今月ご紹介しました、愛知県奥三河の旅の折、道の駅「したら」や、奥三河郷土館の施設に隣接して、動態保存の形で保存されたいた古い電車がありました。
廃線:豊橋鉄道田口線の電車です。
道の駅「したら」の横に屋根付きで動態保存の田口線の電車。
豊橋鉄道田口線は、昭和7年12月12日に全線が開通し,昭和43年8月に廃線となっています。
営業区間は、飯田線の本長篠駅から、北へ22.6kmの田口駅まで(最下段の地図でご紹介)。
当時の産業の木材の運搬や、地元の高校(田口高校や鳳来寺高校)生の通学の足にもなっていたようです。(小生もこの電車には10回以上の乗車経験があります)
展示車両は、フリー乗車で自由に内部まで見学できます。
運転席と行き先表示版。速度モーターとブレーキだけの簡単な運転席です。
車両内部の様子。
座席半分は取り払い、当時の遺産が展示されています。棚の上部にも当時の写真が掲示されています。
初期のころは田口鉄道と言ったようです。
鉄道の動態保存では、SLは各地(掛川市内でも)で見にすることは多いのですが、民鉄の電車の動態保存は少ないですね。廃線から54年が経過した今も地元の人々に愛されているようでした。
中央の赤い太い線が田口線の営業区間でした。