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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



コンフェデ2005・日本対ギリシャ(TBS)

対戦相手のギリシャはユーロ2004の王者。しかし、今となっては肩書きのみ。サッカージャーナリストの後藤健生氏が言っていた。「ユーロやW杯は強いチームを決める大会ではない。優勝するチームを決める大会なのだ。」まさに、ドイツW杯欧州予選であえいでいる、そして日本に完敗したギリシャのためにあるような言葉だ。

コンフェデ杯2戦目。大黒の得点で、日本が1対0でギリシャを破った。ギリシャのふがいなさを差し引いても、日本のパフォーマンスはとても素晴らしかった。ジーコ監督のもとでは過去最高の出来だったのではないだろうか。これまでは、ただ勝利という結果だけだったが、バーレーン戦からは内容がともなってきている。ヒデ、俊輔、小笠原、福西の中盤の4人の連携。そこに加わる柳沢の効果的な動き出し。さらに、この日のギリシャ線では、加地や玉田の積極的なプレーも見られた。依然としてゴールの枠にいかないという不満は残るが、積極的にシュートを打つ姿勢が、日本の攻撃のエンジンになっていた。こうなると、左サイドのキャステンングが大きな課題のように思えてくる。

さて、勢いを増す日本の次の相手は、2002年W杯王者ブラジル。勝ったほうが、準決勝に進出できる。ブラジルも本気モードで向かってくることだろう。さすがにギリシャのように肩書きだけの王者ではないはずだ。

日本は、ブラジル相手にここ数試合のようなパフォーマンスを展開できるのか。1年後を占う試合になりそうだ。

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