3-2で勝利!
ある意味、第2の開幕戦とも言えた今節。監督交代が単なる「ガワを変えてのイメージ転換」などではなく、勝利への意志を示したものであることを証明する戦いでもありました。
そんななか、しっかりと勝ってみせた。2失点を喫したりと反省点も少なくはないものの、それでも。
結果にこだわり、その思いを勝利に繋げてみせた。
転換点で求められていた勝利を、つかみ取ってみせた。
最下位からの脱却を目指すなか、得られた自信は、やはり大きかったのではないかと。
前週の県選手権決勝のように雨の降るなかで、というコンディションでこそなかったものの、難しい状況での試合となりました。
なにしろ、つい先日まで30℃を超える暑さだったかと思えば、この日は14.7℃という肌寒さで、今季初の17時開始試合。しかも、吹き抜ける風の影響も考慮しながらのプレーが求められることに。
なによりも・・・ここまでアウェイ戦全敗というなかで。今節こそは、その悪しきジンクスを覆さねばなりませんでした。
試合に臨むメンバー編成は、先の県選手権決勝のメンバーをほとんど踏襲するかたちで。
リーグ戦全試合出場の永井がスタメンに復帰したのは想定内として。弓崎に代わって今瀬、ボランチ起用だった陽次に代わって椎名がスタメン復帰することに。
前の試合で得た手ごたえを、リーグ戦においても発揮できるのかが問われる試合でした。
何は無くとも、先制点が試合のカギを握る―――それは、確かだったでしょう。
最近は息切れ感があるとはいえ、スタートダッシュに成功した鳥取。そのなかでもここまで7得点でリーグトップのレオナルドをはじめ、ヴィートル ガブリエル、フェルナンジーニョのブラジル人選手トリオの存在感というものは、やはり脅威。これまでの実績を踏襲した得点で先制されようものなら、それを覆すことは困難を極めたことでしょう。
そんななか。
試合を動かしたのは、「第4のブラジル人」でした。
8分、CKのチャンスから、ニアに上げられたボールに才藤が頭で合わせ、ゴール前の新井へ。そこからこぼれたところを押し込むかたちで、決めたのはルーカス!
嬉しいJ初ゴールを挙げ、幸先よく先制。先に決められてしまった試合では必敗という現実があったなか、チームに勇気をもたらす先制点となったのでした。
県選手権決勝でもそうでしたが、やはり、早い段階の得点はチームに勢いをもたらす。
まだ実績が足りないなかで新監督効果と言ってしまっていいのかは、さておき。
それでも言えるのは、これまでの試合とプレーの質が変わっている、ということ。
競り合いになっても簡単には奪われない粘り強さにしろ。あるいはサイドからのクロス一辺倒であった攻めも、隙あらばゴール前に切れ込んでいくかたちに。さらに、これまでであれば途切れがちであったプレースピードというものも、あきらかに向上。
実際に、鳥取の選手からみて、「思っていたのと違う」というところではなかったかと。相手のそんな戸惑いぶりが、スタンドから見ていても感じ取ることができました。
もちろん、勝つためにやっています。最下位に甘んじて良いなどということは、決してない。その思いをプレーに乗せての試合にすることが出来ていた実感がありました。
とはいえ、鳥取もさるもの。最下位チームが対戦しているのは、調子が落ちているとはいえ7位のチーム。
前半こそ1-0で折り返したものの、まだ時間的にも余裕のある59分。可児 壮隆に同点ゴールを決められてしまうことに。
ゴール前でコースも限られていたなか、まるでゴールにパスをするような、狙いすましたシュートが枠ギリギリに決まって追いつかれてしまいました。
そのあたりは、やはり経験でしょうか。自分たちのサッカーに手ごたえを感じ、だからこそ、ここぞの場面でしっかりしたプレーが出来て、それを結果につなげられる。
カターレに圧倒的に足りなかったもの。それゆえに最下位にまで落ち込んでしまったことを思えば。
それでも。
これまでのカターレであれば、リードを保った状態から振り出しに戻された段階で、ガクっときてしまっていたかもしれません。
けれど、そうはならなかった。
だんだんと本領を発揮してきた鳥取に苦慮する一方で、それでも勝利への意志が萎えることはありませんでした。
そんななか、72分。途中出場の陽次のアシストから才藤が決めて、勝ち越し!
