江戸時代から続いた火防の神様「秋葉神社」詣での道筋に建てられた秋葉山常夜燈。今の街灯や道路標識に匹敵します。その常夜燈は、愛知県三河地方や静岡県西部地方に集中して見られますが、ここ、掛川市内にも86ヶ所が画現存しています。
その常夜燈を逐次ご紹介していますが、今回は市内北東部(B地区日坂・東山方面)の4ヶ所をご案内します。
小画像は東山地区で桜やTV中継等もある粟ヶ岳中腹にある常夜灯で、登山道(車可)の脇にあり、周辺は茶畑になっています。下画像二つも同常夜燈で、茶畑の中や急こう配の途中にあることがわかります。標高の確認はできていませんが、おそらく、掛川市内で最も高い位置にある秋葉山常夜燈ではないかと思われます。「石燈籠:神前型」
粟ヶ岳中腹にある常夜燈。
次が、東山大野地区にある常夜灯で、津島神社の境内にありました。「石燈籠:神前型」の常夜燈ですが、このすぐ横には「龍燈:切妻型」方の小屋もあり、両方が常夜燈として使われた可能性もあります。
大野・津島神社脇の常夜燈。
続いて、日坂地区に移りここにも江戸時代の名残で、参勤交代に使われた本陣跡があり、その脇に建てられた「石燈籠:神前型」の常夜燈で、台座もしっかりとした石積みがされ立派な構えをしていました。
本陣跡の秋葉山常夜燈
今日の最後は、日坂を下った古宮公会堂脇にある、「石燈籠:神前型」の常夜燈です。横に鳥居が建てられていますのでここを上ると若宮神社に出るようです。
古宮公会堂脇の常夜燈。