行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

本領発揮ならず。可能性は見せるも、スコアレスドロー SC相模原戦

2019-03-12 05:42:46 | カターレ富山
0-0のドロー。
やはり、プロであっても・・・いや、プロだからこそ、というべきか。新チームとなり、キャンプを経て準備はしてきたとはいえ、それでも、今シーズン初の公式戦。一筋縄ではいきませんでした。
新加入選手を含め、メンバーそれぞれが可能性のあるプレーは見せていたものの、いかんせん、硬さが見受けられ。優勢な時間帯も多かったものの、それを得点に、勝利に結びつけることは叶わず。相手の相模原もその傾向があり、お互い様というスコアレスドロー。
あからさまに仕上がり具合に差があり、前半のうちにあれよあれよと3失点を喫してしまった昨シーズンの開幕戦のことを思えば・・・そんな本領発揮ならずというアウェイでの開幕戦勝ち点1は、悲観する内容でもない、とも言えますが。ピンチもありながらも、しっかりと無失点に抑えきったことも評価すべきで。
とはいえ・・・それでも、勝ち切って勢いに乗りたかった、というのが本音です。

新シーズン、新たなメンバーを加えてどのような編成になるのか、スタメンに注目が集まりました。
J1での実績充分、守護神としての期待も高い榎本がGKに。
柳下、谷奥、今瀬という昨シーズンから在籍するDF陣は想定内として。昨季スタメンを張っていた差波が退団、椎名が長期離脱というボランチがどうなるか?というところでしたが、花井、碓井という新加入のふたりが起用さるることとなりました。
新井、陽次という両サイドに、2トップには才藤と、新加入・地元期待の高橋が名を連ねることに。

観ていて思ったのが、「試合のリズムが違うな」ということ。
およそ3年に渡って正GKとして出場してきた永井が退団、それに代わっての榎本となったわけですが。
その手にボールをおさめ、そこからプレー再開・・・という場面で。
永井であれば、普通に大きく蹴り出すシチュエーションで・・・蹴らずにスロー。蹴ったけど後方の相手に、とか。
もちろん、同じ選手ではないのだからスタイルが違っても当然ではあるのですが。
いかに、これまでの永井のプレーに慣れていたのかを再確認させられました。違和感、というべきでもないのかもしれませんが、それはおいおい慣れていかなければ、というところでしょうか。
ただ。
そんななかで、パスを読まれてボールを奪われ、あわや!というところで外れ事なきを得る、という肝を冷やす場面があったりも。
初戦の硬さ、というところはあったでしょうが・・・慣れていくしかないかと。

新加入選手のなかで目を惹いたのが、ボランチのふたり。
プレーの特徴として高いテクニックを持ち味としている、という花井の評価ですが、それに違わぬプレーぶり。足元のボールコントロール、パスのタイミングなど、センスを感じるというか。実力に裏打ちされたプレーぶりというものを、随所に見せていました。今後、連携が高まっていけばさらに良化していく可能性を感じました。
そして、個人的にいちばん評価が高かったのが碓井。
相手に対する寄せ、カバーリングなど、「うまいな」「よく、そこで」という感心させられるプレーぶり。縁の下の力持ちタイプというか。
失点の多さが課題であった昨シーズン、その弱点補強としての加入ですが、安定感をもってこの先も活躍してくれたならば、きっと課題克服にも繋がっていくだろう。そう思えました。
新加入、高橋も、オフサイドノーゴールにはなってしまったもののゴールを揺らし存在感を発揮。似たタイプの才藤ともども、負けん気の強さを得点に繋げるプレーぶりを続けてくれたら、と。

既存メンバーも、それぞれに奮起。特に印象的だったのが、昨シーズンに続いてキャプテンに就任した今瀬でしょうか。
これまでの対戦でもやられてきた相模原のエース・ジョン ガブリエルに対し、体を張って果敢に挑みかかり。後半をシュート0本に抑えるなど徹底した守りに大きく貢献しました。
昨季の課題・失点の多さに関しては、やはり思うところもあったでしょう。そんな中で迎えた新シーズン。まずは、無失点という結果を残しました。
もちろん、出来たこと、出来なかったことはあるでしょうが。この経験を、是非とも次節以降も活かしてほしいかと。