県選手権決勝のヘッドに続き、公式戦2試合連続ゴール。この試合でも気迫を前面に打ち出す、泥臭くも激しいプレーぶりを見せてきた才藤ですが、この重要な局面でもやってくれました。
同点にされ、さらに勢いづいていた鳥取に押される展開のなか。これまでであれば、なかなか反撃の糸口もつかめないままだったでしょう。
しかし、そこで決めてみせた。これまでの積み重ねが、取り組みが、無駄ではなかったことを証明するようなゴールであったかと。
そこからさらに85分、またしても陽次のアシストから、椎名のシュートがポストに当たりながらもゴール!突き放す3得点目を挙げたのでした。
これまで通りであれば、そもそもシュートに打って出ていたかどうかも怪しいシチュエーション。
しかし、そこで果敢にねらっていき、それを得点に繋げてみせた。勝利への意志が手繰り寄せたゴールと言って良いでしょう。
それでも、これまでの実績の差、ということか。やはり鳥取は甘くなく。
終盤は猛攻にさらされ、防戦に追われることに。
オフサイド判定で命拾い、はたまたポストに跳ね返って難を逃れるなど、どうにも心臓に悪い展開も。
90分、そんな鳥取の攻勢から、フェルナンジーニョに決められてしまい、1点差に。
さらに4分あったアディショナルタイムに、永井の横を抜かれてあわや!という場面で。
半ば無意識だったという今瀬の懸命のクリアにより、同点を許さず。防戦一方というなかでも決して怯むことなくプレーし続けたなかで生まれたビッグプレーでした。
正直言って、個人的に、今瀬の起用には懐疑的な目を向けていました。
先の県選手権決勝においても、まだプレーに迷いが見られたように感じたので。実際、そんな迷いが失点に繋がり、さらには敗戦にまで繋がってしまったこともあっただけに。
しかし、ほかでもないその今瀬が、迷いなくプレーしたことによってチームを救った。その意義の大きさというものは、推して知るべしというところかと。
そして、タイムアップ。
見事に勝利し、連敗ストップ。昨季からのアウェイ戦連敗も止めることが出来ました。
安達監督のリーグ戦初戦でしたが、しっかりと白星で飾り。プレッシャーもあったであろうなかで、しっかりと結果を残したのでした。
これまでの悪しき流れを断ち切る意気込みを、プレーで体現することが出来たという収穫。
一方で、相手攻撃に抗い切れずに2失点を喫したという課題。
運に助けられた面もあり、手放しで喜べる試合ではなかった、とも言えますが。
それでも。
なによりも、勝たねばならなかった試合。そこで、しっかりと勝つことができた。
出来なかったことの反省も必要ですが、出来たことを糧として自信に、次なる勝利へと繋げていくことも、やはり重要で。
まずは、リーグ戦でも新体制効果を示してみせた。
ならばこそ。
これがマグレなどではないことを、これからも結果を積み重ねていくことで証明していかねば。
油断なく、着実に実績を残していかねばなりません。
ある意味、第2の開幕戦とも言えた今節。監督交代が単なる「ガワを変えてのイメージ転換」などではなく、勝利への意志を示したものであることを証明する戦いでもありました。
そんななか、しっかりと勝ってみせた。2失点を喫したりと反省点も少なくはないものの、それでも。
結果にこだわり、その思いを勝利に繋げてみせた。
転換点で求められていた勝利を、つかみ取ってみせた。
最下位からの脱却を目指すなか、得られた自信は、やはり大きかったのではないかと。
前週の県選手権決勝のように雨の降るなかで、というコンディションでこそなかったものの、難しい状況での試合となりました。
なにしろ、つい先日まで30℃を超える暑さだったかと思えば、この日は14.7℃という肌寒さで、今季初の17時開始試合。しかも、吹き抜ける風の影響も考慮しながらのプレーが求められることに。
なによりも・・・ここまでアウェイ戦全敗というなかで。今節こそは、その悪しきジンクスを覆さねばなりませんでした。
試合に臨むメンバー編成は、先の県選手権決勝のメンバーをほとんど踏襲するかたちで。
リーグ戦全試合出場の永井がスタメンに復帰したのは想定内として。弓崎に代わって今瀬、ボランチ起用だった陽次に代わって椎名がスタメン復帰することに。
前の試合で得た手ごたえを、リーグ戦においても発揮できるのかが問われる試合でした。
何は無くとも、先制点が試合のカギを握る―――それは、確かだったでしょう。
最近は息切れ感があるとはいえ、スタートダッシュに成功した鳥取。そのなかでもここまで7得点でリーグトップのレオナルドをはじめ、ヴィートル ガブリエル、フェルナンジーニョのブラジル人選手トリオの存在感というものは、やはり脅威。これまでの実績を踏襲した得点で先制されようものなら、それを覆すことは困難を極めたことでしょう。
そんななか。
試合を動かしたのは、「第4のブラジル人」でした。
8分、CKのチャンスから、ニアに上げられたボールに才藤が頭で合わせ、ゴール前の新井へ。そこからこぼれたところを押し込むかたちで、決めたのはルーカス!
