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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



横浜FC 1対1 ガンバ大阪
(2007/8/18 NHK-BS1)

よりによって、首位と最下位の試合を放送するなんて、と思っていたが、予想外におもしろいゲームだった。

後半、退場者を出した横浜FCに対して、ガンバ大阪がPKで先制。しかし、その直後にコーナーキックから横浜FCが同点にする。不運もあったガンバ大阪の今後に不安が見えはじめ、最下位の横浜FCには明るい兆しが差し込んだ試合だった。

この試合のガンバ大阪は、まるでアジアカップ2007の日本代表を見ているようだった。とくに後半、引いて守る横浜FCに対して、ボールをまわしてばかりで、なかなか崩すことができない。そして、セットプレーでの失点。

この試合を引き分けて、浦和に首位を譲ったガンバ大阪にとって、マグノ・アウベスの欠場は思いのほか大きいようだ。幡戸、バレー、マグノの3人がスタンバイしているうえで、そのなかの2人がピッチに立っていることに意味があることを再認識した。

一方の横浜FCは、シーズン序盤とはがらりとメンバーが変わっていた。中心だったFW久保、MF奥、山口が、平本、オ・ボムソク(韓国)、パウロ(ブラジル)に変わっていた。なかでも、Jリーグ再開後に加わった2人(オ・ボムソクとパウロ)の存在感が際立っていた。(ちなみに、この2人は、8/18現在、横浜FCオフィシャルサイトの選手スタッフに載っていないほどフレッシュである)

元ブラジル代表パウロは、抜群のポジショニングで守備の要として機能していたし、若手ながら韓国フル代表のオ・ボムソクは豊富な運動量でガンバ大阪の守備網に果敢に切り込んでいった。これに、神戸から移籍した三浦がうまく融合すれば、チーム力はさらに高まるはずだ。

浦和とガンバ大阪の優勝争いもおもしろいが、横浜FCのJ1残留に向けたチームの再生に注目していきたいと思った試合だった。

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