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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



日本対クロアチア(テレビ朝日)

GK川口の好セーブとクロアチアの不正確なシュートに助けられた試合だった。試合後のインタビューで、中田ヒデは「勝てる試合だった」と言っていたが、負けなくて良かったというのが、素直な感想ではないか。

ジーコ監督がこぼしていたように、日本でのテレビ放送を考慮しての試合時間の設定が、完全に裏目に出ている。ちなみに、グループリーグで、午後3時からの試合を2回戦うのは、日本以外に、セルビア・モンテネグロ(C組)とトーゴ(G組み)の2チームだけだ。セルビア・モンテネグロは、2試合目にアルゼンチンに0対6という屈辱的な敗退を喫している。明日、登場するトーゴもかなり苦しむことだろう。

クロアチア戦の日本は、初戦よりも攻撃に意図を感じたし、実際にチャンスをつくっていた。しかし、相変わらずゴールは遠いように感じた。加地のクロスからの最大のチャンスも、柳沢が不可解なボールタッチで枠をはずしてしまった。この2試合の柳沢は、悪いときの柳沢らしさが出ている。次の試合はベンチにいるべきだ。

次のブラジル戦が、日本にとっては消化試合にならなかったこと、すなわち日本の決勝トーナメント進出に望みをつなげたことだけは評価できる試合だった。

グループリーグ最終戦は、現地時間21時試合開始である。暑さに苦しむことはないだろう。優勝候補のブラジル相手に、スピードとパスワークを駆使した日本らしいサッカーを展開して、日本サッカーの魅力を世界にアピールしてもらいたいと思う。

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