行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第40節  横浜FC戦

2013-11-10 06:58:09 | カターレ富山
残り3試合となった今シーズン、ホームに横浜FCを迎える第40節。昨年は最終節まで降格の可能性を残しながらのシーズンとなりましたが、今年は現時点で残留が確定済み。しかし、だからと言って負けていいというわけもなく。当然のように勝利を目指して敢然と挑まねばならない試合です。
それでなくとも、今季初の3連勝がかかった試合。簡単に落とすわけにはいきません。過去の対戦成績は4勝2分け4敗と五分の横浜FCですが、ここ最近、山口監督となってからは1分け2敗と勝利がありません。だからこそその流れを断ち切り、前節東京V戦で見せたようなしたたかな勝利が求められます。
残留の、その先へ。
遅きに失した、ということはありません。勝って、ホームのファン・サポーターに強いカターレ富山を見せねば。

前節で残留確定というひとつの区切りがついたカターレ。対して、プレーオフ進出の可能性が消滅という別の意味で区切りがついた横浜FC。それぞれに事情は異なるにせよ、残り3試合を意義深いものとせねばならないという思いは共通でしょう。
横浜FCは前節、キングカズこと三浦 知良がJ史上最年長ゴールを更新する得点を挙げたものの、松本に1-3で敗れました。プレーオフ進出がなくなったとはいえ、勝ち点差の小ささにより順位上昇は可能。14位という現状に納得しているわけもないでしょうし、そのためには残り3試合を3連勝するという意気込みで乗り込んでくることでしょう。
昨季は当初最下位から追い上げを見せてプレーオフ進出を果たしたように、自力は間違いなくあるチーム。今季はそのプレーオフ進出という夢が断たれたわけですが、だからと言って腑抜けになるとは考えにくいでしょう。ましてや、今節の相手はこの最終盤になってやっとこ残留を確定させたような毎年下位に低迷する富山。当然のように勝ちに来るはずです。

しかしながら、簡単にやられるわけにはいかないカターレ。ここでシーズン初の3連勝を成し遂げ、成長の証を打ち立てねばなりません。
そもそもなかなか勝てなかったことも問題ではありますが、同時に、たとえ勝ってもその良いイメージを次の試合にも活かして連勝するということが、ここまでなかなか出来ていなかったが故の事態でもありました。
その点、ここ最近の流れは、これまでとは一線を画していると言っていいのではないかと思います。
ガンバ戦で、相手のミスを見逃さなかった白崎が待望のリーグ戦初ゴール。最終的には力の差を見せつけられて敗れたものの、ひとつ結果を残しました。
その流れを受けて臨んだ水戸戦で、その白崎が1ゴール1アシストという活躍を見せて見事に勝利。
さらに、東京V戦では苔口が2試合連続ゴールで10得点目を挙げれば、同点とされても動じず、白崎の3試合連続ゴールで突き放して勝利。
良い流れというものは、目に見えて出てきています。
東京V戦での苔口のゴールなどは、ガンバ戦での白崎のように、相手ミスを見逃さずにボールをかっさらい、迷うことなくシュートしたからこそのもの。それはすなわち、ゴールへの意識が高くないと決められなかったであろう得点であったことは明らかです。
獲るべき選手がしっかりとゴールを挙げることで、チームに勢いがもたらされます。それに触発されてディフェンスの選手も頑張ろうという気になり、さらに勝利への意識が高まるという相乗効果。
その良い流れを、今節もまた継続しなければならないのです。

期待したい選手は、なんといっても白崎。3試合連続ゴールは過去にもありましたが、4試合となればクラブ史上初です。だからこそ、是非とも狙っていってもらいたいところ。
ガンバ戦で相手エースである宇佐美 貴史のストライカーとしての姿勢に刺激を受け、残り5試合で5ゴールという目標を掲げた白崎。それが、有言実行されようとしています。
別に、1試合1ゴールにこだわらなくていい。複数得点を挙げてもらって構わない・・・というか、むしろ挙げてほしい。なんなら、ホーム初のハットトリックを決めてくれてもいいくらいで。
点取り屋としての覚醒を、ホームのファン・サポーターの目に焼き付けてほしいです。
そして同じく覚醒中でるところの、2試合連続ゴール中である苔口。目標としていた2けた得点をクリアしましたが、それで十分ということはありません。白崎と同時に好調であるというところがミソで、そうなれば相手にとってもエース1人を徹底マークすればいいということにはならないわけで。警戒が分散するぶん、徹底マークより隙が生まれるというもの。ならば、前節にそうしたように、相手のミスを見逃すことなく果敢にゴールを狙っていってほしいです。シーズン最多ゴール記録は、まだまだ更新していく覚悟で頑張ってほしいところかと。
あと、中盤の選手ですが・・・チームの持ち味であるところの積極的なプレスは継続しなければならないものの、一方で、イエローカードへの警戒も必要になります。
舩津、ヨングン、ヨンドクの3人がリーチ状態。中でも今季すでに累積警告で出場停止となっているヨンドクがもらってしまった場合、その時点でシーズン終了となってしまいます。そんな事態は避けねばならない半面、積極性を失ってしまっては、その影響がチーム全体に及んでしまいます。むしろ、それこそ避けねばならないのであって。
冷静にファイトする、そんなプロとしてのプライドをかけた状況に臨み、見事にそれをパスしてほしいところかと。

残留という最低限のノルマは、クリアした。けれど、それで終わりじゃない。
目の前の目標であるところの3連勝を達成するために。良い流れを引き継ぎ、勝利へとつなげるために。
自分たち自身との戦いでもある今節。だからこそ、ブレイクスルーを果たし、壁を破って見せねば。
だからこその、勝利を!!
苦しい中でも磨き上げてきた、信じて貫いてきたカターレのサッカーを、勝つことで示せ!!
再三にわたり言ってきました。勝つことでしか自信は身につかないと。
ならば、勝て!!勝って、自信を見せつけろ!!
勝たれ!!!富山!!!!!