行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】3度のリードを守れず、山形戦リベンジならず。PK戦で敗れ、天皇杯敗退  モンテディオ山形戦

2013-09-08 23:56:31 | カターレ富山
2-2(PK8-9)で敗戦。
負けたら終わりの天皇杯。2年ぶりの緒戦突破をかけての試合は90分を戦ってドロー、さらに延長戦でも決着がつかず、PK戦に。そこでもまた1巡してさえ決まらなかったところ、最後の最後で競り負け、勝利して3回戦へと進むことは出来ませんでした。
前半に先制しながら、後半に追いつかれて延長戦へ。延長戦でも先にゴールを挙げながら、試合終了直前にオウンゴールというまさかの展開でPKへ。そのPKでもあと1歩というところまで追い詰めながら追いつかれ、実に双方合わせて24本までもつれながら結局敗れてしまったという。
過去2度はPK戦を競り勝って成し遂げた天皇杯緒戦突破ですが、3度目の今回は果たすことができずに敗退が決定してしまったのでした。

いずれも惨敗を喫してしまったリーグ戦での2度の対戦。しかもホーム戦はわずかに2週間前のこと。そこからさらに朝日・舩津という主力を欠く状態で臨まねばならない、と。しかもホーム連戦の山形に対し、カターレはアウェイ連戦・・・。
条件的なことで言えば、どうにもこうにも苦しすぎる状況での対戦。リーグ戦が2度そうであったように、今回もまた押し込まれて防戦一方のなかで3点くらい獲られて敗戦、なんて懸念も、無理からぬことであったかと。
そこで採られたのが、フォーメーションの変更。今季初めて3バックではなく4バックを採用し、足助&池端でCB、左に谷田、右にヘジュンという並びとしました。朝日に代えては敬介を、トップ下に白崎、1トップに苔口という布陣で臨むことに。
正直、不安は無いではない、というところでしたが。去年の4月ごろだったか、一時的に4バックを採用した時期もありましたが、奏効せず。結局3バックに戻した、ということがありました。フォーメーションそのものが大事なのではなく、その位置で選手各々が何ができるかが大事―――監督が常々言っていることですが、それがこの天皇杯という1発勝負の舞台で、しかもつい最近けちょんけちょんにやられている山形を相手に機能するのか?と。
いや、機能するのかどうかではなく、させねばどうしようもなかったところだったのですが。

そんな懸念もありながら、とにもかくにもキックオフ。
しばらく見ていても、なにやらこれまでの2試合とは様子が違う。相手がガシガシと来ていないのは、やはり天皇杯はリーグ戦とは別物だとしているから?
いや、たぶんそうじゃない。4バックとなっていることが影響しているっぽい。
3バックが実質的に5バックとなっていたような前回対戦。負担の大きかったサイドのヨンドクが退場してさらにバランスが苦しくなって攻めに転じることができず、シュートわずか2本という試合でした。
それとの違いは、やはり谷田・ヘジュンの両SBの存在であったかと。彼らの働きにより、明らかに前列の負担が少なくなっていたように思います。
しかし、それでもやはり個の力は相手のほうが上。瞬間的な爆発力の前にチャンスを作られてしまう場面も。バーに救われたり、必死に掻き出さねばやられていたシーンとか、やはり難しい相手であることには変わりないという展開に。

そんななかで、前半のうちに敬介が交代を余儀なくされるというアクシデントが。一旦ピッチ外に出された後にテーピングを巻いて復帰したものの、途中交代。けが人続出のなかにあってさらに、ってのは勘弁してくれ!というところでしたが・・・詳しくは検査待ちでしょうか。
いずれにせよ、意図せぬ交代カードを使ってしまった格好。ただでさえ慣れていない編成であるところにさらに戦略の幅が狭まってしまうとか。やりきれないことに。
しかし。
その2分後、前半35分のこと。
交代で入った國吉からのパスに反応し、白崎がシュート!それが決まって見事に先制!やってくれたよ、この天皇杯男!
過去いずれも先んじて点を奪われてきた山形戦にあって、初の先制点。「今回こそは、いつも通りじゃない!」そんな予感を抱かせる、白崎の移籍後初ゴールでした。

