行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第35節  町田ゼルビア戦

2012-09-22 23:58:49 | カターレ富山
全42節で争われる今季Jリーグディビジョン2。もちろん、大事でない試合など1試合たりとも無く、どの試合も勝利を目指さねばならないことは確か。
ですが、そのなかにあっても「どうあってもここだけは負けられない、勝つしかない試合」というものが、確実にあります。
それが、今節でなくていつだというのか。
J2残留戦線を生き残るために。
なんとしても勝たねばならない不退転の決意をもって、アウェイ・町田市立陸上競技場に乗り込みます。

最下位の状態にあった8月から一転、9月に入って3連勝を成し遂げ、順位を20位まで上げたカターレ。代わって現在最下位となっている今節の対戦相手・町田との勝ち点差は4。
この直接対決がもたらす結果が、残り少ないリーグ戦最終盤へ向けての方向性を決めると言っていいでしょう。
勝利して差を7に広げるのか、敗れて1に迫られてしまうのか。
相手が最下位だから、などというのは勝つ理由になどなり得ません。他ならぬカターレが、つい最近までその最下位にいたわけだし。同じように町田がここから3連勝して浮上する可能性だってあり得るわけで。
その町田、前節はアウェイで福岡とドロー。先制されながらも追いつき、主導権を握り続けた試合。惜しむらくは頑張りが逆転ゴールにまで結びつかなかったところですが、それでも手応えを感じての勝ち点1だっただけに、結果として悪くはなかったはず。次こそは、との思いでホーム戦に臨むモチベーションも高いことかと。

前回対戦時は1-1のドロー。
相手パスサッカーに翻弄され、こちらの良さが全く出せなかった、実質的には負け試合でした。福田の起死回生となる試合終了間際同点ゴールがあったから良かったようなもので、負けなかったのは相手が勝ち慣れていなかったからに過ぎなかった、という試合だったかと。
GWの連戦は、奇しくも現在残留争いをする岐阜、鳥取、町田との3連戦でした。事前には、「ここで3連勝して序盤の遅れを取り戻す!」と息巻いていたはずが・・・。終わってみれば、岐阜にはなんとか勝てただけの辛勝、鳥取には敗れ、町田には試合内容で負けるドロー。3連勝のもくろみは崩れ去り、その後も調子は上がらないまま。翌月から暗く長い勝ちなしのトンネルに突入してしまったのでした。

そして、月日は流れ。
暗く長い勝ちなしの先にあったのは、あのとき成し得なかった3連勝。
あるいは、今節こそがカターレ富山の本当のリスタートやもしれません。
遅きに失した?そんなことはない。そんなことはないし、そんなことをいっている場合でもない。
もちろん、是が非でも勝ちに行かねばならない、そしてJ参入後初となる4連勝を成し遂げなければならない試合です。
勝ち点差が7となるか1となるかの試合において、その勝利の価値は、ただの1勝以上のもの。
だからこそ、勝つ。
勝利への渇望というものは、3連勝程度で満たされるものではないのであって。
これまで、イヤと言うほど勝てない苦しみを味わってきました。おそらくは、町田以上に。
だからこそ、勝つ。
3連勝中だから次も勝てる、なんて楽観はしません。前回対戦時に内容で負けた相手に、慢心などあってはならないのだから。
逆に、相手に「富山程度に勝てないでどうする」なんて思い上がりがあったなら、そこは遠慮呵責なしに叩きつぶすべき。
お互いに、負けられない一戦。
とはいえ、勝ちたい気持ちではこちらのほうが上であることを自覚すべき。そして、ここ3連勝がまぐれでないことを、結果をもって証明すべきです。

期待したいのは、黒部。
千葉戦で2ゴールを挙げた活躍ぶりを、今節も見たいです。町田のここ最近の課題は、立ち上がりの時間帯に失点してしまうことであるとか。ならば、そこにつけ込むゴールを挙げて、相手に「またか」と意気消沈させる展開にもっていかねば。
國吉の戦線離脱は痛いですが、それでも朝日やヨンドクらとの連携から、相手ゴールを脅かしてくれるものと信じます。
勝つこと以外は求められないという大一番にあって、チームの大黒柱たる黒部がゴールを挙げたならば、チーム全体が勇気づけられるはず。千葉戦がそうであったように。
前節に出場回避したぶん、今節に賭ける意気込みも相当なはず。それを、ゴールという結果で示してほしいです。
そして、守備陣の奮起にも期待。
3連勝の要因は、やはり全試合無失点の守備の粘り強さにあったかと。特に、なにかふっきれたような守田の集中力が素晴らしいです。
前節草津戦、その前の千葉戦もそうですが、相手に攻め込まれる展開にあっても、最後の最後でしのぎきりました。以前であれば失点していたような状況にあっても、それでもゴールを許さなかった。
特に前節の勝利に関しては、無失点だったからこそ勝利に繋がったのであって。守備陣の頑張りがあったからこそ、最後の最後でワンチャンスに賭けることができました。
今節、得失点のデータ的にはほぼ互角の町田が相手。
おそらくは、大差がつく展開とはならないのではないかと。1点を争う勝負となるなかにあって、そのモチベーションのよりどころとなるのはやはり、これまで積み重ねてきた実績に他ならないかと。
ならばこそ、今節もまた無失点で抑えねば。
大丈夫、いける。これまで勝てない苦しみを味わってきたからこそ。その先にたどり着いた無失点であるからこその自信なのだから。

今節こそ、J降格争いというありがたくない大一番ではありますが・・・。
それでも、大一番というものはこの先もいくらでもあるわけで。J1昇格を賭けた試合であるとか。
ならば、この試合で勝つことが、今後の大きな糧となることウケアイ。
クラブそのものにとっても、大きな一戦となりそうです。

あるいは、今季最大の山場といえるかもしれない今節。
チームを信じて、心一つにやるしかない。
そして、勝つしかない。
どちらも負けられない戦いではありましょうが、勝ち点3を積み上げることが出来るのはどちらか1チームのみ。
ですが。
きっと、勝利を渇望するその思いは、町田よりも上。
簡単には勝てないことを、知っています。勝つということがどれだけ難しいかも知っています。
だからこそ、勝つ。
今まで勝てなかったぶんを取り返すつもりで。この先勝てるかわからない不安を払拭するつもりで。
この試合に、全力を賭けろ!そして、勝利しろ!!
狙うは勝ち点3、それ以外にはあり得ない!
勝たれ!!!!!富山!!!!!
コメント
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