試合のほうは、しっかりと守っていてピンチは少なかった半面、なかなか良いかたちに持っていけずにチャンスも多くない展開であったかと。
監督も「前線の選手が裏にぬける意識が急ぎすぎだったと思う。そこの空いたスペースに自チームの選手がボールを受けられれば良かったが、それが出来なかった。
ボランチも自チームのディフェンスの近くにいたので、もう少し勇気を出して前に行かないといけない。」と評していますが、まさにそういうところ。
初戦の硬さ、ということはあるにせよ・・・「それでも、なんとかならなかったか?」という。
ちぐはぐ、というほどには悪くはなかったにせよ、やはり、課題が残るけっかであったかと思います。
当然ながら、得点なくして勝利なし。
攻撃的サッカーを標榜する安達監督率いるカターレ富山としては、本領発揮ならずの開幕戦であったかと。

とにもかくにも、始まった2019シーズン。
初ゴール、初勝利は持ち越しとなってしまいましたが。
賽は投げられた。立ち止まる暇など無い戦いが続いていきます。
まずは、次節。ホーム開幕戦。
そこで、勝利の歓喜を届けられるように。
ファン・サポーターの期待に応える活躍を、願います。

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第1節 SC相模原戦

2019-03-10 02:56:45 | カターレ富山
いよいよ始まる2019シーズン。早々に続投が決定した安達監督の下、新たなカターレがいかなるチームとなっているのか。その全貌がベールを脱ぎます。
J3に降格して以来、早5シーズン目。いつまでも「今度こそ」などと言ってはいられない。
1年の計は開幕戦にあり。
開幕戦勝利を奪取し、開幕ダッシュを成し遂げねば。

前年は中盤以降に失速、監督続投から巻き返しを期して迎えた昨シーズン開幕戦でしたが。
まさかの大量4失点で敗戦。
以後、期待を大きく裏切り、シーズン序盤にして最下位というドン底に、監督交代という憂き目に遭い。
当然、もうあんな思いをするのは二度と御免こうむります。
前年を上り調子で終えての監督続投という、去年とは違う状況ですが。
いや、だからこそ。
真価が問われるのは、やはりこの開幕戦でしょう。

アウェイで迎えるシーズン開幕。ギオンスタジアムでの相模原戦。
かつてJ3では長野を率いた三浦 文丈氏を新監督として迎え、メンバーも大幅刷新。心機一転、ホーム開催のシーズン開幕戦に気合いも充分ではないかと。
これまでも高原 直泰、川口 能活といった日本サッカー界のレジェンド選手が所属してきた相模原ですが。今シーズン、これまたレジェンドの稲本 潤一が新加入。注目を集めています。この開幕戦も、「日程が被らなければ観に行ったのに!」という川崎サポーターも多かったのでは?
もちろん、そういった相模原の注目に、カターレが噛ませ犬として付き合う必要など無く。
むしろ、逆に利用してやる気概でもって。勝利を掴み取らねば!

昨シーズンの主力を残しつつ、それでも新戦力を加えてチームの底上げを図っているカターレ。
開幕前では、スタメン出場、ベンチ入りもなかなか予想しづらいかもしれませんが。
そんななかでも、期待したいのは、かつて所属していた相模原との対戦となる新井。
昨シーズンの同カードも凱旋試合として臨んだものの…恩返しゴールどころか、自らのまずいプレーが失点に直結。それが敗因となってしまうという、苦い経験をしました。
やはり、期するところはあることでしょう。
ただの1試合ではない、特別。それでなくてもシーズン開幕戦。
勝たねばならない理由しかありません。
そんな思いを、結果に!勝利に!

約3ヶ月のオフを経て、新たに始まる2019シーズン。
待ちわびた開幕戦を、勝利で飾るために。
開幕ダッシュを決めるために。
戦いの先にある優勝を奪取するために。
その第一歩、必ずや勝ち点3を!

勝たれ!!!富山!!!!!
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