しかし。63分、前回対戦でゴールを決められた林 陵平に同点弾を喫することに。
またしても、60分台の失点。先制しても報われず、というこれまで幾度もあったパターンに、またはまるというのか?
それでも。流れはあいてにあっても、そこで意気消沈して良いところなし、とはなりませんでした。
苔口に代わって出場した西川も積極的に前からボールに絡んでいくなど、やられっぱなしにしてたまるか、という意思をプレーに出していました。
しとしとと降り続ける雨の中、じりじりとした攻防が続く展開。
双方にチャンスがありながらもゴールには結びつかず。結局、1-1のまま90分が終了。延長戦へ。

5分のインターバルののち、前後半15分ずつで行われた延長戦。試合が動いたのは、前半が終了して間断なく始まった後半開始直後の107分でした。
天皇杯男・白崎がまたしてもゴール!県総と違って高低差の少ない観客席に向けて駆け寄ってきた選手たちに、富山から駆け付けたファン・サポーターのボルテージも最高潮に!
ここで勝たずしてどうするか!
過去2度の緒戦突破はいずれもPK戦までもつれてそれを制した格好でしたが、そんなの待っていられるか!むしろ追加点を挙げて一気に決めてしまえ!
ここに至って、公式戦経験の少ないヘジュンなどは足がつって限界状態。しかし、もうひと押し。あと少し耐えきってもらわねば!
雨は上がる気配がなく、体力と精神力を削っていきます。それでも、勝利までもうひと踏ん張り!

しかし。

落とし穴が、待っていました。
試合終了間際の119分。なんと、オウンゴールで同点という信じられない展開に。
責めることはできません。勝利のために全力をもってプレーした結果の不運です。とはいえ・・・選手たちのダメージはいかばかりか。打ちひしがれ、倒れこんでしまう者も。
「まだ終わってねぇぞ!」と、スタンドから声を張り上げました。そう、それによって勝利の道が閉ざされたわけじゃない。タイムアップの瞬間まで、勝ち越しのチャンスは残されている・・・そう願っての激でしたが、どれだけ伝わっていたか。
最後の最後、白崎のシュートが山形ゴールを襲ったものの、ポストにはじかれてしまい決勝点はならず。そのまま延長戦終了、決着はPKへと持ち越されてしまったのでした。

ショックの大きい流れでのPK戦。しかし、まだ負けたわけじゃない。
そう、ここで強い意志をもってシュートを決め、さらにGK守田の気迫のセーブがあれば、勝てる!
降り続ける雨のの中のPK戦、先攻はカターレ。大事な1本目を白崎が決めると、続く山形のFW林の1本目は守田が阻止!さらに3本目が外れたことにより、勝利に王手をかけました。
ですが。
決まれば勝てた4本目、そして5本目を連続でミス。イーブンに戻ってしまったのでした。
撃てども撃てども決着がつかない。
可能性としては理解していながらも・・・それでも、まさか実際に目の前で「GKがPKのキッカーになる」というシーンを拝むとは思いませんでした。
そして迎えた、2巡目。天皇杯男・白崎のシュートが阻止されてしまい、1本目を決められなかった林に決められてしまい、万事休す。
約1時間おしとなった試合が終了。
カターレの第93回天皇杯は、幕を閉じたのでした。

相次ぐ負傷離脱者をかかえながら、フォーメーション変更を敢行しながら、それでも勝利を目指して果敢に挑んだ結果の敗戦。
最後の最後まで頑張った選手たちを称えたい一方で、やはり悔しさは残ります。
今季これまでも何度も露呈してしまい、勝利を逃す結果となってしまってきたところの勝負弱さ。それが、今回もまた敗戦という結果につながってしまった格好。
結果論で語るのはフェアではないかもしれませんが・・・それでも。
これまで惨敗してきた山形を相手に意地を見せられたことは評価すべきですが・・・一方で、善戦止まりでは何も得られないということを、また思い知らされた結果となってしまったのでした。
天皇杯で敗退したからには、残るはリーグ戦のみ。
それも、善戦で終わらせるわけにはいかない、なにがなんでも結果を残さねばならない戦いが続くことになります。
過程ももちろん大事ですが、それ以上に大事なのは結果を出すこと。
この悔しい敗戦によって、あらためて思い知らされたことかと思います。
ならば、どうするか?
答えはただひとつ。
残されたリーグ戦で、勝利という結果を残し、それを積み上げていくこと。それしかありません。
この悔しさを、糧とせねばなりません。
勝つということはどういうことかを、いまいちど問い直さねばなりません。
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【J特】天皇杯2回戦  モンテディオ山形戦

