行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第6節  レノファ山口戦

2015-04-18 22:39:22 | カターレ富山
総チーム数が奇数であることによる試合休みをはさんで2週ぶりのリーグ戦となる今節。山口県は維新百年記念公園陸上競技場へと乗り込み、ここまで4戦全勝で首位であるレノファ山口と初対戦します。
昨年のJ3発足初年度に在籍していない、今季初参戦クラブ同士の対戦。
傍から見たところの『格付け』だけで言えば、逆でなければならなかったはずの、ここまでの戦績。J2から降格の富山が力の差を見せて4連勝、JFLから昇格の山口が苦戦を強いられ1勝1分け2敗であっても、「ふーん」てなもんだったでしょう。それが、まったくの逆になってしまっているのが現実ですが。
負けて失うものが無く、勝利に積極的でいられ、それが結果に結びつく好循環をもたらしている山口。
かたや、負けて失うものしか無く、勝てないことへのプレッシャーにさらされ、それが結果に繋げられない悪循環にとらわれているカターレ。
ある意味、今季J3においてこれ以上の対照的な対戦もそうそうないかもしれません。
ここでまたこれまでの勢いを継続するかたちで山口に勝利を献上しようものならば・・・「昨季J2と言っても、所詮は落ちこぼれ」「J2に上がった金沢も好調だし、なんだ、Jリーグなんてたいしたことないなw」などという間違った印象を与えてしまうかもしれません。
そんなこと、させてたまるか。
今節、山口に初黒星をつけてやろうじゃないかと。
まがりなりにもJ2で6シーズン戦ってきた矜持を示してやろうじゃないかと。
そしてなにより・・・カターレのファン・サポーターに、優勝を必ずや成し遂げるという意志を示す絶好の機会。
ならば、勝つより他ないでしょうよ。

とはいえ。
1週間のインターバルを経て心機一転、今度こそやってくれる!と全面的に信を置くには・・・正直、今までが悪すぎます。
試合の無かった日曜に新潟医療福祉大との練習試合を観に行きましたが・・・1本目、前節とほぼ同メンバーの、いわゆるレギュラー組が出ていましたが、これがびっくりするくらいに前節と代わり映えしない内容で。
2本目、3本目には、持ち味のスピードを活かして果敢に攻め込む村松であったり、直接FKを決めたゴールを含む3得点を挙げた大山であったり、豊富な運動量で積極的に動き回る姿が印象的であった進藤であったりと、見所もあったのですが。
それだけに、「大丈夫かレギュラー組?」という懸念が。
攻撃のパターン作りということなのかもしれませんが、いちいち最終ラインに戻してボールを回し、攻撃の勢いが削がれたりとか。
そんな削がれた状況からいざ攻撃、となっても、なかなかおいそれとできるものでもなかったりだとか。
相手からすれば、そうやっていちいちパターン通りにやってくれるほうが心の余裕も出来るってもので。
そして、うまくいくとは限らない攻撃の中でボールを獲られたら、最終ラインがばたばたしてしまう、試合ではそこから失点していたところがまた同じことを繰り返していたりだとか。
はっきり言って、なにも変わらずにいるようでは勝てません。
いや、勢いに乗っている相手のこと、変わらないままならまず負けるでしょう。
もちろん、そんなことは許されません。
きちんと、変われるか?
そして、変わったことを勝利へと繋げられるか?
いつのも増して、その重要度が問われる試合となることでしょう。

期待したいのは、日高。
前節、カターレに移籍後初ゴールを挙げて存在感を示しましたが、それ以上に、今季初出場を果たしたこと自体が大きかったのではないかと思います。やはり、実戦を通じての試合勘というものは、そこでしか得られないモノでしょうから。前節の反省を踏まえた上での、より精度を増したプレーを実践しなければ。それがすなわち守備陣の安定、ひいては無失点につながっていくことは間違いないでしょう。
ここまで15得点と荒稼ぎしている山口攻撃陣。当然、富山の守備の脆さというデータも考慮に入れていることでしょう。ですが、それに対して「こんなはずでは」という焦りを引き出すほどのしっかりとした守備を構築できたならば。勝機を見いだすきっかけをつかむためにも、零封を目指すことは至極あたりまえのミッションとしてこなさねばなりません。
そして、なによりも。
当然ながら、得点なくして勝利なし。
ここまでの結果が出ていないことの最大要因と言って良い、さらに練習試合でも出てしまっていたような、あの攻撃の迫力の無さ。
相手に脅威を与えられず、守っていて怖くない攻撃などしているようでは、勝てないのも道理。
攻撃は最大の防御という言葉を、実践しなければ。
そのために期待したいのが、敬介。
前節、ビハインドを背負って苦しい中にあっても、それでもなんとかしてやろうという気概をはっきり見せていました。結果にこそつながらなかったものの、空回りがちであった攻撃陣の中で、数少ない可能性を感じさせたのでした。
もちろん、勝利のためには数少ないなんて言っている場合ではありません。1度で駄目なら2度3度、ゴールを決めるまで、いや、決めてなお相手に向かっていくそんな姿勢を貫き、勝利へ導かなければ。

