行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

開幕戦 アビスパ福岡戦 観戦記 その2

2009-03-11 21:59:29 | カターレ富山
試合内容について、個人的な見解をつらつらと。
あくまで、サポーター歴がカターレと同じ2年目というシロウトの観た感想ということで了承ください。
試合前の選手紹介その他は、昨年出来たばかりだという真新しい大型ビジョンで行われるはずだったのですが、まさかの故障。
急遽、従来の掲示板での紹介になったのですが・・・百歩譲って、アナウンスと表示が食い違ったり、ヒョンスをヒュンスとか言っていたところまでは大目にみるとしても、“GK 橋田聡司”のほかに“MF 橋田聡司”がいたのは、いかがなものかとorz
思わぬ形でアウェーの洗礼(?)を受けました。


今シーズンの開幕戦。スタメンでいえば、上園を除くほぼ全員が初めてのJの舞台。やはり、大なり小なり、やりにくさというか緊張もあったと思います。
「if」を言い出したらキリがないのですが、それでもあえて言えば、前半18分の、ヒデがPKを外してしまったあの場面。
正直、見ていただけのはずの自分ですら、冷静ではありませんでした。「PK・・・そうだ、PKだ。決めないと・・・てか、入ったら先制で、得点入るんだ・・・よな?って、もう(決まることを前提とした)タオルマフラー振る準備?え?」とか、頭がごちゃごちゃになっていたのが思い出されます。
もし、もう少し違う時間帯でPKだったなら。もし、抗議などですんなりとキックに移行していなかったなら。もし、接触で傷むなどして、もう少し間があったなら・・・・・・おそらく、同じ結果にはならなかったと思います。
想像の域を出ませんが、ヒデも、完全に意識をPKを決めることに集中する前に撃ってしまったのではないでしょうか。
キッカー側に絶対的に有利なPKではありますが、外すとしたらこういうケース―――自分的には、そう解釈しています。確かに、決定的なチャンスで、それを逸しました。しかし、「そのせいで勝てなかった」とは思いません。
今後、同じようなシチュエーションでは反省を活かして確実に決めてもらう。それだけです。


試合全体を通してですが、率直な感想は「やはりJ2はレベルが違う」ということでしょうか。
前週に練習試合でヴァンフォーレ甲府を見ましたが、それはやはり練習試合。本気を出したJリーガーの個々の能力・・・速さや巧さ、ファウルのもらい方にいたるまで、理屈抜きに「格上だ」と思わざるをえませんでした。
しかし、それはあくまで、「個々の能力が上」ということ。
サッカーは11人のフィールドプレイヤーが連動して戦うスポーツ。個で及ばないなら組織力。その組織力が、昨年の激闘をくぐりぬけた実績、そして自信となって、力の差を縮めた。そんな試合でした。
攻撃のキーマンである朝日は、さすがに警戒されていたのでしょう、思ったより活躍できなかったような印象です。それでも、それを補って縦横無尽に走り回ったのが、攻撃的MFの相方、ヒョンス。さらに、中盤を固めてフォローに奮闘した長山の働きは見事でした。イエローをもらってしまったのが残念でしたが、それを差し引いても活躍は評価されるべきかと。
大型補強をおこなわず、ほぼJFLを戦った去年のまま・・・そこをデメリットととらえ、ぶっちぎりの最下位予想をされてきたカターレ。しかし、逆にメリットと考えれば、それはすでにチームがまとまっているということ。それだけでなく、新加入の足助がうまく溶け込んでいたことを考えると、全体としてチームがまとまりきれていなかった福岡より、たとえ個の能力は劣ろうともチームとしての完成度は上回っていた気がします。

外したPK以外にもチャンスはありながら、それを活かしきれなくて無得点と、攻撃面には課題も。
守備では対抗するだけのある程度の自信を得ただけに、攻撃陣の奮起によって初勝利もみえてくるのではないでしょうか。今回も相手を上回るシュートを放てていたし、あとはいかに精度を高めるか、でしょうか。
奮起に期待です。

コメント
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