韓国対トーゴ(NHK-BS)
トーゴが退場者を出してしまったといえ、韓国の見事な逆転勝利だった。
同点のチャンスをつくったパク・チソン。同点ゴールを決めたイ・チョンス。そして、決勝点はアン・ジョンファンだった。3人とも2002年大会の実績をひっさげて欧州に渡った選手である。彼らの2002年の経験と欧州で経験した苦労が実った試合だった。
そして、この試合、初出場のトーゴとは対照的に、韓国はしたたかさ、余裕をみせながらの試合運びだったが、そこには、ヒディンクと同じオランダ人のアドフォカート監督の存在も見逃せない。後半からのアン・ジョンファンとキム・ナミルの起用と布陣の変更が見事に勝利に結びついた。
選手の戦略的交代(=ケガ以外の交代)が認められるようになった現代のサッカーにおいて、選手交代とそれによるシステムの変更といった監督の采配は、勝利への重要なカギとなっている。アジア地区予選通過後、新たにアドフォカート監督を起用した韓国サッカー協会の勝利とも言えよう。
韓国がトーゴに逆転勝ちした背景には、選手たちの2002年の経験、名監督の采配、さらにはその監督を採用した韓国サッカー協会(KFA)の好判断があった。
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