FIFA Club World Cup Japan 2008
ガンバ大阪 1対0 アデレード・ユナイテッド
2008/12/14 日本テレビ
ガンバ大阪の冷静さが、勝ち気に勝るアデレードを破った試合だった。
ACLの雪辱を果たしたいアデレードは、この大会の初戦を欠場したジエゴ、カッシオを先発起用し、FWのクリスチアーノと合わせて3人のブラジル人に勝負を託したが、結局、試合が終わった時には3人とも交代退場していた。ブラジル人の個性を生かすことができなかったアデレードでは、キャプテンのトッドの健闘が光っていた。
アデレードの圧力に押され気味のガンバを救ったのは、遠藤、橋本、明神、二川ら、ベテラン揃いの中盤だった。いつになく、イージーなパスミスが目立ったが、それでもあわてることなく、冷静に対応し、試合をコントロールした。
唯一の得点は、二川から幡戸へつなぎ、遠藤が決めたものだった。他にも、得点にはならなかったものの、ガンバの決定的シーンのほとんどは、二川と遠藤の演出によるものだった。とくに、この試合では、二川の視野の広さ、タイミングのはかり方が秀逸だった。
二川や遠藤のプレーが世界のトップに通用するのかを見極めるのは、次の試合、マンチェスター・ユナイテッド戦になる。怪我のために途中退場した、佐々木、二川の状態がひどくないことを願うばかりである。
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