2013-09-06 23:59:59 | カターレ富山
今年2度目の対戦となったホーム山形戦で、前回同様に惨敗を喫してからわずかに2週間。再びNDソフトスタジアム山形へと乗り込み、モンテディオ山形と対戦します。
山形にとってはプレーオフ進出をかけた大事な時期の試合であり、カターレにとっては降格争いから抜け出すために大事な時期。
もちろん軽んじていいわけではない天皇杯という大会ではありますが、それでも、より重きを置かねばならないリーグ戦のことを思えば、なかなかに難しい位置づけにもなろうかと。

特に、山形にとってはカターレのそれ以上にモチベーション維持が難しいのでは?などと思ってみたりもします。リーグ戦の対戦が残っている状態であれば、あるいは手の内を明かさずに相手の状態を見極めつつ、というような腹芸も必要だったかもしれません。しかし、リーグ戦は2回ともに圧倒。とりわけ2週前の第31節なんぞは、退場者を出した状態だったとはいえわずかシュート2本に抑え込んでの圧勝。そんな状況での再戦に際しては、「貴様らなんぞにもう用はない」というところではないかと。そんななかで、リーグ戦の大事な時期に得るもののない対戦。万が一怪我人でも出そうものなら大問題、というような。
怪我人と言えば。
前回対戦時から小林 亮、比嘉 厚平といった選手が負傷離脱、主力温存とかを抜きにして、メンバー編成に頭を悩ますことになるであろう山形。
別に対抗するわけでもなんでもありませんが・・・リーグ戦の惨敗から一矢報いてやらねばならないというのに、カターレの側にも負傷離脱者が。それも、朝日と舩津というレギュラーとしてチームを引っ張ってきた選手が相次いでの離脱。こちらもまた、不本意にもメンバー変更なくしては立ち行かない状況となってしまっています。

しかしながら。
たとえメンバーが入れ替わったところで、チームの方針までもが一変してしまうというわけではないでしょう。
山形にとっては、1度ならず2度までも叩きのめした相手。積極的なプレスから自分たちのペースで試合を運び、さらにはここぞという場面でしっかりと得点を重ねて圧勝。敢えて課題を挙げたならば、無失点に抑えることが出来なかったところを修正できたならば言うことなし、というところかと。
そこで、これまで出場機会の少なかった選手にも同じことができたならば、チーム力の底上げとしての効果が結果として表れたならば。
この天皇杯で三度自分たちのやりたいサッカーを体現して勝利したならば、リーグ戦最終盤を戦うにあたっての決意表明をホームのファン・サポーターに示すことのできるアピールの場、ということもできるのかもしれません。

一方で。
二度あることは三度ある、とばかりに、今回も敗れるなどということがあってはならないカターレ。
2週連続ホーム戦、前節も勝って待ち構えている山形に対し、2週連続アウェイ戦だというのに、わざわざ咬ませ犬になるために相手のホームまで赴くというのか?
確かに、状況は芳しくありません。前節にしたところで、無失点に抑えて連敗こそ阻止したものの、結局1点も挙げられずに無得点で勝てませんでした。
その無失点に貢献した特別指定選手である内田は、天皇杯には出場できず。前述の朝日・舩津の離脱ともども、前回対戦時より状況はマイナスにこそなっていてもプラス要素が見当たりません。
だからと言って、負けていいのか?
天皇杯なんぞリーグ戦には関係ないんだから、さっさと負け抜けて残留争いに集中したらいい、と?

