行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

苦戦しながらも、しぶとく勝ち点1  アビスパ福岡戦

2009-08-19 00:04:18 | カターレ富山
第2クール最後の試合は、前節に続いて1-1のドロー。
なかなかペースを作れないままに、前半のうちに失点。苦しい展開のなか、桜井くんのホーム初得点で同点に!
以前であれば、立て直せないままズルズルと負けていたかも知れません。しかし、爆発的なチカラはなくとも、点を獲る形に持っていけるようになったという、近頃の試合ぶりを象徴するかのような得点でした。
本音を言えばドローではなく勝利で第2クールを締めくくりたかったところですが、苦しい試合でも負けずに勝ち点1をもぎとったことは、充分に評価したいところです。

7月の2試合は平日、2日の湘南戦は雨と、どうにもこうにも条件に恵まれなかった、このところのホームゲーム。
この日の動員は5325人と、今季最多を記録したものの・・・正直、もうちょっとほしかったところです・・・。
とはいえ、6戦負けなしで迎えたこの試合、いかに復調の兆しが見えてきた福岡相手といえど、落とすわけにはいきませんでした。

しかし。
試合開始早々から積極的につっかかってきた福岡に手を焼き、パス回しにしろ攻め上がりにしろ、どうにもこうにもうまくいかない展開に。良いときに見られる躍動感が、ぜんぜんありませんでした。
なんていうか・・・正直、「どっちがJ2初年度のチーム?」というか。下位のチームが上位チームに挑みかかっていくような。本来、カターレがそうしていくならまだしもという攻めを、福岡にされていた印象でした。プレビューにおいて『上位陣に負けないように挑みかかることの大切さは言うまでもないこと。それに加えて、下からの突き上げをいなす・・・いや、はねのけることも、同じくらい大切です。』という書き方をしたのですが、まさにその突き上げをくらっていたような感じでした。
そして、なんとなくイヤな雰囲気の中で迎えた35分。ペナルティーエリアぎりぎりくらいの位置からのFKを直接決められ、失点してしまいました。クロスバーに当たりながら入るという、アンラッキー的な面があったのも、そのイヤな雰囲気があったからでしょうか。その後も攻めあぐね、0-1のまま前半終了。

ハーフタイムになって、まず思ったのが、「監督、ハーフタイムに的確な指示をしてくれ!」ということでした。
実際、前節にしてもそうですが、これまでもリードされてハーフタイムを迎えたことは少なからずありながらも、後半に巻き返したこともまた、少なからずあったわけで。
その願いが通じたのかどうか。楚輪監督にしては珍しく、ハーフタイムに選手交代を敢行しました。トミーに代わり、桜井くん投入。
後半開始から行く、ということを聞かされていたからでしょう。誰より早くピッチに入り、念入りにアップしていた姿が印象的でした。

そして、迎えた71分。
ヒョンスからのクロスをゴール前で受けた桜井くんが、冷静に相手の動きを見つつ、利き足でない右でシュート!待望の同点ゴールが生まれました。
焦って撃っていたのでは、おそらく決まらなかったであろうシュート。きっと、日々の練習のたまものでしょう。積み上げた努力は裏切らない―――そんなことを実感できたシュートだったのではないでしょうか。

正直言って、「このままじゃ勝てない・・・負けてしまうかも」と思った試合でした。負けた栃木戦に似た雰囲気がありました。ダメなときのカターレというかなんというか。
しかし、負けなかった。しぶとく追いつく強さを見せました。このあたりの成長の頼もしさ。
勝てはしませんでしたが、劣勢の中でも負けないだけのチカラを伴った、意味のあるドローだったかと。
これで、負けなし記録は7に。このドローが生きるのは、次に勝ったときでしょう。
次節、必勝を期して臨みたいところです。
コメント
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