『 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が殺虫剤やカビに汚染された米を食用として転売していた問題で、同社九州工場の宮崎雄三前所長(49)は6日、97年に同社が買収した米穀・飼料販売会社が以前から転売を繰り返し、三笠フーズがその手法を引き継いでいたことを明らかにした。10年以上前から事故米が食用に出回っていた疑いが浮上し、大阪府警と福岡県警は食品衛生法違反の疑いもあるとみて、情報収集を始めた。宮崎前所長によると、買収した会社は福岡県大刀洗(たちあらい)町の宮崎商店で、宮崎前所長の父親(76)が創業した。父親は同商店が買収されて以降、三笠フーズ九州工場所長に就任し、同社に事故米の転売を提案したという。三笠フーズの冬木三男社長(73)も転売に同意し、社内に指示した。 その後、三笠フーズは主体的に転売を進め、常態化していったという。事故米と正規米を混ぜて販売していたが、100%事故米だったこともあった。今回、三笠フーズが不正を隠すために二重帳簿を作成していたことも発覚した。農林水産省に提出する帳簿は事故米を工業用に出荷したように伝票を偽造する方法だった。 一方、冬木社長も6日の会見で「(事故米の取り扱いは)10年前ごろに別会社を買い取ってから始めた。その会社側の人間から、買い取って数年後に転用について教えられた。私から(転売を)指示していた」と同様の事実関係を認めた。その上で「経営が厳しくてついやってしまった」と利ざやを稼ぐことが目的だったと謝罪した。両府県警は、農水省からの告発を受け次第、事故米転売をめぐる不正の実態解明に乗り出すとみられる。』毎日新聞
商いは、人に損をさせ、自分さえ金儲けさえすれば良いものでは有りません。昔の大阪商人は商いは信用、お客様有っての商売であり、暖簾と信用が一番大切と考えていました。信用が有れば、お金が無くても商売は出来ると言われた91才の染物加工業のおじいさんの教えを思い出しました。手を抜かず、品質を落とさず、商品の手を抜かず納期日までにきっちり納める事が信用に繋がると言われて事を今も 思い出します。人体に危険な事故米を10年間も転売し多額の金儲けをしてきたかも知れませんが。世間から会社の名前と信用を失い、今後取り戻せないのでは有りませんか。企業人としてモラルも問われます。危険な事故米を販売したことは、もちろん食品衛生法違反になるでしょうが、浪速の商人としての道を外れ、「浪速の商人道」に反する商売のやり方です。大阪商人の暖簾と信用が大切で、何よりも商いの信用を重んじて来た浪速り商人の精神を踏みにじる情けない出来事ばかりです。船場吉兆も伝統ある船場商人の教えに背く商いをし廃業になりました。浪速・なにわ商人の商業道徳の欠如です。浪速の商人の教えは、昔の商いの仕方では無く、現代にも生かされるべき商いの精神と思います。自分さえ儲けて、人に損をさせても迷惑を掛けても良いという利己主義的な商いはいつか破綻すると言う昔の人の教えです。人に恨まれる事を平気でしたり、人を殴ったり、泣かしたりしたら今度は自分が人から叩かれ泣かされることになると言われています。親の因果は、子に巡ル戸言います。人に恨まれるような悪いことをして、悪い因縁を子孫に残さず、子孫を泣かさないようにして下さい。今の日本で企業経営で三代継続するのは、難しい時代です。金持ちは三代続ずの時代です。墓相学では、分家三代続かずと言います。「自分は楽して、従業員をこぎ使い給料をピンはねするような会社は潰れまっせ。人の口にするものをごまかしたり、腐ったりものや危ないものを人に食べさすと結局自分の内臓、腑腐りの病気で死んで行かなあきまへんで」と言われた長年お世話になりましたM氏の言われたことを思い出しました。諺に悪銭と人の垢は身に付かないと言います。人の道に外れたことをしても今度は自分に返ってくるだけです。「天知る、地知る・四知、後漢書」で人間の悪事は、総て天がお見通しです。
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