霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

草刈り

2010-09-10 20:40:03 | 
昨年の稲刈りは9月27日がスタートだった。
今年は猛暑の影響で一週間ほど早まりそうな雰囲気となっている。

稲刈り前に行う田んぼ周辺の畦道や農道の草刈りも終盤戦に入った。
「孫一人での草刈りでは稲刈りに間に合わない」と心配したジイチャンがベテランの味を発揮して立派な草刈りをしてくれている。
80歳を超えたとはいえ集落内では現役で働いている人が多いだけに「隠居気分になるのはまだまだ早過ぎる」ことを確信させるような仕事振りだ。



午後の四時過ぎにバアチャンが持参したお茶やお菓子で、近くの畑で働いていた叔父(バアチャンの弟)も入った三人で畦道に腰掛けて一服をしていた。

昔はよく見た光景だが最近はあまり見かけなくなった。
田舎のノンビリした雰囲気がよく出ているシーンでいつまでも残したい文化だが、残念ながらせわしい世の中がそれを許してくれそうにないようだ。
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枝豆の味

2010-09-09 22:13:21 | 野菜
枝豆は一般的には秋が深まるに連れて「味が良くなる」と言われている。
しかし、その年の天候により必ずしも「原則通り」になるとは限らないようだ。

今出荷している庄内シリーズは、先週末まで出荷したものは格別の味で評判も上々だったが、播種時期をずらした今週スタート分はそれには及ばない味になっている。

極端な猛暑と水不足が播種時期の違いに大きな影響を与えたのかも知れない。


(夕方の日課となっている枝豆の収穫だが、今日はまだ西日が残る内に収獲を終えることができた。)

月曜日に「お宅の枝豆はいつも美味しいのよね」と言って店頭に並ぶのを待って10Pも購入するお客さまが居て有り難かったが、先週ほどの味ではないことにガッカリしているかも知れない。

工業生産物と異なり農産物は均一な品質を確保することは不可能に近い。
特に枝豆に関しては、収獲日の数日の違いで味が異なる場合もある。

店頭に並べる際に、なるべく試食を出すようにしているのは「今日の枝豆はこんな味です」という意味も込められている。
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オクラ

2010-09-08 20:21:33 | 野菜
昨日のシソと隣接してオクラ畑がある。
僅か三畝ながら猛暑のこの夏は収穫量も多く売捌くのに苦労するぐらいだった。
しかし、一昨日の雨以降猛暑が和らいだら、途端に生長にもブレーキがかかったらしく今日の夕方の収穫量は久し振りに少な目だった。

今年の産直の売上げは毎月前年を下回る低調振りが続いていたが、八月になって初めて前年を上回った。
これは地味ながら毎日出荷したオクラやインゲンが大きく貢献したことは言うまでもない。



「食べられないような固いオクラが時々あるが、お宅のはそういうことがなく安心して食べられる」と店頭でお客さまから声をかけられた。
お客さまは「値段や量目のみで購入を決めている」と思い勝ちだが、決してそうではないようだ。

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シソ

2010-09-07 21:33:26 | 野菜
春から毎日のように続けて来たバアチャンとジイチャンの「シソの葉の塩漬け」作りは明日で終了する。
葉が固くなると商品価値が無くなるためで、その年によって若干の違いはあるが平均して9月の上旬がタイムリミットとなるようだ。

80歳を超えた老夫婦の仕事としては徐々にキツイ仕事となって来ているように見ているが、これをこなせる内は「元気な証拠」と思っている。

同世代の親戚や知人が引退したり逝去したりする例が多くなる中で、今年も無事にやり通せたことは素晴らしいこと。
これが一年でも長く続くことを祈っている。



葉の収獲が終了となった後は「シソの実」の需要期となる。
今年はシソの葉を産直に出荷する分は少なかったが、「シソの実」ついては少し工夫を凝らして販売しようかと思っている。
目論見どおりに売れるかどうかは不明だが・・・。

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種播き

2010-09-06 20:10:28 | 野菜
猛暑が続いているが、一昨日から秋めいた青空になり空気も乾いて来たように感じていたのだったが、今日はまた蒸し暑い夏に逆戻りしてしまった。

猛暑の中で大根や蕪等の種を播いた。
明日は雨が降るとの予報に期待してのことだが「また外れるのでは」とやや不安が伴う。

久し振りに降った先週火曜の雨は一時間で50mm余りの雨量だったにもかかわらず、里山の木々に吸収されてしまったのか堤の水は殆んど増えなかった。
それでも「恵みの雨」であることに変わりはないが畑はまだまだ渇いた状態が続いている。

そんな心配をしていたら夜の7時半過ぎに20分ほど雷を伴った雨が降った。
雨量は僅かだったが畑には大いなる「恵み」となったことは間違いない。



秤には「是非の秤」と「利害の秤」の二つある。
この二つの秤のバランスを保たないと国民の支持は得られない。

これは昨夜BS2で放送していた韓国ドラマ「イ・サン」の中でのセリフ。
なかなか含蓄のある言葉だった。
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