行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第36節  水戸ホーリーホック戦

2014-10-11 06:10:37 | カターレ富山
残り7試合で勝ち点差11の逆転へ。2週続けてのアウェイ戦としてケーズデンキスタジアムへと乗り込み、水戸ホーリーホックと対戦します。
前節、先制されながら逆転に成功したものの、追いつかれてしまい無念のドロー。勝ち点3を逃し、あらためて厳しすぎる現実を突きつけられました。
けれども。
だからといって立ち止まることは許されません。負けは論外として、引き分けですら駄目だということを思い知らされたならば。勝つ以外の結果など、想定から外してしまわねば。
勝っても状況が改善されるとは限らないけれど、勝たない限り、絶対に改善されないのだから。
「人生楽ありゃ苦もあるさ」とは、有名すぎる水戸黄門の主題歌のフレーズ。
楽がほとんど無くて苦ばかりがありあまるほど、というのが今季のカターレだけれども。それでも大切なのは、その「苦」のなかでなにができるか。
苦しいのはわかっているけれど、それはまったくなにもできずに苦しいというわけではないのであって。
なにもできないわけじゃない。しかも、やるべきことは―――勝たなければならないということは、しっかりとわかっている。
ならば。
苦しいからこそ、やれと。やるべきことがわかっているなら、それを成せ、と。
「泣くのが嫌なら さぁ 勝たれ!!」

アウェイ水戸戦では、未だ1回も勝ったことのないカターレ。必勝を期さねばならない今節、是が非でもその嫌なジンクスを打ち破らねばなりません。
逆に、近年はホーム戦では勝てていたものの、前回対戦であった第18節では0-3と完敗。
試合的には3点も獲られる内容ではなく、むしろ押し込んでいたくらいであったにもかかわらず、先制点を奪われてから崩れてしまうという今季の駄目さが浮き彫りとなった試合となってしまったのでした。
約4ヶ月前のその対戦からメンバーも様変わりしましたが、変わっていないのは最下位である事実だけ、という皮肉。
いや、だからこそ。勝つことをあきらめてなどいない、最下位からあきらめていないということを、結果で証明せねばならないのです。

第33節では磐田を相手に4-1と快勝したものの、そこから2引き分けの水戸。負けていないと言うよりも勝ちきれていないというもどかしさがあるようで。
同じくホーム戦であった前節に引き続き、今節も20周年記念ユニフォーム着用試合。前節がスコアレスドローであっただけに、記念の試合で今度こそ勝利を!と気合いも入っていることでしょう。
前回対戦で2失点を喫した現在10得点の吉田 眞紀人をはじめ、攻撃時の力強さが持ち味の三島 康平、くせ者MF小澤 司、そして言わずと知れた大ベテラン鈴木 隆行などなど、攻撃陣にコマがそろっている水戸。彼らをいかにシャットアウトするか。当然のことながら先制点を決められてしまうダメージは相当のもの。前回対戦時も、それまで良かった内容が失点をきっかけに崩れてしまったように。今回、同じ轍を踏むわけにはいきません。
そのためには確たる意志を持って相手を封じる意志が不可欠ですが、今節は秋本が累積警告で出場停止。代わりはレンペーでしょうか?いや、誰が出場するにせよ、しっかり連携を取って確実にゴールを守りきらねばならないわけではありますが。
その点、ここのところスタメン出場が続いている池端にかかる期待は大きいものがあります。自身が豊富な運動量で広範囲をカバーすることはもちろんのこと、他の選手を活かすコーチングを徹底、守りの安定をしっかりと担って欲しいところです。
一方の攻撃陣。
前節、1ゴール1アシストと存分に存在感を発揮した敬介ですが、同点とされた失点の起因となってしまっただけに、悔しさの残る結果となってしまいました。それだけに、今節こそはという意気込みをもって、2試合連続ゴールを果敢に狙っていってほしいと思います。
そして、苔口。相手からすれば宮吉や井澤、前といった前回対戦時に居なかった選手へ意識が向きがちであろうけれど、だからこそ、というべきでしょうか。カターレのエースは自分だ、という存在感を示すゴールでもって、チームに勢いを、相手にダメージを与えてほしいです。現在7得点。残り7試合で2年連続の10点越えは、充分に狙えます。いや、狙わないと。そのくらいはしないと。もっと言えば、勝つためにはそれくらいやって当然、くらいの認識で。

