぶ我が家の「こだわりの農業」の二本柱なので切らす訳には行かない。


(昨日、ボカシ作り後に赤蕪の種まきを始めたが、既に太陽は西に傾きかけていた)

昨日は晴天だったが、今日は朝から一日中雨が降り続いている。
三日連続の雨の後に一日中休みでまたかなりの雨量となった。
この連休に稲刈りを予定していた農家も多いと思われるが、こんな模様だと稲刈りがずれ込みそうだ。

今年は「寒い春」に泣き、「猛暑と雨不足の夏」に苦しめられ、そして今は「秋の長雨」が稲刈りの邪魔をする。
本当に百姓泣かせの年となっている。


コメント (3)
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