行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第12節  セレッソ大阪U23戦

2016-06-12 01:15:57 | カターレ富山
3試合連続勝利なしという状況からの脱却、勝ちに飢えたファン・サポーターにホーム戦での勝利を届けることを目指し、セレッソ大阪U23を迎え撃つ今節。
連続勝ちなしが続いたとはいえ、勝てる見込みのないどうしようもない試合が続いていたわけではなく。むしろ逆で、勝てた試合、勝たねばならない試合を落としてのもの。
とはいえ、いかなる理由があっても、勝ちから遠ざかってしまっていることは事実であって。いかに、そこから抜け出すか。いかに、勝利という結果につなげるか。
先週の日曜日は試合がなく、前節より2週間のインターバルを挟んで迎えることになる今節。もちろん、ただ漫然と過ごしてきたわけではないでしょう。言うまでもなく、勝利するために費やされてきた―――そのことを、ファン・サポーターの願いを叶える勝利によって証明せねば。

セレッソ大阪U23はここまで3勝3分け5敗の11位。ホーム戦が無敗である一方でアウェイ戦が未勝利という、極端な内弁慶っぷり。1分け5敗と殊更結果が出ていないアウェイ戦に、“今度こそは!”と強い危機感とともに乗り込んでくるはずです。
ガンバ大阪、FC東京もU23として今季J3に参戦しているものの、それらクラブがあくまでトップチームありき、そこから選出されなかった若手を集めたチームとしているのに対し、セレッソ大阪は若干毛色が違うようで。U15やU18といった年代別カテゴリの下部チームの一環としてU23チームを編成、他の2クラブより継続性を重視したチーム作りをしているようで。
まだ若く、経験の少ない選手が多い中にあって、さらにJ1やJ2に比べたら環境が整っているとは言い難いJ3のアウェイ戦でなかなか結果が出せないというのも、ある意味無理からぬところもあるのかもしれませんが。それでも、いつまでも苦手なままでいていいなどとは誰も思っていないことでしょう。
その意味で言うならば、今節の富山戦などは、元J2クラブだけあってJ3のなかでは恵まれた環境での試合。他よりも増して気合を入れて臨んでくることも十分に考えられます。
前々節は大分に勝利、前節の栃木戦は敗れはしたものの0-1の惜敗。3戦連続となる、J2復帰を狙う上位カテゴリ経験クラブとの対戦。
あるいは、本当に未知なるJ3クラブに対してよりも対応がしやすいという手応えがあるのかもしれません。それが3戦連続ともなれば、苦手アウェイでさえも克服できる―――そういった信念をもって乗り込んできたならば、こちらとしても心して迎え撃たねば不覚を取ってしまうこととなるやもしれません。

迎え撃つカターレは、ここまでレギュラーとして大車輪の活躍をしてきた窪田が累積警告により出場停止。少なからずこれまでとは違うという影響が出るかもしれません。
しかしそれも、ものは考えよう。前節にカードをもらってしまった時点で欠場はわかっていたこと。しかも、今節に関して言えば、対応のための時間がいつもよりも1週間ぶん多かったくらいで。いつかは来る累積停止、それを気にしてプレーに影響が出ては本末転倒。消化してしまっておくほうが、かえって気が楽になるというところもあるかもしれません。
なによりも。同じ欠場でも、負傷退場で後に尾を引く離脱を強いられるというものではない、ということ。それがなにより。あるいは、いちど引いた目線で試合を見るということが、かえって次節以降の成長につながるヒントを得る機会になる、ということもあるかもしれません。
今節、期待したいのは永井。
ここ3試合連続勝ちなしのなか、失点はいずれも1。積極的守備が残念ながらPK判定されてしまった、とか、相手を褒めるしかないスーパーなシュートであったりとか。「おいおい、それは止めなきゃいけないだろ」というようなミスや、守備であからさまに連携が乱れたが故の失点ではなく。逆に言えば、大量失点でどうしようもないなどではない、最少失点であるところの1が、いずれも未勝利に直結してしまっているという・・・なんともやりきれない部分はあります。
けれど、だからこそ。逆に言えば、失点さえしなければ同じ結果にはならなかった。ここでいまいちど奮起し、無失点を成し遂げることができたならば、必ずや巻き返しのための力となるはず。だったら、零封するしかないでしょうよ。
今季ここまで正GKとして出場し続けているそのプライドを、しっかり示して勝利に貢献してほしいです。
そして・・・言うまでもないことではありますが、得点なくして勝利なし。3試合連続勝ちなしのなか、それぞれ1ずつという最少失点のなかで勝てなかったのは、その間の得点がわずかに1ということが原因であることは間違いありません。
先日行われたキリンカップで、サッカー日本代表がボスニアヘルツェゴビナに1-2で敗れた試合。そこで、1点を追う展開の中で迎えたビッグチャンスであったにもかかわらずMF浅野 拓磨がシュートではなくパスを選択してしまいゴールならず、試合後に悔し涙という場面がありました。
それを見て思ったのが「このまえのカターレと全く同じじゃないか」と。先の栃木戦での中西のプレーに、まるで瓜二つ。何も考えずにがむしゃらにゴールに向かっていけば入っていただろうに、自分ではない「誰か」を頼ろうとしたがゆえにつぶしてしまったチャンス。チームへの献身も大事ではありますが、それとはまた別の次元の、やらねばならないことが出来なかったが故の結果、という場面。
日本代表というレベルにあってすら起こる、だからしかたない・・・なんてことはなく。むしろ逆で、そういったガッカリなシチュエーションに代表もJ3もない、ということ。
点を獲らねばならない場面で、点を獲らなければならない役割の選手がどうプレーするのか。
人の振り見て我が振り直せ。中西には、一層の奮起を求めたいところです。
そして、やはりセレッソ戦と言えば苔口でしょう。
トップチームとの対戦ではないとはいえ、自身のプロとしての原点であるセレッソとの対戦には思い入れも大きいことかと。相手側からしても、「富山のエースである苔口は、自分たちの年代のころはセレッソで活躍していた選手」という意識をもって乗り込んでくるのではないでしょうか。
ならば、それを受け止めつつ“先輩としての貫禄”というものを示してほしいところ。プロとして伊達に長く続けてきたわけではないという貫禄を見せつける活躍を願います。

5月8日の長野戦以来となる勝利を成し遂げるために。
8位まで後退してしまっている順位ですが、優勝を目指すという目標には何の揺るぎもないわけであって。
ただ、邁進していくのみ。
そのために、今節の勝利を!!!
勝って、連続勝ちなしの連鎖を断ち切れ!!!自分たち自身の力で勝利をつかめ!!
必勝を期して臨め!!

勝たれ!!!!富山!!!!!
コメント
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