霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

豆の選別

2011-11-20 20:03:25 | 穀物
農業には体力の衰えた年寄りでも貴重な労働力となる仕事が多い。
大豆の選別もそのひとつ。

足踏脱穀機で脱穀された大豆は順次天日乾燥される。
乾燥が済んだ大豆をジイチャンとパアチャンが選別して完成品となる。

そのお蔭でアオバタ豆と黒豆は今日から産直に出荷できるようになった。



「生涯現役」として働く場があるということは病気やボケ防止にも役立って
いる。
その意味で農業は環境保全面以外でも多面的な役割を果たしていると
思っている。






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だんだん良くなる法華の太鼓

2011-11-19 18:36:51 | 経営
昨日、遅れていた小麦の種蒔きを行った。
予めトラクターで堆肥を梳きこんでいた畑に筋状に種を蒔き管理機で土を被せた。
所要時間は僅か二時間足らずで簡単に終えることができた。

就農当初の農作業は、耕地は荒れ果てた湿地、作物を作るノウハウはゼロ、農業機械の
使い方も分らないという三重苦、四重苦の中でのスタートだったことを思うと「隔世の感」が
ある。

年を重ねるに連れ、耕地は次第に畑らしい土に変わりつつあるし、作物づくりのノウハウも
蓄積され、また機械も使いこなせるようになって来た。

「だんだん良くなる法華の太鼓」とはまさにこのことで、生産活動が順調になるに連れ産直の
売上額も右肩上がりを続け、今年は10月で昨年の年間実績と肩を並べている。



この傾向がこのまま続けばいいのだが、世の中そうは問屋が卸さない。
年を追うごとにジイチャン、バアチャンの労働力は期待薄になってくるし、熊谷家の誇る
「若夫婦」も還暦を過ぎ体力の衰えは隠しようがない。

そんなマンパワー不足をどう知恵でカバーするかがこれからの課題となりそうだ。
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くん炭機

2011-11-18 22:08:48 | 経営
恒例の「秋の風物詩」のクンタン焼きが遅ればせながらスタートした。
しかし、今年から風物詩とは縁遠い近代的な新兵器を用意した。

クンタンを作るために高額な投資をするのはやや疑問もあるが、従来のやり方では
手がかかり過ぎて困っていたので「踏ん切り」をつけた。

この「くん炭機」は籾殻を入れ火を点けたらあとは最後に煙突の蓋を閉じるだけで
フカフカのクンタンができあがる簡便さが魅力。
従来の方法と較べたら手数は10分の1程度と大幅に縮減できるし火事の心配も無い。
更には木酢液もとれるし炭を作ることも可能という優れもの。

使い始めたばかりだが調子は上々。
いずれ木炭作りにも挑戦してみようかと思っている。



ワールドカップバレーの全日本女子を連日TVで応援した。
真鍋ジャパンに変わってチーム力がグンとアップしたことは昨年の世界大会等で実証済だが、
今大会で世界ランク1位のブラジルや同2位のアメリカを倒したことで名実共に世界のトップ
クラスの仲間入りを果たした。

今回のオリンピック出場権獲得はならなかったものの「黄金時代の到来」を思わせる強豪
チームの「これから」に大いに期待したい。


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直売所

2011-11-17 22:30:26 | 産直
毎年、野菜が豊富に出回り市場価格が下がる時期がある。
それは春は3月中旬~4月下旬、秋は10月中旬~11月下旬がそれにあたるという。

各産直の商品の動きが最近鈍く見えるのは、産直の価格が市場の需給状況を反映
していないためのようだ。
スーパーよりも安いのが産直の魅力の一つなのに、逆転現象が生じていたのでは
客足が遠のくのも当たり前。

生産者は「生産のプロ」ではあっても「販売のプロ」としてはまだ未熟ということか。



全国に直売所が雨後のタケノコのようにオープンしているが「販売者」としての経験が
浅いのは否めない事実。
しかし、厳しい淘汰の時代を迎えている今は農家もマーケティング用語でいう
「プロダクトアウト」から「マーケットイン」に発想を転換すべきなのかもしれない。

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秋の風物詩

2011-11-16 18:52:32 | 加工品
昨日の栗駒山は天気の良かった午前中も一日中雲の中に隠れていた。
今朝はその栗駒山は勿論、田や畑も初雪で白くなっていた。
幸い畑の雪は朝日が昇るに連れて直ぐに解けて消えた。

もう畑での脱穀は無理と諦め、最後まで残った大豆を全部抜いて家に持ち帰った。
これでまずは一安心。

脱穀、乾燥、選別等々まだまだ手がかかるが、それは時間をかけてゆっくりやろう
と思っている。



農家の軒先に大根や干し柿が目に付く季節となった。
我が家ではニンニク(陰干し)や大豆も干してある。

もう一つの秋の風物詩の「クンタン焼き」は未だ手付かずとなっている。

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