二十世紀に入ってから早20年余が経ちました。
寒さが増してくると外での作業がなかなかはどりません。
そんな時、家の中で何かを・・・と思いついたのが、コレクションの開きでした。
当時の郵政省では、1999(平成11)から翌年12月にかけ、20世紀を振り返る切手を全17回(全170種)に分け切手で記録を残しています。
第1回目の発行の10種のシート(初日の記念押印済み)。
今回はちょっと入手が難しい、それぞれの使用済み切手で過去を振り返って行きたいと思います。
お時間がありましたら、20世紀を一緒に振り返ってみませんか。
初回の今期は第1集から第6集までです。
上画像は左半分が第1集分(1999.8.23発行)。右半分が第2集(1999.9.22発行)分です。
①集は主に1900年~1910年ごろの事柄です。
夏目漱石の文学、両国国技館完成、チンチン電車や日露戦争だ題材となっています。
②集は、1910年~1913年ごろの事柄です。
文部省唱歌、白瀬隊南極探検、ニホンオオカミ絶滅、宝塚唱歌隊誕生などです。
上画像は左半分が第3集分(1999.10.223発行)。右半分が第4集(1999.12.22発行)分です。
③集は主に1914年~1920年ごろの事柄です。
東京駅開業、第一次世界大戦、大正デモクラシー、米騒動などです。
④集は、1920年~1925年ごろの事柄です。
箱根駅伝始まる、関東大震災、甲子園球場開場、無声映画全盛などです。
上画像は左半分が第5集分(2000.1.21発行)。右半分が第6集(2000.2.9発行)分です。
⑤集は主に1927年~1928年ごろの事柄です。
映画・鞍馬天狗、東京地下鉄開業、アムステルダム五輪などです。
⑥集は、1929年~1932年ごろの事柄です。
ハンドバッグ・開襟シャツ、国産乗用車生産、のらくろ。日本ダービーなどです。
これらのシリーズのため(販売促進用)、郵政省は、切手発行案内や全シリーズを収容できるファイルも発行しています。(無料配布)
切手発行案内。(各集ごとに発行されました)
◆上の見出し画像は、郵政省が無料で配布した、全17集の切手と発行案内が収容できる専用フィルです。
今回は全17集のうち初期の6集分をご紹介しました。
小生もまだ生まれる前の話題なので直接の該当はありませんが、20世紀初期の話題です。
次回にはその続きをご紹介したいと思います。
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