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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



世界陸上2007・第1日第2部
(2007/8/25 大阪市長居陸上競技場)

世界的なイベントの開幕らしい光景が、ここ大阪の世界陸上2007にもあった。

夕方17時から、開会式を含む第2部を観るために会場に向かった。16時30分、地下鉄御堂筋線・長居駅に着くと、そこには最後尾が見えない長い列ができていた。それが、入場のための列だという説明もなく、何が起きているのかわからない。

仕方なく列に並び進み、その途中で係員に聞くと、スタジアムの反対側にもう1カ所入り口があるらしい。そのまま並んでいても埒が明きそうもないので、タクシーに乗って反対側に移動。これが大正解。JR阪和線・鶴が丘駅に近いほうの北ゲートを発見。10分ほどで無事入場。

それにしても、身に着けた金属類をはずして、金属探知機を通り、その後荷物チェックをする。そのゲートの数が少な過ぎる。しかし、それ以上に、係員の説明も不十分だし、その係員が状況を把握できていないことが問題だろう。

スタジアムに入るのは大変だったが、入ってしまえばなかはユルユル。通路からスタンドに入るときのチケットチェックはなし。よく見ると、S指定席、A指定席、B指定席、C自由席とカテゴリーがわかれているものの、カテゴリー間の仕切りはない。だから、C自由席のチケットで中に入って、S指定席で見ることも可能である。

実際に、B指定席だったぼくも、開会式が終わったところでバックスタンドの中央(A指定席)に移動して競技を観戦し、この日の最終競技、女子1万メートルは、最前列に近いS指定席で福士の健闘を観た。

観戦する側のモラルの問題だが、運営側もいい加減なのだから、おあいこと言えるだろう。チケットの売れ行きが悪いようなので、席は余っているはずだ。無理して高いチケットを買うことはないと思う。

海外でのオリンピックやワールドカップでは、こんな光景はよくあることだ。しかし、日本なら、ここまでひどくなくてもいいのではないか。2002年日韓ワールドカップの経験が生かされていないように感じたのも残念だった。

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