日本郵便(株)が発行する郵便切手にかかる趣味の話題です。
今月中旬に、日本郵便から7月に発行された郵便切手をご紹介ましたが、その中の一部のデザインです。
7月17日に、「史跡名勝天然記念物保護100年記念」の切手が、同制度が大正8年に指定されてから100年を迎えることから10種類の記念切手として発行されました。その切手が下画像です。
ところが、その切手の図案〔2種)が、過去に発行された日本の郵便切手の画像と酷似しているということです。
その1は、上の画像の左の一番上画像(切手)です。その切手を過去に発行された切手と比べてみました。↓
左側が今回発行された特別史跡の84円切手。右が2016年に発行された日本の城シリーズ第6集で使われた82円切手ですのでデザインの酷似している両画像を比べてみてください。題材は「五稜郭跡」。
※ 過去に、郵便料金改定などで額面変更のため同図案で異額面の切手が発行されたことはありますが、目的を異として同図案の切手が発行されたことは、切手収集を楽しむものとしていかがなものかと思います。
小さな芸術として郵便切手にそのデザインやいわれや広く発行の意義意義を周知など多くを目的としてきた日本の郵便切手。信頼を失墜した感があります。
これには、世界でも有数の発行数を誇る(?)日本の郵便切手発行の施策。多すぎてそのチェックができていないのではないかと思えます。
その2は、最初のシート切手の一番下の左側の郵便切手(カモシカの図案)。
左が今回発行の84円切手。右が2019年に発行された同じカモシカのように見える82円切手。
今回の発行目的は、特別天然記念物として「カモシカ」が使用されています。これがまた、2019年に発行された天然記念物シリーズ、第4種の中にデザインされたカモシカの姿と酷似。切手全体では異図案にも見えるが、カモシカの姿(顔も角度、目や鼻、口下、向いている方向や足の運びや体の毛の濃淡の位置などほぼ同様にみられる。(もっと違った角度や違った原画(写真)等がなかったのか。)2019年に採用した画像の原画を使ったか参考にしたのかもしれません。
日本郵便とそれにかかわるデザイナーの皆さんも小さな芸術を愛する多くの方がいますので、今まで以上に庶民(収集家を含めて)に喜ばれるデザインの切手が発行されるよう望みます。
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