教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

中2飛び降り、家族に知らせず事故死を「自殺」に修正

2009年05月15日 14時05分17秒 | 受験・学校

『 長崎市の市立中学校で男子生徒が校舎から飛び降り自殺したことをめぐり、当初は「転落死」と処理した市教委が、後に「自殺」と修正していたことがわかった。家族は再三にわたって「自殺」としての認定を求めていたが、市教委は修正したことを家族に報告、説明しなかった。 死亡したのは中学2年の安達雄大君(当時14)。04年3月10日、校内でたばこ所持を教師に見つかり、指導を受けた直後に校舎4階から飛び降りた。市教委は指導と飛び降りの因果関係はないとして、「転落事故死」とする事故報告書を県教委に提出した。  市教委はまた、文部科学省が同年実施した児童・生徒の問題行動調査には事案そのものを報告しなかった。「県教委から渡された調査項目に『自殺』がなかった」と説明している。  安達君の父敏昭さん(47)と母の和美さん(47)は05年9月、報告書を「自殺」に修正するよう要望したが、市教委は「事故報告書は事後に変更する書類ではない」として拒否。両親は06年8月「自殺は行きすぎた生徒指導が原因」として、市に損害賠償を求めて提訴。長崎地裁は08年6月「自殺の予見は困難」として市側の過失を認めなかったが、自殺の原因を「不適切な指導」と判断した。  一方、市教委は07年1月、文科省が実施した全国調査では「自殺の項目があった」として安達君の事案を「自殺」と報告した。しかし、両親には「係争中だから」として修正を説明しなかった。  両親は08年10月、03年度の長崎県の公立中学生の自殺者数が「0」から「1」に修正されたことを知り、市教委に確認。市教委は修正の事実を認めた。  母の和美さんは「何も知らされなかったのはおかしい。係争中だからこそ、修正を言って欲しかった。裁判の結果を受けて、自殺の原因が教師の叱責(しっせき)によるものということを認めるよう、市教委に求めたい」と話した。』 アサヒコム

文部科学省が、行ったいじめやいじめによる自殺の全国調査をしていても本当に正しく報告されているのでしょうか。学校側と各教育委員会の身内の馴れ合い論が国会でも取り上げられました。真実を隠しても、明らかになるのが真実です。中学校の校内で、タバコを所持していて先生に見つかり、指導を受けた後飛び降り自殺したのが事実のようですが、転落事故死は事実に反するのでは有りませんか。長崎市教育委員会は、自殺と報告するのは不名誉名ことで仕事上の不手際と考えたのでしょうか。学校側や長崎市教育委員会の面子や名誉で教育を歪められたら困ります。今の日本も教育界も同じで、臭い物には蓋、自分たちの不手際は皆で庇い合い隠す、体制の上にどつぶりと胡坐を掻く、親方日の丸役人天国です。このまま行けば日本丸は操船不能から、航行不能になり沈没と言うことに成りかねません。教育委員会は、何の為に有るのかより良い教育を実現するためにあるのでは有りませんか。教育委員会不要論も出ている今日、こんなことをしていたら日本中でいじめやいじめによる自殺も無くならないと思います。教育現場の学校と教育委員会の取り組みが無ければ、いじめやいじめによる自殺、非行問題は解決しないのでは有りませんか。未成年者の喫煙は、禁止と言うことを忘れては為りません。保護者としても監督責任もあると思いますが。タバコの所持から自殺したこの問題ですが、中学校の生徒指導にも行き過ぎや不適切な指導に問題が有ったのかも分かりませんが、この自殺した安達君もタバコを所持し、新聞記事からは分かりませんが、喫煙していたのではと想像しますが。本当にタバコを吸っていたのでしょうか。本当に吸っていたら、中学生として反省すべきですね。御両親も自分の子供がタバコを吸っていたことを知らなかったのは問題です。保護者として子供に教えるべきでは無かったのかと思います。良くやっている事ですが、タバコを吸っている高校生は、喫煙後ガムを噛みタバコの匂いをごまかしているようですが、やはり口からタバコのにおいが残りにおっています。残念ながら自殺した安達君はもう帰って来ません。結果論になってしまいました。長崎市教育委員会は、「当初は「転落死」と処理した後に「自殺」と修正し、家族は再三にわたって「自殺」としての認定を求めていたが、長崎市教委は修正したことを家族に報告、説明しなかったことなど教育行政の責任者としての誠意が無く、責任放棄では有りませんか。長崎市教育委員会は、文部科学省が2004年に実施した児童・生徒の問題行動調査には事案そのものを報告しなかった。「県教委から渡された調査項目に『自殺』がなかった」と説明していますが、」教育行政の責任者としての報告義務違反であり、学校を管理する教育委員会として生活指導への真剣な取り組みが足りないように思えてなりません。長崎市教育委員会は、虚偽の報告をし、全学校での自殺ゼロで、長崎市内の学校の評価を下げないように考えているのかも分かりませんし、中学校側も管理職の昇進や勤務業績を考えた措置とも思われますが。教育の原点である「心」と「命」を大切にする教育が今の日本で忘れられているように思えてなりません。学校の管理職への昇進、出世の為の教育実績や各教育委員会の仕事の上の評価も大事でしょうが。教育は、誰の為に、何の為にあるのか忘れては為りません。立身出世主義や事無かれな主義の学校と教育委員会の団子三兄弟では日本の教育は良くならないと思います。裁判以前の学校の生活指導の取り組みの問題では有りませんか。うそやごまかしばかりが教育現場で横行したら、子供達には真実の教育は出来なくなり、将来立派な人間には育たないのでは有りませんか。

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