3日前の6月9日(木)、W杯ドイツ大会のチケット事務局からメールが届いた。割り当てられたドイツ大会のチケット代の振込みの案内だった。
実を言うと、W杯のチケットの申し込みはまったくの失敗に終わったのだが、一応、どんな手続きをするのか知りたいと思って、北朝鮮を追いかけるTST6を申し込んでみたのだ。申し込みの時点では、出場の可能性がないわけではなかったし。銀行振り込みの方法と一緒に、ドイツ大会のステッカーでも送られてくるといいなぁなんて思ったりもしていた。確か、ユーロ2004のときは、カード決済だったが、申し込み確認書とともにステッカーが郵送されてきたと記憶している。
そして、6月8日(水)、運命の日。北朝鮮は、日本に破れ、本大会出場の夢が消えた。当然、ぼくのTST6も権利がなくなった。なにしろ、対象の国が出場しないのだから。なのに、翌日、振り込めメールが届いたのである。郵送ではなかった。そして、チケット代の振込み期限は6月30日となっていた。組織委員会もとくに悪気はなかったのだろう。おそらく機械的にメールを発信しているだけだろう。でも、すでに負けてしまったチームのTSTの代金を払い込めと言うのはいかがなものか。ちょっと振り込めサギ入ってませんか。
先日、大学でドイツ語を教えている先生からドイツ人の気質の話を聞いた。特徴的な気質の一つは、「合理的で、徹底的」なことだった。これは、裏を返すと「不器用で、理屈っぽい」ということになるそうだ。今回の振り込めメールも、決められたとおりに、申込者全員に送ったにちがいない。日本人ならば、もう少し気をきかせていたのではないだろうか。
なにはともあれ、日本が勝ったおかげで、無駄な手数料を巻き上げられずにすんだ。日本代表に感謝します。それとともに、来年のドイツW杯本大会の運営は、あまり厳格にしないようにドイツ人にお願いしたい。ダフ屋から買ったチケットでもスタジアムに入場できるように。
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