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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



FIFA Club World Cup Japan 2008
アデレード・ユナイテッド 2対1 ワイタケレ・ユナイテッド
2008/12/11 東京・国立競技場

今年も、アジア対オセアニアの戦いから「トヨタカップ」が始まった。昨年から、大会の正式名称が“FIFA Club World Cuo Japan 2008 presented by TOYOTA”となっているが、あまりに長いので、30年近く慣れ親しんでいる「トヨタカップ」と呼ばせていただきたいと思う。

その1回戦は、オーストラリアのアデレード・ユナイテッドとニュージーランドのワイタケレ・ユナイテッドの対戦。アデレードが一方的に攻め続けた試合だった。

しかし、先制は、アデレードのGKのミスにつけこんだワイタケレ。この試合の最初のシュートがゴールとなった。そして、その5分後にアデレードがCKのボールをヘディングで押し込んで同点し、前半終了。見どころのない45分間だった。

後半になって、互いにやや攻撃的になったが、アデレードの支配は変わらず。ワイタケレは、12番クリシュナがスピードをいかしたドリブルでゴールを目指したが、1人、2人は抜けても、GKと相対するところまでは届かなかった。それに対して、アデレードは、後半38分、FKからの低いクロスに頭で合わせてようやく勝ち越した。延長戦にならなくてよかったと思った瞬間でもあった。ぼくの後のほうからも、同じ思いだったのだろう「サンキュー!アデレード」という声が聞こえた。

なお、この試合で一番健闘したのは、ワイタケレのGKギレスピーだった。19本のシュートを浴びながらも、素晴らしいセービングを見せ、場内を沸かせてくれた。ややもすれば、大量得点差になりかねないところだった。内容はともかく、スコア面では緊張感のある試合になったことへの功績は大きい。

これで、アデレードは2回戦でG大阪と対戦することになった。ACLの決勝と同じ顔合わせである。アデレードとしては、なんとしても雪辱したいところだろうが、ワイタケレ戦での精度の低いプレーを見ていると、G大阪の有利は明らかだろう。G大阪には、アデレードに勝ち、マンチェスター・ユナイテッドにひと泡ふかせることを期待したい。



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