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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



今度の土曜日(4月7日)から3日間、韓国・ソウルに行く。

目的は、Kリーグ(韓国プロサッカーリーグ)のFCソウルで働く友人と会うことと、もちろんFCソウルの試合を見ること。FCソウルは、4月8日(日)の午後、ソウル・ワールドカップスタジアムに「水原(スウォン)」を迎える。

FCソウルは、もともとソウルにあったが、1996年に近郊の安養市に移転し「安養LG」と改名。そして、2004年の春に、再びソウルに移転し「FCソウル」となったクラブである。ぼくの友人は、以前、日本でアン・ジョンファンのマネージメントをやっていたが、2004年の春、新生FCソウルのスタッフとして韓国に戻った。

FCソウルの試合を見るのは、2004年のリーグ開幕戦と、同じく2004年のリーグ最終戦以来、3度目。今シーズンは、監督にシェノール・ギュネスを迎えた。2002年W杯でトルコ代表の監督として、W杯共催国を2つとも破り3位になった監督である(こんな記録は最初で最後だろう)。FCソウルは、今季、リーグ戦を4試合終えて、3勝1引き分け、勝ち点10で首位をはしる。カップ戦も3戦全勝と、絶好調だ。

選手としては、パク・チュヨン(FW)やイ・ウルヨン(MF)ら、日本でもおなじみの代表クラスを抱える。また、昨年まで現役だった、Jリーグでも活躍したチェ・ヨンスがコーチをしているはずだ。

観戦する予定の試合相手、水原の監督はチャ・ボムクンで、選手では、今季からアン・ジョンファンが加わっている。顔や名前を見知った監督、選手が多いので、その点でも、とても楽しみである。

今回は、Kリーグの観戦以外にも、明日4月6日に開幕する韓国プロ野球の試合も見て来ようと思う。さらに、“Leeum”というサムソン財閥が所有する美術館にも行くつもりだ。

久しぶりの韓国をたっぷり楽しみたいと思っている。


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日本代表や欧州選手権の日程について、思い考えることがあったので、クラブ・ワールドカップのことも考えてみたくなった。

12月に開かれるクラブ・ワールドカップに開催国枠が設けられ、Jリーグ優勝チームが出場できることになったという新聞記事を少し前に読んだ。12月1日に終了する今季のJリーグ・チャンピオンは、1回戦でオセアニア代表と対戦するそうだ。大会としては、昨年まであった5位決定戦をやめるために、総試合数7は変わらないとのこと。

日本サッカー協会、Jリーグの関係者は、大会の盛り上がりにつながるという理由で、歓迎ムードのようだが、果たしてうまくいくのだろうか。

まずは、大会の日程について考えてみたい。

昨年、一昨年にあわせて、今年は12月16日(日)に決勝戦と3位決定戦をおこなうとして、日程をつくってみた。なお、これも例年どおり、もっともハードスケジュールにある欧州代表は、決勝戦の前週末(土曜日か日曜日)に国内のリーグ戦を終えて来日するとして、木曜日と最終日の日曜日の2試合だけとする。さらに、開催国(=日本)代表は、アジア代表と別のブロックにした。

日程シミュレーション
【欧州ブロック】
12/7(金)試合#1(開幕戦):開催国代表対オセアニア代表
12/10(月)試合#3:試合#1の勝者対北中米代表かアフリカ代表
12/13(木)試合#5:試合#3の勝者対欧州代表
【南米ブロック】
12/9(日)試合#2:アジア代表対北中米代表かアフリカ代表
12/12(水)試合#4:試合#2の勝者対南米代表

12/16(日):試合#6・3位決定戦&試合#7決勝戦

新聞報道にあったように、昨年と総試合数は同じである。大会期間が2日間長くなるのはしようがないとしても、問題は、開催国代表またはオセアニア代表が優勝するためには、中2日で4連勝しなければならないという、あまりに無謀なめちゃくちゃな試合日程になることだ。この2チームには、はなから優勝はないと考えているとしか思えない。大会期間をさらに延ばせば解決するが、Jリーグの最終戦からの時間が短くなること、開催国代表対オセアニア代表の試合は予備予選的な色合いがさらに強くなってしまうことから、あまり現実的ではない。

この中2日4連続試合を解消するために、欧州代表だけをシードにして、南米代表を含む6チームで1回戦をこなす方法もある。しかし、過去2連覇している南米代表である。欧州重視の日程に南米連盟が黙っていないだろう。

このように、大会日程だけを見ても、開催国代表が加わることには、かなり無理があるように思うのだが……。

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