日本対クロアチア(テレビ朝日)
韓国対フランス(NHK-BS)
同じ日におこなわれた極東の2チームと欧州の強豪との試合は、2つとも引き分けに終わった。
炎天下での消耗戦となった日本対クロアチアは0対0。夜9時からの韓国対フランスは1対1だった。日本と韓国のおかれた状況は大きく違っていた試合だったが、それ以上に、勝利への執着心に差があった。
日本は、初戦のオーストラリア戦よりは考えたサッカーをしていた。今大会の象徴となりつつあるミドルレンジからのシュートを積極的に放っていた。しかし、ともに無得点のまま、すっかり足がとまってしまった後半の半ばからは、勝とうという気持ちよりも、負けなければいいというムードが漂いだしたように感じた。
今大会の2試合を見て、日本選手に強さが欠けているのが気になっていたが、クロアチア戦の最後は気持ちの強さが欠けていた。
一方の韓国は、元王者フランスに先制点を許した前半は、ほとんど手も足も出ない状態で、ひたすら我慢するしかなかった。しかし、1点リードされていた韓国には、追いつこうという気力があふれていた。
フランスの動きが鈍くなった後半は、その強い気持ちがプレーになって表れるようになった。そして、いかにも泥臭い、ぎりぎりの同点ゴールが生まれた。
状況の違いはあったものの、最後まで点をとることにチャンレンジし、そして1点をもぎとった韓国を、その執念を、今こそ、日本は見習うべきだろう。
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