嬉しいJ初ゴールを挙げ、幸先よく先制。先に決められてしまった試合では必敗という現実があったなか、チームに勇気をもたらす先制点となったのでした。
県選手権決勝でもそうでしたが、やはり、早い段階の得点はチームに勢いをもたらす。
まだ実績が足りないなかで新監督効果と言ってしまっていいのかは、さておき。
それでも言えるのは、これまでの試合とプレーの質が変わっている、ということ。
競り合いになっても簡単には奪われない粘り強さにしろ。あるいはサイドからのクロス一辺倒であった攻めも、隙あらばゴール前に切れ込んでいくかたちに。さらに、これまでであれば途切れがちであったプレースピードというものも、あきらかに向上。
実際に、鳥取の選手からみて、「思っていたのと違う」というところではなかったかと。相手のそんな戸惑いぶりが、スタンドから見ていても感じ取ることができました。
もちろん、勝つためにやっています。最下位に甘んじて良いなどということは、決してない。その思いをプレーに乗せての試合にすることが出来ていた実感がありました。
とはいえ、鳥取もさるもの。最下位チームが対戦しているのは、調子が落ちているとはいえ7位のチーム。
前半こそ1-0で折り返したものの、まだ時間的にも余裕のある59分。可児 壮隆に同点ゴールを決められてしまうことに。
ゴール前でコースも限られていたなか、まるでゴールにパスをするような、狙いすましたシュートが枠ギリギリに決まって追いつかれてしまいました。
そのあたりは、やはり経験でしょうか。自分たちのサッカーに手ごたえを感じ、だからこそ、ここぞの場面でしっかりしたプレーが出来て、それを結果につなげられる。
カターレに圧倒的に足りなかったもの。それゆえに最下位にまで落ち込んでしまったことを思えば。
それでも。
これまでのカターレであれば、リードを保った状態から振り出しに戻された段階で、ガクっときてしまっていたかもしれません。
けれど、そうはならなかった。
だんだんと本領を発揮してきた鳥取に苦慮する一方で、それでも勝利への意志が萎えることはありませんでした。
そんななか、72分。途中出場の陽次のアシストから才藤が決めて、勝ち越し!
県選手権決勝のヘッドに続き、公式戦2試合連続ゴール。この試合でも気迫を前面に打ち出す、泥臭くも激しいプレーぶりを見せてきた才藤ですが、この重要な局面でもやってくれました。
同点にされ、さらに勢いづいていた鳥取に押される展開のなか。これまでであれば、なかなか反撃の糸口もつかめないままだったでしょう。
しかし、そこで決めてみせた。これまでの積み重ねが、取り組みが、無駄ではなかったことを証明するようなゴールであったかと。
そこからさらに85分、またしても陽次のアシストから、椎名のシュートがポストに当たりながらもゴール!突き放す3得点目を挙げたのでした。
これまで通りであれば、そもそもシュートに打って出ていたかどうかも怪しいシチュエーション。
しかし、そこで果敢にねらっていき、それを得点に繋げてみせた。勝利への意志が手繰り寄せたゴールと言って良いでしょう。
それでも、これまでの実績の差、ということか。やはり鳥取は甘くなく。
終盤は猛攻にさらされ、防戦に追われることに。
オフサイド判定で命拾い、はたまたポストに跳ね返って難を逃れるなど、どうにも心臓に悪い展開も。
90分、そんな鳥取の攻勢から、フェルナンジーニョに決められてしまい、1点差に。
さらに4分あったアディショナルタイムに、永井の横を抜かれてあわや!という場面で。
半ば無意識だったという今瀬の懸命のクリアにより、同点を許さず。防戦一方というなかでも決して怯むことなくプレーし続けたなかで生まれたビッグプレーでした。
正直言って、個人的に、今瀬の起用には懐疑的な目を向けていました。
先の県選手権決勝においても、まだプレーに迷いが見られたように感じたので。実際、そんな迷いが失点に繋がり、さらには敗戦にまで繋がってしまったこともあっただけに。
しかし、ほかでもないその今瀬が、迷いなくプレーしたことによってチームを救った。その意義の大きさというものは、推して知るべしというところかと。
そして、タイムアップ。
見事に勝利し、連敗ストップ。昨季からのアウェイ戦連敗も止めることが出来ました。
安達監督のリーグ戦初戦でしたが、しっかりと白星で飾り。プレッシャーもあったであろうなかで、しっかりと結果を残したのでした。
これまでの悪しき流れを断ち切る意気込みを、プレーで体現することが出来たという収穫。
一方で、相手攻撃に抗い切れずに2失点を喫したという課題。
運に助けられた面もあり、手放しで喜べる試合ではなかった、とも言えますが。
それでも。
なによりも、勝たねばならなかった試合。そこで、しっかりと勝つことができた。
出来なかったことの反省も必要ですが、出来たことを糧として自信に、次なる勝利へと繋げていくことも、やはり重要で。
まずは、リーグ戦でも新体制効果を示してみせた。
ならばこそ。
これがマグレなどではないことを、これからも結果を積み重ねていくことで証明していかねば。
油断なく、着実に実績を残していかねばなりません。
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