スタートダッシュというモノに、完全に失敗してしまったカターレ。
しかし。それを悔いている暇があったら、まず勝てと。勝って、まだまだこれから立ち直って優勝をつかめるという姿勢をはっきりと見せねば。
だからこそ、勝たねばならない今節。
1週空いたら見違えた、という内容に、結果にせねばなりません。
4戦全勝の相手?それがどうした。
ここで相手の連勝を止めると同時に、カターレの連勝の始まりとしろ!!
Jリーグで酸いも苦いも味わってきたカターレだからこそ言えます。「Jリーグなめんな!」
勝って、経験の違いというものを示せ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相手でなく自分たちの不甲斐なさに敗れる。無様すぎる敗戦。  FC町田ゼルビア戦

2015-04-06 23:29:10 | カターレ富山
1-2で敗戦。
“なさけない”という感想しかありません。
3週間ぶりのホーム戦。巻き返しを誓って戦い、ライバルを打ち倒してJ2復帰への覚悟を示さねばならなかった試合だったのに。
示したものと言えば、昨年来イヤと言うほど見せられ続けてきた、無様な敗戦っぷりだけ。
勝利への意欲が無かったとは言いません。しかし、それが具体的な成果・・・すなわち得点につながらず。
押し込み気味に試合を進めていたし、相手がファウルで止めざるを得ない部分も幾度も。
ただ、それでも。
スタッツだけ見れば、相手の9本に対して16本のシュートと、数では上回っていたものの、実際に相手に脅威を与えたシュートがどれだけあった?と。
その反面、一瞬の隙を突かれてしなくて良い失点をしてしまうのもいつも通り。
今節はさらに、同点で迎えた後半のほとんどを相手よりひとり多い状況で戦いながら、早々に勝ち越し点を奪われ、反撃も全く実らずというありさま。
そして、試合終了後には“いつものように”がっくりと肩を落としつつうつむきながらの挨拶、と。
また、同じことの繰り返し。
例によって今節も、前の試合で敗れた反省から気合いを入れ直した相手に勝ち点をプレゼント。
こちらの反省は、いつまで経っても活かされないまま。むしろ、悪い部分だけはしっかりと継承している有様で。
監督は、今は我慢、辛抱の時だと言っているのだけれども。
拙速に結果だけ求めても駄目だって?カターレの試合内容が向上して勝利という結果に結びつくまで、他のクラブがおとなしく待っていてくれるわけなんて無いのに。
勝たないと、優勝という目標からどんどん離れていく一方だというのに。
4戦で勝ち点12を得なければならなかったところ、わずかに4。しかも、それすら内容が良くなかったなかでたまたま得たものであり、少なくとも、前年J2だったクラブがその力を示したなんてことは、まったくありませんでした。
J3が簡単なものではないことはわかっていたはず・・・いや、わかっていてそれなのか?と。
このままでは、優勝してJ2復帰などとは妄言にしかとられません。
ファン・サポーターが見たいのは、去年の惨めさを引きずる姿などではないのに。
J2復帰へと邁進する姿だけだというのに。
このタイミングで、次節は試合無し。これをチャンスととらえる・・・しかないでしょう、実際。
今、やらねば、ついに降格まで輝きを見せることなく地べたに這いつくばり続けた昨年と、なにも変わりません。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4節  FC町田ゼルビア戦