冗談じゃない。

アウェイでもホームでも良いところなく惨敗を喫した相手に、抵抗するでもなくむざむざと3連敗しろというのかと。
リーグ戦と天皇杯は別物なのだから、割り切って考えるべき?そんなのは、詭弁。影響は、あるに決まっている。ここでもし過去2戦のリプレイを観るかのように相手に押され、いいところなく敗れたならば。それは、今後の譲ることのできない大事なリーグ戦に、必ず暗い影を落とす。そうなってしまって困るのは、いったい誰だというのか。
むしろ、発想を逆転させるべき。
リーグ戦では2戦とも惨敗してしまった山形ですが、本来なら負けっぱなしで終わっているところを、リベンジのチャンスが与えられたんじゃないか、と。
ピンチは、チャンス。
確かに、相手もこちらもリーグ戦と同等の条件で、とはいかないかもしれません。
それでも。ここで一矢報いることができたのであれば、それは、今後の譲ることのできない大事なリーグ戦に、かならず光明をもたらすはず!

期待したいのは、白崎。
所属元の清水エスパルスで出場した昨年の天皇杯2回戦ではハットトリックを達成。続く3回戦でも決勝ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献しています。まさに、天皇杯男。
移籍してこのかた全試合に出場しながら、いまだゴールなし。そろそろ、覚醒してもらおうじゃないかと。
1年ぶりの天皇杯。やはり、意識はすることでしょう。ならば、それをゴールという結果に結び付けてくれ。そして、カターレ富山においても天皇杯で勝利をもたらす天皇杯男であってくれ!そう願わずにはいられません。
そしてもうひとり。前回対戦時、イエロー2枚で退場となってしまったヨンドク。
自分で自分の首を絞めてしまった無念さに、やりきれない思いも募ったことではないかと思います。
ならばこそ。リベンジを果たすのは今をおいてほかありません。本来であれば負けっぱなしであったはずの山形戦。それを、同年のうちにやり返すチャンスが。だったら、やってやるしかないでしょう。
言葉は要りません。プレーで示してほしいです。勝つことで、見事にリベンジを成し遂げてほしいです。

冷静に考えれば、勝てる見込みの薄い対戦かもしれません。返り討ちに遭うのがオチかもしれません。
ただ。
だからといって尻込みしてしまうようなカターレは、見たくありません。
大変な試合など、これまで幾度もあった。むしろ、楽な試合などなかったと言っていいくらい。
要は、奮起すべき試合に全力を出し切り、さらには結果、勝利につなげることができるかどうか。
消化試合なんかじゃない。
2年ぶりの緒戦突破を賭けて、その力を出し切れ!!
全力を持って戦う姿勢こそが、未来を切り拓く!!
ならば、勝て!!
勝って、カターレ富山の矜持を示せ!!!
勝たれ!!!!!富山!!!!!
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【J特】課題を残しつつも連敗ストップ。無得点ながらも11試合ぶりの無失点  愛媛FC戦

2013-09-03 23:43:05 | カターレ富山
0-0のドロー。
連敗阻止、4試合ぶりの勝利を目指したものの、引き分け・勝ち点1の積み上げに留まりました。それでも、挙げた勝ち点1の価値は、決して小さいものではありません。
今季ここまで、内容的に良い試合をしながらも敗れて勝ち点0、結果を残せず、という試合も少なくなかったのだから。
攻撃がうまく機能せずに無得点だったように、お世辞にも良い試合だったとは言えない今節。それでも、ピンチもありながらもしっかりと無失点に抑えて愛媛に得点を許しませんでした。
最低限の結果は残せた。あとは、やはりこの結果をどう次に繋げていくことができるか、ということでしょう。