翌12日はファン感謝祭。最下位という事情から心の底から楽しむというわけにもいかないかもしれませんが、それでも。
自分たちがプロサッカー選手であるということを、今一度思い出してほしい。
やらなければならないことはなにか?
勝つこと。
そして、応援するファン・サポーターに笑顔を届けること。
だったら。ファン感謝祭を前にやることなんて・・・勝つこと以外に、あるわけないじゃないか。
勝って、カターレのプライドを示せ!!ファンに恥じない勝利を見せろ!!

14連敗していたことなど過去の話。アウェイ戦2戦負け無しを、今節の勝利で3戦に伸ばすのは、当然のこと!

勝たれ!!!富山!!!!!
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無念のドロー決着。逆転勝ちを逃した代償は大きく、さらに差が開く  ギラヴァンツ北九州戦

2014-10-06 06:19:35 | カターレ富山
2-2でドロー。
選手たちの必死さは伝わってきました。いつもどおりであれば、先制点を決められてしまった段階で意気消沈、そのまま為す術無く敗れていた試合だったでしょう。しかし、そうはならずに追いつき、さらには逆転。同点とされてしまってからも懸命にプレーし続け、最後の最後まで諦めませんでした。
これがシーズン序盤などで同じ展開であったとしたならば。逆転勝ちできなかった悔しさはあるにせよ、それでもよくやった!と讃えられたことでしょう。
しかし。
もはや、勝つしか道はないシーズン最終盤。しかも、たとえ勝っても最良の結果となるとは限らない状況。
まさに、今節がそうでした。試合開始前に他会場で讃岐が勝利。差を詰められないことが確定したなか、さらに勝ち点差が開いてしまうことを防ぐには勝利以外にない状況での試合。
敗れてしまってさらに3差をつけられてしまうという最悪の結果でこそなかったものの、逆に言えば、ただそれだけ。
必死に努力しても、それが報われるとは限らない。
あらためて、非情な現実を突きつけられる結果となってしまったのでした。

台風の接近に伴う強風が戦況を難しくする中での試合。
前半は風上となったカターレ。早い段階で先制点を挙げることで試合を有利に進めるためにも、風を味方につけて一気呵成に攻めなければならなかったのですが。
先制点は8分、北九州。
またもや、セットプレーから。CKからのゴタゴタを押し込まれるかたちの、不本意きわまりない失点。不利であるはずの状況を覆すかたちでの北九州の先制点は、やはりショックでした。
それでなくとも上位チーム。先制ゴールを挙げた原 一樹もそうですが、FWのエース・池元 友樹の抜群の存在感もあいまって、やはり、「もっている」という違いを見せつけられてしまったのでした。
総シュート本数で見ればリーグワースト級に少ない北九州。それでも総得点でワーストであるカターレの2倍以上のスコア。その効率の良さが、ここでもまた発揮されたかたちであったかと。

