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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



ケガを理由に夏の巡業を休んでいながら、故郷のモンゴルで中田ヒデらとサッカーに興じていたことが発覚した、横綱、朝青龍に厳しい処分がくだされた。

秋場所と九州場所の2場所出場停止と4カ月間30%の減俸。さらに九州場所千秋楽の日までの謹慎である。謹慎期間中は、自宅からけいこ部屋と病院への外出しか許されないというものらしい。この謹慎を破ったら解雇処分という前代未聞の厳しい処分である。

朝青龍は、その強さは誰もが認めるものの、その振る舞いは横綱としての品格に欠けるということもたびたび指摘されていた。これまでの不満も合わさり、これだけの厳罰となったということか。モンゴルで一緒にサッカーをやっていたヒデも、まったく罪な旅人なものだ。

ところで、この厳しい処分を朝青龍はどう思うのだろうか。前向きに考えれば、これを機会に十分反省し、心身ともにリフレッシュすることで、さらに強い横綱として、来年の初場所に登場することも可能だろう。

しかし、ぼくとしては、もっと前向きに考えて、角界を超えた舞台で、その強さを発揮してもらいたいと思う。朝青龍の総合格闘技への転向である。関取が強いと言われていても、曙のように、現役を引退してからの転向で、無残な姿をさらけだしているケースが多い。

角界でダントツの強さを誇る、今の朝青龍が総合格闘技でどこまでやれるのかを見てみたい。関取の実力を世間に認めさせるいい機会でもある。

K-1プロデューサー、谷川貞治氏が、朝青龍を狙っているのは想像に難くない。今年のおおみそかの総合格闘技イベントの目玉が、朝青龍になることを期待している。

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