2015-04-04 22:35:37 | カターレ富山
せっかく開幕戦を勝利で飾りながら、続くアウェイ2連戦で1分け1敗。どうにも不本意なかたちで迎えることとなってしまうホーム2戦目ですが、それでも。
だからこそ、ここでしっかりと勝利をおさめてファン・サポーターの期待に応え、優勝を目指す意気込みに曇りがないことを結果で示さねばなりません。
迎え撃つは、2012シーズンにJ2で対戦して以来となる町田ゼルビア。当時は1分け1敗で勝利を挙げられませんでした。とはいえ、過去の対戦の相性が必ずしも今シーズンに影響しないことは、はからずも前々節の鳥取戦で証明済み。勝てていた相手に勝てなかったのならば、逆があったって良いじゃないかと。つまりは、目の前の対戦に勝利するというシンプルな構図で。なんなら、ホーム全勝の可能性は消えていないならば、それを目指してしまえよ!くらいの勢いで。

町田はここまで、カターレと同じく1勝1分け1敗。前節は秋田に敗戦を喫し、連敗阻止と巻き返しを期して乗り込んできます。
・・・というか、またこのパターン。前々節の鳥取戦も、前節の盛岡戦もそう。前の試合で敗れた反省のもとに気を引き締め直した相手と対戦、その勢いに屈して勝てない、と。
去年の最下位、降格につながってしまった最大の要因は、勝てなかった試合の課題を次の勝利に繋げられなかったことが全てと言って過言ではありません。
結果こそ勝利であったものの内容的には本領発揮には程遠かった開幕戦を含め、今シーズンここに至ってもまだ課題が克服できていないことが、開幕ダッシュ失敗につながっていると言えるのではないでしょうか。
富山戦で勝利し、その勢いから連勝を決めた鳥取。富山との開幕戦こそ敗れたものの、休みを挟んだ町田戦でしっかり勝利した秋田。勝てなかったものの互角以上に富山と渡り合った盛岡は、今節あたり初勝利ではないか?と。
他クラブが「次」できちんと結果を出している中にあって・・・いつまでも課題克服が出来ないまま、なんて状態でいるわけにはいかないのです。

ここ3試合で僅かに1失点と堅い守りを見せている町田ですが、得点のほうも僅かに1得点。2得点2失点のカターレにとっては、決定力不足がネックというあたり、とても他人事には思えません。どちらにとっても同じ課題を抱える中にあって、勝利できるのは1チームのみ。どちらが制するかによって、今後の行方を占う大事な試合となることは間違いないでしょう。
J2復帰を狙うクラブ同士、直接対戦で雌雄を決することの意味の大きさは、単なるシーズン中の1試合ではない、より重きが置かれる試合で間違いありません。
期待したいのは、やはり北井でしょう。
かつて所属していた、プロとしての原点である町田戦にかける意気込みというものは、やはり並ならぬものがあるのではないでしょうか。
自身の移籍後初ゴールがチームにもたらす好影響というものを、是非とも実現しなければならないところ。J2復帰を狙うクラブ同士の大事な試合でそれを発揮することによって、心身ともにレベルアップを果たしてほしい。そう思います。そしてまた、チームは変わってもプロ選手として健在であることを町田のファン・サポーターに対してもアピールしてほしいです。
もうひとり、昨季は町田に所属していた吉井にとってもこの試合にかける思いの強さは同じかと。ここ最近は途中出場ですが、実質4枠の交代に起用される可能性は大きいかと。怪我の影響で満足な活躍こそ出来なかった昨季ではありますが、恩返しはカターレでの活躍で見せる、ということで。
町田には元カターレのGK・内藤が今季新加入。ここまでは第2GKという位置づけで出場はしないかもしれませんが、それでも、彼にとってもやはり特別な試合かと。互いにプレーの舞台をJ3に移して迎える今季ですが、縁があるからこそ負けられない。強いカターレを見せなければ。

不本意な結果に終わってしまったアウェイ2連戦。それでも、負けられない思いを、勝利という結果に結びつけるために。そして、優勝を狙うクラブとしての矜持を示すために。
ライバルクラブを打ち倒すことで、1勝以上の価値を得なければならないこの試合。
ホームで、ファン・サポーターの期待に応える―――それを、「あたりまえ」にしなければならないのだから。
目指すは、勝利のみ。
ライバルを蹴散らし、勝利をつかめ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする