教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「マスクで予防」過信は禁物 ウイルス、髪や服にも

2009年05月21日 13時12分18秒 | 受験・学校

 『インフルエンザは、感染した人がくしゃみなどをした際に飛ぶしぶき(飛沫(ひまつ))を周囲の人が吸い込むことで感染していく、とされる。 外岡(とのおか)立人・元北海道小樽市保健所長はマスクについて、「着ければ安全、と期待しすぎないほうがいい」。ウイルスを含んだ他人の飛沫が口から入るのを防ぐことができても、髪や衣服などに飛び散っている可能性もある。衣服などに付着したウイルスに触った手を口に運べば、そこから感染することもある。  北里大学の和田耕治助教(公衆衛生学)らの実験によると、季節性インフルのウイルスは、不織布製マスクの表面上で8時間、感染力を持った状態が続いていたという。  国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長も、症状があったり、感染した人と濃厚に接触したりした人が、周囲に感染を広げないために着ける場合に意味があると指摘する。 欧米、日本でも共通してあげられているのは「せきエチケット」。せきやくしゃみをする際はティッシュで鼻と口を覆い、使用したティッシュはすぐにごみ箱へ。そしてすぐに手を洗ってウイルスを洗い流す。英国政府は「自分を守るとともに周囲に広がりを防ぐため」と説明する。  外岡さんは「日本では自分をどう守るかということが強調されがちだが、欧米では感染源にならないためにはどうするか、というほうに比重が置かれている」と話す。 日本政府が今年2月につくったガイドラインでは、市区町村は住民らにマスク着用を勧めることになっている。 ただ、政府の対策本部専門家諮問委員会が、神戸市の高校生らの新型インフル感染が確認された16日に出した「基本的対処方針」では、人込みでのマスクの着用を勧める一方、「屋外では相当な人込みでない限り、着用する意味はない」と詳しく説明した。 英国政府が一般市民向けにつくったパンフレットでは、マスクについて「感染を防ぐという科学的根拠はない」と明記。世界保健機関(WHO)はマスク着用を医療関係者に勧めるが、市民には「口と鼻を触るのを控える」「人ごみを避ける」といった対策のほうがマスクよりも重要かも知れないと呼びかける。 』アサヒコム

くしゃみをしても手を当てぬ人や咳をしても手を当てたり、ハンカチを自分の口二当てないマナーの悪い人が多いのも事実です。「せきエチケット」が守られていない事も日本でも多いと思います。病院でも、人前で手も当てずに平気で咳をしている人もいます。人としての「マナーの問題」です。今回の新型インフルエンザの感染防止にマスクを着用することにより少しは防げると思いますおが。眼鏡を掛けている者に取っては、使い捨ての不織布のマスクで無いと眼鏡が曇り、今の時期暑くてつばの臭い匂いがしますので困りますね。マスクの正しい使い方と手洗いと喉のうがいは必要と思います。鼻の噛み方や後始末も昔の人が言われた事が当たっていますね。鼻をかんだ紙をごみ箱にきっちり捨てること後始末の大切さですね。本当に新型インフルエンザの感染を防ぐには、防護服を着ないと駄目なのかも分かりませんが。防護服を着て電車やバスに乗るわけには行きません。神戸市の病院で発熱外来に来た人を防護服に防護眼鏡にマスクと手袋を付けて、診察に当たっている病院職員の方の写真が新聞に掲載されていましたが、この時期仕事とは言え蒸し暑くて汗を掻いて大変だと思います。「人ごみを避ける」ことは、今回の兵庫県、大阪府の学校の休校措置は正しかったと言えます。子供達が自宅待機を守っていないことが、後になってどのような結果になるか今の所は分かりませんが。新型インフルエンザの感染拡大に繋がらないか心配です。

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休校生徒のカラオケ「お断り」 近畿の店「感染防止」

2009年05月21日 12時36分57秒 | 受験・学校

『休校中の18歳未満の生徒らの「入店お断り」――。近畿2府2県で94店舗を展開するカラオケ店「ジャンボカラオケ広場」(本部・京都市)は18日から、新型の豚インフルエンザの影響で休校となった学校の生徒・児童の入店を断り始めた。同社は「お客様同士の感染を防ぐため」としている。大阪では、ほかの大手カラオケチェーンでも同様の動きが広がっている。  同社によると、密閉空間のカラオケルームは完全に消毒できないといい、18歳未満に絞ったのは「感染者のほとんどが高校生以下だから」。休校中の子供らに自宅待機を呼びかける行政の協力にもなると判断した。  入店の際、学生証の提示を求めて休校の有無を確認。休校中の学校の生徒らが含まれていれば、入店を断っている。大阪の大半の学校で休校初日となった18日、朝から多くの生徒らが遊びに来たという。同社の広報担当者は「中高生だけでお客の3割を占め、経営的には苦しい決断。感染拡大を防ぐための措置なので理解してほしい」と話した。』アサヒコム

今回の新型インフルエンザの影響が思わぬ所に影響が出たと思います。中高生がカラオケルームで遊んでいる実態がよく分かりましたね。密閉空間では、インフルエンザに感染し易いので、カラオケ店も入店をお断りの措置を取ったのだと思います。大人でもカラオケルームでは、インフルエンザの空気感染の恐れがあるので、安全とは言えません。空気清浄機ではどこまで有効でしょうか。休校措置に対して中学校、高等学校の学校側のきっちりした生徒指導も必要だったと思います。学校の先生も繁華街やゲームセンター、カラオケルームを巡回しなくてはならず、何の為の新型インフルエンザの休校措置か本当に分かりません。大阪府教育委員会の職員の人達が、繁華街で中学生の女子生徒に帰宅するように呼び掛けている姿をテレビで見まして、新型インフルエンザの正しい知識や休校の意味を中学生や高校生が理解していないように思えてなりません。自分達のしていることが分からないのか、物事の判断が出来ない中高生の心の貧しさも感じます。もし新型インフルエンザにすでに掛かっていたら、ほかの人達にうつすことになり、又自分達がかがつたら休校解除後、学校での新型インフルエンザの感染者が増える可能性も有ります。新型インフルエンザの休校措置は、普通の休日や祝日では無いのですから、もつと自分たちの健康や周囲の人達への新型インフルエンザの感染や新型インフルエンザの拡大を防ぐ大切さ、新型インフルエンザの感染拡大により、国家の社会的混乱や経済的損失を受けると言うことも学校で教えるべきでは有りませんか。もちろん経済活動よりも、人間の命が一番大切だということを忘れてはなりません。これからは国際的なグロバールな考え方も身に付けるべきでは有りませんか。今回の新型インフルエンザの感染者が日本に出たことで国家の危機感の管理、感染者を受け入れる医療体制や新型インフルエンザの検査制度、学校の休校措置による今の子供達の生活や行動、遊び方、学校行事、修学旅行への影響等の問題が浮き彫りにされたと言えます。厚生労働省も医療関係者も皆で智恵を出し合い協力して、新型インフルエンザの感染者の拡大防止と治療に務めて頂きたいと思います。

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