行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第3節 ザスパクサツ群馬戦

2019-03-24 06:49:47 | カターレ富山
シーズン初勝利をかけて戦うこととなる、2戦連続ホーム戦の2戦目。同じくJ2への復帰を目標に掲げるライバル・ザスパクサツ群馬を迎え撃ちます。
2008年のクラブ発足初年度以降、今季で12シーズン目ですが。ごくわずかな例外として2017年の開幕3連勝があるのみ・・・それ以外、毎度毎度開幕で躓いてしまっています。今シーズンもまた、その例にもれず、となってしまったわけですが。
それでも。
勝てていないことは事実。しかし、どうしようもない悲観的な状況がもたらした結果かと言えば、さにあらず。
それを言うならば。去年などは、いきなりの開幕戦4失点からはじまり。初勝利は2試合目でしたが、会心の勝利ではなく。事実、その後低迷が続き、ついには最下位にまで落ち込む事態になってしまったのでした。
それに比べて。
勝ったけど次につながらなかった去年。そして、負けたけれど負けた気がしない今年。
ここ2試合が悲観すべき内容でなかったということを、3度目の正直として、今節の勝利で証明せねばなりません。

全18クラブがホーム&アウェイ2回戦総当たりで対戦する今季J3。
カターレにとって、17クラブとの対戦のなかにあっても一際「因縁の対決」とされるカードが、開幕から3試合目にして早くも実現するかたちです。
元カターレ選手が移籍していったクラブとの対戦という意味では、既に開幕戦の相模原との対戦でエドが出場した、ということがありましたが。
今回の群馬には、その元カターレ選手が3人も。
いまやチーム最古参、J2からの降格の悔しさを知り、復帰に人一倍思い入れがある舩津。カターレで言うところの苔口のポジション。
今季新加入にしてキャプテンに任ぜられた、窪田。2年前のカターレのキャプテンでもありました。
そして、北九州を経て新加入した福田。屈強CBとして、さらには「気は優しくて力持ち」という人柄に惹かれたファン・サポーターも多く。北九州からカターレに加入した花井にとっては、昨シーズンまでのチームメイトでもあります。
それのみならず。
群馬側にとっても、昨季に主力として所属していた高橋、碓井との対決となります。富山においても2試合連続スタメン、今節も出場が濃厚なふたりだけに、対戦を楽しみにしている群馬サポーターも多いことかと。
さらに言えば、昨シーズンから引き続き指揮を執る富山・安達監督と群馬・布監督。両監督が、去年に続いて「師弟対決」として対戦することに。昨季戦績は、お互いアウェイ戦で勝った1勝1敗。雌雄を決するべく臨む今節の第3ラウンドに、やはり思いもひとしおかと。
そういった、いやがおうにも意識せざるを得ない対戦にあって。
前節、すでにシーズン初勝利を挙げている群馬。試合終盤までリードを許す苦しい展開にあって、最終盤に新加入のFW加藤 潤也の2得点で逆転。その勢いを連勝へと繋げるべく、今節、富山に乗り込んできます。
得点力アップを期して新たに獲った戦力が、それに応えてけ結果を出してみせた格好。
もし仮に。その結果が出ているか否かが勝敗の分かれ目となった場合―――いかに優勢に試合を進めていたとしても、結果という意味では、それが伴っていないカターレ。
もちろん、勝つためにプレーせねばならないからには。
むしろ、「それだけやれるんなら、前節までもやっぱり勝っておかなくちゃならなかったろ?」なんてツッコまれるほどの、そんな勝利を挙げねばならないかと。
それでなくとも、ホーム戦。ファン・サポーターの期待を裏切る連敗は、なんとしても阻止せねばならないことは言うまでもありません。

期待したいのは、なんと言っても高橋でしょう。
前所属クラブである群馬との対戦。自らも含め、昨季のチームとはメンバーが大幅に変わっていはいますが、それでも。やはり、「恩返し」への意識は強いことでしょう。
オフサイド判定によってノーゴールとなってしまった場面をはじめとして、前2試合、出場選手たちのなかにあっても、特に気迫のこもったプレーを見せていた彼ですが。
絶対に負けたくない、勝たなくてはならない、そんな試合にあって。
今度はしっかりとFWに求められる要素・つまりは得点でもって、カターレを勝利に導いてほしい。そして、対戦相手たる群馬に「高橋、やはり健在か!」と思い知らせるような、そんなゴールが見たいです。
もちろん、古巣対決に燃えるのは彼のみならず。碓井の奮戦にも期待。
前節、3失点を喫してしまった苦い経験。それを振り払うべくトレーニングを積んできたことでしょうけれど。
そんな努力を、抑え込む意志を、しかと体現してほしい。意識せざるを得ない対戦だからこそ、古巣の群馬が相手であるからこそ。
連勝を目指して意気込んでいる相手をしっかりと抑えきることが、手応えに繋がっていくはず。
ならばこそ。やってやる以外にないでしょうよ。

このブログにおいて、毎年書いてきているフレーズ―――「勝つことでしか自信は身につかない」
これまで、何度となく書いてきました。それこそ、何度かなど忘れるくらいには。
今年も書きます。何度だって書きます。
それが、求められることならば、何度だって。

「勝つことでしか自信は身につかない」

手遅れになるような事態になってからでは遅い、という経験を、これまでしているのだから。
それが嫌ならば、結果を出すしかない。勝つしかない。
「因縁の対決」として、負けられないと思うならなおのこと。
勝つか負けるかでその後が全く違ったものとなるであろうことは、自明。
ならば、勝つしかないでしょう。
前の2試合を落としてしまったことが「もったいなかった」と、あらためて言えるような、勝利を。
これまで感じた手ごたえが、方向性が、やはり間違いではなかったと実感できるような、そんな勝利を。
「バトル オブ 上信越」と銘打って開催されることとなるダービーマッチ。勝たねばならない理由ならば、いくつでもあるでしょうよ。
ならば、勝て!!!
勝って、優勝を目指す姿勢にブレがない証明を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!