いつもであれば、そこでガックリときていた状況。そこから反撃を試みてもうまくいかず、気持ちばかりが空回り、となっていたはず。
そのなかで相手にペースを握られ続け、徐々に弱らされたあげくに追加点、反撃も逆転には到底及ばず、いつもどおり負けるというのがこれまでのパターンでした。
しかし、そうはなりませんでした。
17分、敬介の鮮やかな左足シュートがゴールに突き刺さり、同点に!
東福岡高出身、さらにはそこでチームメイトであった池元が対戦相手。奮起するには十分な状況の中、見事にその思いを得点に結びつけてみせたのでした。
さらには21分。
FKのチャンスから、壁に当たってこぼれたところを拾った敬介がクロス、風にながされつつもそれに頭で合わせたのは秋本!2試合連続となるゴールで逆転に成功したのでした。
リーグワースト総得点、たとえ得点できた試合でも1点止まりで、複数得点がほとんど無かった今シーズンにあって。そんな珍しい複数得点が、しかも前半のうちに2点など、もちろんシーズン初のこと。
これまで通りであったならば、先制点を許してしまった時点で即終了、あとは何点差で負けるかな?という試合であったかもしれません。
けれども、そうはならなかった。勝つしかない状況の中で、思いをプレーに、得点に繋げてみせた。
確かにチームの力では北九州のほうが上。けれども、気持ちでは負けていない。そんな意志を示しつつ、リードしたまま前半を終えることに。

ただ。
やはり、勝ち慣れているチームと慣れていないチームとの差というものは、あったのかもしれません。
後半もまだ早い段階の58分。
北九州の猛攻の中、体を張ってしのいでいたカターレですが、こぼれ球をついに内藤 洋平に決められてしまい、同点とされてしまったのでした。
そうなれば、俄然有利になるのは自力に勝る北九州のほう。さらには風上という条件も。
それでも踏ん張るカターレ。なかなか攻勢に出られない苦しさはあったものの、それでも勝ち越し点は許さず。
とはいえ。
引き分けでは、駄目。
いかに劣勢となっていても、それでもなんとかしなければならなかった。
最後の最後まで、諦めませんでした。
試合終了間際には、ウチケンが強烈なミドルを枠内に放つも、GKに阻止され。
さらには、アディショナルタイムのなかでもラストプレー。途中出場の朝日が、ホーム長崎戦の決勝ゴールを彷彿とさせるシュートを放つも、無情にもバーの上。
結局、反撃も実らずドロー決着。
3を得ることが最低限・かつ至上命題であったはずの勝ち点は、1にとどまってしまったのでした。

勝ち慣れたチームであれば、リードを保ったままに上手い具合に試合を運ぶ術というものが自然に身についていたのかもしれません。
北九州がそうであったように。たとえ逆転を許したとして、そこで動揺することなく自分たちのプレーで追いつき、さらには再逆転という心構えも、発揮できたのかもしれません。
未熟さが招いてしまったドロー、と言うのは、なんとも心苦しいですが。
あらためて、現実を突きつけられた格好。
勝ち点1でもコツコツと積み上げられたならば、などと言っている状況では、もはや無いということ。
讃岐が負けなければ、たとえ勝ち点を得ても改善していかないということ。
それでも、状況打破のためには、勝つ以外に道は無いということ。
残り7試合で11差。
ここまで僅か3勝のチームが、最低でも4勝しなければなりません。言ってしまえば、仮に7戦全勝したところで、讃岐の勝敗如何では終戦。
厳しすぎる現実。
けれども。
それでも、やるしかない。
あきらめることなく、やるしかない。
勝つしかない。
逆転勝ちを逃してしまったことにショックを受けるだけでなく。いかに、反骨心へと変えるか。次節以降の勝利のための糧とするか。
時は、待たない。
次節もアウェイ戦。11日の水戸戦に必ずや勝利し、翌日のファン感謝祭に胸を張って登場してくれることを願わずにはいられません。
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第35節  ギラヴァンツ北九州戦

