2010年に国鉄二俣線当時に設置された36ヶ所が国の登録有形文化財に指定されています。自己撮影の画像でそれらの施設をご紹介してまいりましたが、今回を含め、あと2回となりました。
今日のご紹介は、浜松市北区(浜名郡細江町気賀)にある気賀駅舎と上屋及びプラットホームです。
気賀駅本屋(駅舎)は、木造平屋建て、赤色の洋瓦葺でモルタル塗。外部の下面に布基礎状にタイルが張られているのが特徴(小画像)。ホーム側から見た駅舎もご覧ください(下画像左)。待合室内部には木製の造り付けベンチや、当初の木製改札口もそのまま残っています(下画像右)。
ホームの気賀駅上屋は、木造平屋建ての切妻造り。小屋根は柱2本の上にトラスを組み、棟木・母屋・桁で構成されています。東側には柱に窓の敷鴨居仕口の痕跡が見られるので、もとは乗降場待合室であったことがわかります。現在プラットホームは1面となっていました(下画像2景)。