日中は激しい雨に見舞われた愛媛県松山市。それでも試合時間には雨はやみ、予定通りにキックオフを迎えました。
しかしながら、ピッチ状態はまさに“田んぼサッカー”。多量の水を含んだ芝ではボールが転がらず、さらにその水分に足を取られてしまうという非常に難しいコンディションのなかでの試合となってしまったのでした。
難しいと言うならば、選手起用に関しても。
ヨンドクが出場停止で不在ということはあらかじめ決まっていたことながら、週半ばの練習で朝日が肉離れ、全治3週間とか。
さらに、スタメン出場するはずだった舩津が試合前のアップ中に故障、急遽苔口に代えるという予想外のアクシデントまで重なる始末。主力を欠く、なんて言っている場合じゃねーぞ!ってなもので、不安もありながらの試合となったのでした。
一方、不安というより驚きだったのが、去る8月28日にJFA・Jリーグ特別指定選手として登録されたばかりの内田 錬平がいきなりスタメン出場を果たしたということ。
特別指定選手とは、簡単に言えば、所定の手続きをとることでクラブの契約選手ではない高校生や大学生などもJリーガーとして公式戦に出場できるようになる制度。ユース所属の選手がこの制度でトップチームの一員として試合出場、などというケースがよくありますが・・・まだまだ体制の整っていないカターレのユースでは使わないだろうし、カターレ富山としては縁の薄い制度のように思っていましたが、まさかそれを使うとは。
内田は北海道出身、金沢星稜大学サッカー部キャプテン。190cmの恵まれた体躯で後方を統率するDFとのこと。
以前からカターレには練習生として参加、チームの方針や約束事などの浸透はすでにできている状態だったとのことですが、それでも意外と言えば意外としか言いようがありませんでした。
とはいえ、3失点で惨敗した山形戦の敗因にも、セットプレー時の高さ負けがあったことは事実。そのあたりを補うための待ったなしの緊急補強である以上は、プロデビューだろうが初スタメンだろうが、なんとしてもやってもらうよりほかないわけですが。

試合は、0-0のスコアレスドロー。
無得点に終わった攻撃は・・・正直言って、相変わらず物足りないものでした。
11本というシュート数のなかで、相手に脅威を与えたものがどれだけあった?贔屓目に見てもせいぜいで2、3本くらい。あとは力なくGK正面だとか、枠外に大きくそれたりとか。
黒部、白崎、苔口というスタメンに、途中交代で敬介、三根も出場したものの・・・結果を残すことが出来ませんでした。
やはり、相変わらず中盤から前線へのつなぎの部分がイマイチであることが大きいように思います。大西にしろ國吉にしろ、前線への蹴り出しにもうちょっと精度があれば・・・。
後方からしっかりとパスが来る確信があったなら、前線の選手ももう少し落ち着いてシュートへの流れに専念できるだろうに。そのあたりの余裕がもっとあったならば、それが得点にも結び付くのだろうと思うと、やはりもどかしいものがあります。
一方の、守備陣。これも、11試合ぶりの無失点に抑えたことは良しとしながらも、それでも手放しで褒められるかと言えばさにあらず。
正直、相手の決定力不足に助けられたシーンも何度もありました。3バックの宿命とはいえ、裏へ抜ける動きに引っ張られてピンチを招く、というシーンも。
それでも、あわやという場面を救った大山をはじめ、ファインセーブの守田、そしてデビュー戦ながらもしっかりとカターレの一員としてプレーしきった内田と、それぞれが集中して頑張ったからこその無失点。ここ最近は、とりわけ「しなくてもいい失点」というものが多かっただけに、やればできるということを失点0という結果で示すことができたということは、是非とも今後につなげてほしいところです。

今節は、下位のチームが揃って敗戦。結果論ではありますが、それでも勝利・勝ち点3を獲っていれば、と。
後悔してどうなることでもないので、受け入れるしかないのですが・・・ならばこそ、勝ち点1の重さをしっかりと受け止めるべきでしょう。
その1があったからこそ、得失点差ながら順位をひとつ上げて18位。敗れていたならばそれも叶わずに愛媛との差が5に開いていたところを、2のままに留めた。
天皇杯を挟んで、次も順位の近い北九州との下位直接対決。絶対に負けるわけにはいかない戦いが続きます。
もはや、負けてる場合じゃねぇ!
シーズンも終盤、1勝がただの1勝ではなく、1敗がただの1敗ではない戦い。
そこを勝って乗り切っていかないことには、残留も果たせまい。
ならば、勝つ。
主力離脱という逆境を力に変えて勝ち進むしか、道は無い―――今一度、肝に銘じねばなりません。
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