2014-10-04 06:13:31 | カターレ富山
残り8戦で勝ち点差9をはねのけられなければ自動降格―――来年度のクラブライセンスも交付され、現在のJ3の順位などを鑑みても、カターレを取り巻く状況の厳しさがだんだんと切実なものとなってきました。もちろんこれまでも危機感がなかったわけではなく・・・むしろあったからこその苦悩ということですが、それでも。ここで踏ん張れないことには、待っているのは望まぬ現実だけです。
今節対戦する北九州は現在4位。J1ライセンスが交付されなかったことから条件を満たしたとしても今季の昇格はありませんが、だからといってモチベーションが低下するわけもなく。かつてシーズン1勝という不名誉な成績を記録してしまったクラブが史上最高位を目指すのに理由などいらないのでしょう。
ワースト記録というならば、今季のカターレも劣るとも勝らない勢い。3勝と数字だけ上回っていても、引き分けの少なさ、敗戦の多さで最少勝ち点の記録を更新してしまう可能性すらあるのだから。
もちろん、そんなことは願い下げ。
いかに可能性が低くなろうと、残留の望みが消えない限りあがき続けるのは当然のこと。その当然のことを、当然にやりきるまで。
4位には4位の、最下位には最下位なりの理由というモノがあるでしょう。
けれども、それが絶対の理などではないのだから。
苦戦は免れないかもしれません。しかし、もはや勝てなかったでは済まないのです。
ホーム戦連敗を喫してしまった汚名返上を、アウェイ戦連勝で成し遂げなければ。

本城での北九州戦は、昨年の開幕戦以来のこと。ずいぶんと昔のことのように思えます。
当時は柱谷監督の就任1戦目、前年度からのメンバーが1人しかいないスタメンという北九州を相手に、継続性を武器に望んだカターレが見事に勝利。幸先の良い開幕勝利を飾ったのでした。
・・・どうして、こんなに差がついた・・・。
監督の方針がバッチリとはまり、この夏の移籍市場で動かずとも、既存のメンバーでチーム力を上げ、それを好成績に繋げている北九州。
対して、開幕からまったく振るわないままに最下位、夏に大幅な新戦力投入という変革に取り組むも、それが結果につながっていないカターレ。
対照的というにはあんまりなほどに、チーム状況が異なっています。
前回対戦も0-2で敗戦。若手の渡の2ゴールに屈し、9まで続いた連敗のきっかけとなってしまったのでした。
現在13得点の池元 友樹をはじめとした攻撃陣による総得点はここまで41。わずか19のカターレの2倍以上。単純比較でも苦戦は必至。
それでも。
負けて良い状況にないということを、結果で示さねば。それには、たとえ上位であろうが例外なく打破せねば、道は無いのです。

期待したいのは、宮吉。。
前回対戦時と同じでないなら、同じでないことを明確に示し、それを同じでない結果に繋げねばならないのだから。
もちろん相手もスカウティングはしてくるでしょうが、それでも、はたして「富山の宮吉」についてどれだけリサーチできているのか?と。
100%を見られていないのはカターレのファン・サポーターも同じというのが癪ですが、だからこそ。
ある意味、似つかわしくない戦いをしてほしいところ。
最下位にくすぶっているチームに居てはいけないレベルのパフォーマンスを期待したい、というのは高望みでしょうか?
そのためには。
チーム全体が、「最下位らしいチーム」であってはいけない。
前節のように、せっかくの先制点が報われずに逆転負けをしてしまうようではいけない。苦しいときこそ反骨心を前面に出して跳ね返すくらいでないといけない。
宮吉には、その反攻の旗手となってもらいたいです。

勝ってすら状況が改善するとは限らない、とてつもなく苦しい中でも。
逆に言えば、勝たないと悪化しかしないのだから。
やるべきことは、「良い試合」ではなく「勝つ試合」。求められるのは「善戦」ではなく「勝ち点3」。
ホームで無様に連敗を晒してしまったからこそ。
ヴェルディ戦で連敗を止めたアウェイ戦で、今度は連勝の始まりを!
勝つしかないなら、勝て!!結果まで結びつくサッカーを、やりきれ!
上位撃破は困難?いまさら困難じゃない試合など1試合たりとも無い!!
だから、勝て!!!

勝たれ!!!!富山!!!!!
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