今年も秋の夜長を”リーン・リーン”と鳴くスズムシの鳴き声が最盛期を迎えました。
スズムシは6月11日ごろに孵化が始まり、2ヶ月後の8月の旧盆少し前ごろから鳴き声が聞かれるようになり、ここにきて鳴き方は最盛期です。
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スズムシが鳴くのはオスだけです。
2枚の羽を立てて、その翅をこするように振動させて音を出します。
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スズムシは大人になる時脱皮をします。
脱皮した後は画像のように真っ白い柔らかい姿になります。この後わずか5~6分で成虫の黒い状態に変わって行きますから、タイミングが合わないとなかなか目にすることはできません。(画像はピントが合っていませんが、何とかカメラに収まりました)
スズムシのオスとメスの違い。↓
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左が雄で平たい大きな翅が2枚重なっています。一方メス(右)の体は細長く、おしりの中央に1本角のような黒いものがついています。これが卵管で、これを土の中に刺して卵を産み付けます。
スズムシの食欲は・・・。
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旺盛です。野菜エサと粉餌を与えます。野菜エサは人間の食べるものならスズムシも好んで食べます。小生のこだわりはナスと玉レタスの2種類を与えています。
粉エサは自家特製で、市販のエサに魚粉(主にイワシ粉)と、米ぬかを混ぜて作ります(永年の研究の結果)。
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二日もすると野菜はボロボロ。この段階で取り換えます。
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食事の後は交替で板や炭に止まっています。
日常管理の状態は、
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左がエサを与えた後のケース。これに中図のように蓋をして、黒い布をかけて薄暗い所へ置けば、午後の早い時間帯を除きほぼ1日中鳴いています。
夜間は上図の右の形でベランダへ出しておくと、外からのスズムシの鳴き声を楽しむことができます。
鳴き声が聞かれるのは9月いっぱい。その後は来年に向けたの管理に入ります。