日本対オーストラリア(NHK-BS)
後半、途中交代して入った選手の3得点によって、オーストラリアが日本に逆転勝ちした。2002年大会で、巧みな選手起用によって韓国をベスト4に導いたヒディンク監督のガッツポーズがW杯に戻ってきた。
オーストラリアは前半から、攻撃の起点をキューエルにおき、トップのビドゥカをターゲットにして、単純な攻撃をひたすら繰り返し、数多くのチャンスをつくった。前半、不運な失点があったが、監督も選手も「行ける」という感触はあっただろう。
後半、暑さの中で間伸びした展開が繰り返される中で、ヒディンク監督は、長身の選手と、スピードのある選手を投入した。そして、最後の10分間に、それが功を奏した。相変わらずの強気の選手交代が勝利を呼んだと言える。
1974年の西ドイツ大会以来、再びドイツの地に戻ってきたオーストラリアのサッカーは、前評判どおりのものだった。強さと高さを武器にひたすら相手ゴールに迫り、体を張って守る。そこに名監督の采配が加わって、W杯で初の勝ち点3を獲得した。(1974年は引き分けの勝ち点1だけだった。)
ブラジル、クロアチアとどんな戦いをするのか。日本の戦いよりも、オーストラリアのこれからに興味がわいてきた試合だった。
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