行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

自動残留の可能性が消滅。ホームの期待に応えられず  コンサドーレ札幌戦

2014-10-21 04:41:50 | カターレ富山
0-2で敗戦。
3週ぶりにして10月唯一のホームゲーム。前節の水戸戦で勝利し、そのあとにあったファン感謝祭でのふれあいを通じて、より一層奮起せねば、とはならなかったのかと。
6月以来ずっと勝てていないホームゲームにおいて、勝って期待に応えてみせることこそが何にも増して重要ではなかったのかと。
なのに。
結果は、いつもどおり。もちろん悪い意味で。
今期これまでの駄目な流れというものが、またしても色濃く出てしまったかたちとなりました。
今季初の連続勝ち点まで30試合もかかってしまったのは、ひとえに「前の試合の良い流れを次の試合に継続できなかったから」ということに尽きます。それが出来ていないから・・・今節もまた今季初の連勝を狙わねばならない試合であったにもかかわらず、それを成し遂げられず。
もちろん、相手のあること。同じ相手と連続して対戦するわけでもないし、怪我や欠場の影響など、一緒くたに判断できない部分はありましょう。
でも。
それでも、なんとかしなければならないのがプロというものです。それがどうにもなっていない。
悪い流れは簡単に継続できるのに、良い流れが全然継続できない。

それにしても。
相手の札幌の手強さもあったでしょうけれど・・・それにしたって、シュート2本て。
相手に楽に読まれてしまう不用意なパスばかりで攻撃の流れを作り出せず。その攻撃はロングボール一辺倒。なんの工夫もなしに。
「練習でやっていないことをいきなり試合でやろうとしても出来ない。愚直に見えても、繰り返しトライすることが肝心」というのも、正論ではありましょう。
けれど。
悪い言い方をすれば、それは単なる「馬鹿の一つ覚え」ではないのかと。同じパターンの繰り返しに対応するだけなら、守る側にとっては楽で仕方ないでしょう。
相手の攻撃時にも、あからさまに田中のサイドが狙われていました。
契約上出場できない前に代わって久々のスタメンとなったルーキーの田中。経験の少ない「穴」として、やはり相手としても狙うのは道理。
しかし、そうなったらなったで、きちんとフォローするなり、先手を打って仕掛けを遅らせるなりしなければならなかったのに。
結果的に、それが失点につながるかたちに。田中の判断ミスの隙を突かれ突破を許してしまい、50分、石井 謙伍に先制点を決められてしまったのでした。
試合中の対応力のなさというかなんというか。どうしても防げなかった失点ではなかったです。
それでも、勝しかないならまずは同点、さらに逆転しなければならないのは自明。
しかし。
井澤に代わって白崎、敬介に代わって朝日と攻撃的なメンバーを投入して反撃を試みるも、不発。流れを変えることはできず、主導権を握られたまま。
そんななかで83分。カウンターからスルーパスを受けた都倉 賢に駄目押しとなる2点目を決められてしまい、勝負あり。決められてはいけないとわかりきっているはずの相手エースにゴールを許してしまうという、今季これまでも何度となくあった、「いつものパターン」。
余裕を持ってボールを回す札幌に手も足も出ず、意地も見せられないままに試合終了。
また、連勝できませんでした。また、ホームで負けました。

いったい、ホームゲームをなんだと思っているのか?と問いたくなります。いや、14連敗を喫したアウェイも大概ではありますが、それでも。
残留が風前の灯火というなかにあっても、応援するファン・サポーターがいる―――先週のファン感謝祭で、それを実感できなかったとは言わせません。
好天に恵まれもしましたが、4108人が詰めかけた今節。
「残留の可能性がほぼ無くなっているような激弱最下位クラブなんて、観に行くのは金の時間の無駄」なんて意地の悪い言われ方をしたとして、言い返せない状況。それでも、普段と変わらないだけのファン・サポーターが集まり、勝利への応援をしました。
それなのに・・・。
相手の強さよりも、自分たちの弱さによって敗れたような試合。今季、ホームで期待を裏切り続けてきたような試合が、また今回も。

今季は残り2試合しかホームゲームはありません。
ホームゲームで勝ってファン・サポーターを喜ばせること―――そんな、あたりまえであるべきことを、あたりまえに出来ていないカターレ。
見捨てることなど、いつでも出来るでしょう。
けれど、それはしない。
したくない。
できるわけがない。
だから・・・その思いに、応えてくれよ、と。
ホームで寂しい思いを、これ以上させないでくれ、と。
コメント
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