旧国鉄二俣線から、第三セクターとして引き継いだ天竜浜名湖鉄道は、現在72年を経過しました。その歴史の勲章として、一連の全36施設が、平成22年に国登録有形文化財として指定を受けました。
このブログでは13回にわたりこれらの施設をご紹介してまいりましたが、今回が最終回です。本社のある天竜二俣駅では、全部で10件が指定されましたので、一挙に見て見たいと思います。
最初は本社のある天竜二俣駅本屋(駅舎)です。木造平屋建てですが、桟瓦葺きの本屋が北向きにあり、事務室内は出札窓口が広い待合室に突出しています。
続いて上り線及び下り線の上屋とプラットホームです。どちらも木造平屋建て、2本の柱の上にトラスを形成する屋根となっています。
上り線プラットホーム。
下り線プラットホーム。
次が転車台 です。列車の進行方向を変えるために作られています。当時はSL。当時のもので現存する転車台はあまりないようです。
天浜線の転車台。
扇の形をした車庫「扇形車庫」です。建設当時は6両が格納可能でしたが今は4両。木造で現役で使用されているものは非常に珍しいといわれています。
休日には見学者に開放されている扇形車庫。
次は、SL時代に活躍した各施設です。順に高架貯水槽、揚水機室、井戸及び運転区の浴場です。
最後に運転区の事務室(建物)です。木造平屋建て、一部が2階建てとなっています。外壁は杉板縦張りで、ガラス窓は、格子桟付の木製が特徴とのこと。
運転区事務室。
以上、天浜線の登録文化財を画像でご紹介してまいりましたが、このほかに、立ち入りができなかったり、未撮影の箇所が下記の通りあります。項目だけをご紹介して、天浜線の全36施設のご紹介に代えさせていただきます。このシリーズを長くにわたりご覧いただき感謝いたします。
【未紹介施設】(4ヶ所)
○ 利木隧道(湖西市) ○ 瀬戸橋梁(浜松市北区) ○ 瀬戸山橋梁(浜松市北区) ○ 神田隧道(磐田市)