行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】幻となった4試合連続ゴールと3連勝。勝てた試合を落とし、痛恨の敗戦  横浜FC戦

2013-11-11 23:59:26 | カターレ富山
0-1で敗戦。
負け犬の遠吠えのようで癪ですが・・・贔屓目なしに勝てた試合、勝たねばならない試合でした。
雨天の難しいコンディションではあったにせよ、チーム状態までもが悪かったわけではなかったのであって。今節より悪かった試合など、いくらでもあります。
にもかかわらず。
決めるべき場面で決めきれず。それでもゴールへの意志を貫いた結果、得ることが出来たPK。なのに、それを失敗。
1人少ない相手を攻めきれず、逆に失点。そのまま守りを固められたところを崩せずに無得点。
実に7試合ぶりとなるノーゴール試合は・・・正直、割に合わないどころの話ではない不甲斐ない結果と言えました。
残留を決めたからそれでいい?
そんなわけはない。
それでもやはり。いまだ拭えぬ甘さというものが、性懲りもなくまたしても首をもたげてしまった。
シーズン最終盤にあっては、もう「次に頑張る」などと言っていられる時期はとうに過ぎています。
何とも後味の悪い敗戦、やりきれない試合となってしまいました。

前日の好天から一転し、暴風雨の警戒が必要となってしまった今節。しかし、幸いにして試合時間には風の影響はなく、予定通りに開催されることとなりました。
それでも、雨が降り続ける難しいコンディションの中でのプレーを余儀なくされることになってしまいました。
試合序盤はその雨天の中でお互いに探り探りの展開。晴れていればつながるパスが転がらなかったり、ラインを割る前に止まって追わねばならなかったり。慎重なプレーが求められました。
相手の横浜FCですが、前節から6人もスタメンを変更。出場が期待されたところのカズは、帯同すらしていませんでした。
前節の敗戦によりプレーオフ出場の可能性が断たれたから、今節は消化試合?と疑われるような。
それとも、19位の富山ごときには実験的メンバーに実戦経験を積ませる場とすることで十分だと?どうにも、なめられたものです。
そんな相手だからこそ、勝たねばならなかったのであって。

実際のところ、チャンスはカターレのほうが多く作っていました。やはりピッチコンディションの悪さから良いときほどには機能できなかったものの、それでも持ち味であるところの前から果敢にプレスに行くスタイルを実践しようという動きは、今節でもきちんと見て取れました。
クオリティこそいまひとつではあったものの、それでも。以前のカターレであったならば、同じようなコンディションであったとき、はたしてここまで出来ただろうか?と。
ベストではないにせよ、ベターと言えるだけの試合はしていたように思います。
ただ。
なかなか、もうひとつ抜け出すことができない。一気呵成にチャンスを演出することができない。
0-0で前半を終了したものの、「もっとできるだろう?なら、やらないと」という思いが残りました。
今シーズン初の3連勝がかかった試合。当然のことながら、得点なくして勝利なし。試合内容自体は決して悪くはない。もっと悪いときなんていくらだってあった。悪くないなら、それをゴールという結果につなげなければ勝てないのだから。

降り続ける雨の中、勝利を信じて声援を送り続けるファン・サポーター。
すると、その思いが通じたのか。
64分、ペナルティエリアで苔口が武岡 優斗に倒され、それが得点機会阻止とみなされて一発レッド。PKを獲得し、願ってもない先制のチャンスを得たのでした。
キッカーは、4試合連続ゴールがかかった白崎。記録更新はもちろんとして・・・白崎のPKといえば思い出されるのが先の天皇杯2回戦山形戦。結果的に2巡目の白崎のPKが決められなかったことが敗戦に繋がってしまった、とも言えました。
もちろん失敗はあり得ることだし、責任を押し付けるものではありません。ですが、ここで巡ってきた汚名返上のチャンス。ならば、ここで決めろ!

しかし。

ボールは枠を外れてしまうことに。歓声に包まれるはずであったスタンドからは、悲鳴が響いたのでした。

決めるべきときに決められなければ、いずれ手痛いしっぺ返しをくらうことになる―――古今東西、世界中のサッカーの試合で語られるところの不文律。
はたして、今節でもそれは現実のものとなってしまったのでした。
痛恨のPK失敗からわずか6分後。1人少なくて不利になったはずの横浜FCであったというのに、ワンチャンスをものにされてしまい、失点を喫してしまったのでした。

その後、10人で守備を固める横浜FCを攻め立てたカターレでしたが、ゴールを奪えず。
それどころか・・・言いたくないですが、「本当に勝つ気があるのか?」と思えてしまいました。
気迫が、足りない。
是が非でも勝たねばならないという、執念が足りない。
そんな攻めでいいのか?と。少なくともあと2点獲らないと勝てないのに、そんなでいいのか?と。
しかし・・・そんな思いもむなしく、時間だけが過ぎ去り。
結局、最後の最後まで相手のゴールを割ることが出来ませんでした。

やはり、甘い。
2連勝しても、だからといってこれまでがなかったことにはなりませんでした。
今一度、向き合わねばなりません。
弱い自分たちに。
その上で、なにをすべきか?
決まっています。勝つために、全力を尽くす。それだけです。